[社説]地震多発地帯に原発密集させる危うさ
大地震は一度起きれば途方もない被害をもたらす。
被害が大きくなりかねない施設には可能性は低くとも大規模の地震に備えて事前の措置をとらなければなら ない。
最も心配されるのが慶州、釜山、蔚山地域に密集している原発だ。
釜山・蔚山の警戒地域にある古里(コリ)と新古里(シンコリ)の原発の場合、
現在6 基が稼動中で2基が建設を終わらせて試運転中だ。
その周辺には活断層が多い。そのうえ原発の半径30キロの中に340万人が暮らしているのだから、危険を 最大限回避しなければな
らないのに、原子力安全委員会は先月23日、新古里5、6号機の建設まで承認した。
政府は安全だとしているが、地域住民が安心しないのは安全審査が充分だったと見られないためだ。
政府は新古里5、6号機の建設許可の審議において一帯の 活動性の断層を調査しただけで、陸地の活断層は災害の分析から除き、
海洋の活断層は調査すらしなかったという。5日の地震は海洋の活断層で起きたのかも知 れない。
古里原発はマグニチュード6・5の地震に 耐えられるように設計され、新古里原発は6・9の地震に備えて設計されている。
しかし耐震設計の強化だけで安全 が約束されるという考えは安易だ。
そのような発想が如何に多くの事故や災難の禍根になってきたか。
原発はそれ自体危険だが、密集させると危険や不安をいっ そう高める。
安全委が新古里5、6号機の建設を手続き上承認したからといって全て片付いたわけではない。
安心してもらえない限り建設反対は続くだろう。
古里・新古里の事故(wikipedia)
古里1号機の停止と事故の隠蔽
2012年2月9日、定期点検中だった古里1号機において外部電源が停止、非常用ディーゼル発電機も作動しない全電源喪失事故が発生[9][10]。事故発生が翌月の3月12日まで隠蔽されていたとして、同日夜に韓国の原子力安全委員会は3月4日から再稼働していた1号機の停止を命じた[10]。国際原子力事象評価尺度(INES)はレベル2。
制御ケーブル偽装
2013年、韓国原子力安全委員会は、複数の原子力発電所で使用された制御ケーブルの試験成績が偽造されていたと発表。新古里原子力発電所では1、2号機(稼働中)、3、4号機(建設中)で問題のケーブルが使用されていたことが明らかになった。
豪雨による23時間の停止
2014年8月25日、稼働中だった古里・新古里の5基のうち1基が、蒸気を冷却する海水の取り入れ口から豪雨により雨水が大量に流入したため停止した。また、古里・新古里原子力発電所の運転を操作する施設が、地下の配電盤が豪雨により水に漬かったため同日16時から翌日15時頃まで約23時間停電し、その間機能をほぼ失った。
新古里3号機の窒素漏れによる死亡事故
2014年12月26日午後5時ごろ、新古里原発3号機建設工事現場でガス漏れ事故が発生し、現場の安全管理担当者3人が死亡した。窒息死とみられる。同原発の広報担当者によると「3号機を補助する建物の地下工事現場を巡回中、窒素ガスが漏れたとみられる」という。
朝鮮半島にある原発は日本国内にあるようなものです。
韓国で原発事故が起こるとあっという間に九州、山陰は放射能に覆われます。
日本に原発があろうがなかろうが、原発事故のリスクはあります。
日本、韓国に原発がなくなっても
中国が・・・
原発がある以上、徹底した安全管理で事故を防ぐしかないのです。
日本列島丸ごと、緊急時に一瞬にしてバリアを張れるようになれば・・・・夢
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