グアテマラ、在イスラエル大使館をエルサレムに移転=グアテマラ大統領
2017年12月25日 09:07 SPUTNIK
グアテマラ共和国のジミー・モラレス大統領は24日、米国に従い在イスラエル大使館をテルアビブからエルサレムへ移転することを
決定したと発表した。
モラレス氏が自身のフェスブックで投稿したところによると、24日にイスラエルのネタニヤフ首相と会話し、議題になったのは
グアテマラ大使館のエルサレムへの移転。モラレス氏は会話後、外務相に対し移転の準備を開始するよう指示したという。
国連総会は今月21日に開いた緊急特別会合で、トランプ米大統領がエルサレムをイスラエルの首都に認定した決定を無効とする
決議を賛成多数で採択。米国とイスラエルに加え、グアテマラや隣国ホンジュラスなど一部の国が反対票を投じていた。
グアテマラやホンジュラスにとって米国は重要な支援国であり、トランプ大統領は同決議案に賛成票を投じた国への金融支援を
打ち切る構えを示していた。
トランプ米大統領は6日、エルサレムをイスラエルの首都だと正式に認め、現在にテルアビブに位置している米大使館の移転する準備を
開始するよう国務省に指示したと発表した。この声明は世界の多くの国家に、中でも特に中東諸国、パレスチナ自治政府に否定的反応を
呼び起こした。