トルコ、アメリカの対イラン制裁を無視
2018年07月09日20時29分 ParsToday
エルドアン大統領とローハーニー大統領
トルコの政治問題の専門家であるカディオグル氏が、「トルコは、アメリカのイランに対する制裁や脅迫を無視し、
国益に沿って、さまざまな分野でのイランとの協力や関係の拡大を追求する」と語りました。
カディオグル氏は、IRIB国際放送ラジオ・トルコ語のインタビューで、アメリカのイランに対する敵対的な制裁に
関するトルコの立場について、「トルコのエルドアン大統領は、常に、二国間、地域、国際の分野で、イランと緊密な
関係を行ってきた。今後もそれを継続するだろう」と強調しました。
また、イラン、トルコ、ロシアの、シリア問題の解決に向けた協力により、アメリカとシオニスト政権イスラエルの
中東における植民地主義政策は失敗したとし、「トルコの大統領と国民は、アメリカの地域政策に激しい憤りを
感じている」と語りました。
さらに、「トルコは、地域におけるアメリカの政策への報復措置を追求しており、トルコに対するあらゆる行動は、
悪い結果をもたらすということを示す」としました。
カディオグル氏は、トルコは、アメリカの対イラン制裁を認めていないと強調し、「トルコの政治家は、アメリカが、
自分たちの利益のためにトルコと同盟関係を組んだこと、いつの日か、トルコのことが必要なくなれば、
この同盟関係を破棄することを知っている」と語りました。