ピンク色のチョコレート、スイス大手が独自製法で開発
2017.09.07 Thu posted at 15:19 JS CNN
ロンドン(CNNMoney) スイスの業務用チョコレート大手バリーカレボーは7日までに、「ルビー」というカカオ豆を原料とする
ピンク色の新しいチョコレートを発表した。
同製品は上海のイベントで披露された。天然の赤みがかった色とベリー系のフルーティーな風味が特徴で、これまでのチョコレートの
ビター、ミルク、スイートに続く「4番目の種類」と位置付ける。
原料にベリーやベリー香料は使われていないといい、「何年もかけて開発した革新的な工程」によって、カカオ豆のフルーティーな
風味を引き出したとしている。
ただし、バリーカレボーが原料や製造工程について詳しい情報を公開していないことから、このチョコレートの先行きに疑問を投げ
かける声もある。ある専門家は、ここ数年で他のメーカーも「4番目のチョコレート」を売り出しているが、いずれも単なる宣伝で
終わったと指摘した。
バリーカレボーは業務用チョコレートの世界大手で年商は約70億ドル(約7600億円)、従業員数はおよそ1万人。
消費者向け製品の販売は行っておらず、世界のチョコレートメーカーに製品を供給している。