発生から18分後の「緊急地震速報メール」で市民混乱
2016/07/07 09:48 朝鮮日報
前日午後、蔚山市東区の東52kmの海域で発生した規模5.0の地震により、6日、東区日山洞のある道路に亀裂が生じた(2016.07.06)
国民安全処の安易な対応しかも日付に誤り、5分後に訂正のメール。大邱と慶尚北道ではメールが発信されず大きな混乱も
5日夜8時33分、蔚山広域市沖合の東海(日本海)を震源とするマグニチュード5.0の地震が発生した際、
国民安全処(省庁の一つ) は近隣の地域住民に緊急地震速報メールを発信したが、メールに記載された日付に誤りがあり、
しかも実際に発信されたのは釜山など一部地域だけだった。
国民安全処は地震発生から18分が過ぎた夜8時51分、蔚山市中区、南区、東区、北区と慶尚南道昌原市(馬山会原区、馬山合浦
区)、梁山市、宜寧郡、咸安郡の住民に緊急地震速報メールを発送した。
ところがこのメールには地震発生の日付が「4日20時33分」と間違って記載されていた。
誤りに気付いた国民安全処は5分後の夜8時56分「5日20時 33分」と訂正して改めてメールを送った。
国民安全処は昨年5月に中東呼吸器症候群(MERS)の最初の患者が確認された時も、対策の手順を記載した緊急 速報メールを
送ったのはおよそ半月後で、対応の遅れを批判する声が相次いでいた。
緊急速報メールを発送する基準の見直しが 必要との指摘も相次いでいる。
国民安全処は5日「震度4.0以上の揺れが予想される地域に緊急地震速報メールを発送する」という方針に従い、
蔚山と慶尚南 道の一部地域にメールを発送した。
ところが大邱と慶尚北道では体で感じるほどの揺れがあったにもかかわらず、メールが発送されなかったため、
住民の間には 不安や混乱が広がり、消防署などには問い合せや出動を求める電話が相次いだ。国民安全処によると、
5日夜10時までに同処が受け付けた地震発生を知らせる 電話やメールは7918件あったが、
そのうち震度2.0以下の慶尚北道が1895件、大邱が1988件だったという。
携帯 電話の機種によってメールが受けられないケースもあった。
国民安全処は2013年以降に発売されたLTEスマートフォンには自動的にメールが送られるよう にしているが、
13年以前に発売された3Gスマートフォンの場合、
特定のアプリをインストールし必要な設定が行われなければメールを受け取ることができな い。
そのためこのアプリがインストールされていなければ、揺れが観測された地域でもメールが発送されず、
住民は大きなリスクにさらされることになる。
実際に今回の地震発生直後、メールを受け取れなかった蔚山と慶尚南道の住民の間では極度に不安が高まった。
国民安全処は「メールを送る際に担当職員が日付 を誤って入力した。
今後はこのようなミスがないよう教育と訓練を徹底したい」とした上で「メールを送る対象を拡大する方策も検討したい」との意向を明ら
か にした。
朝鮮半島歴代規模4.9以上の地震
日本に災害が起こる度にお祭り騒ぎして喜んでる韓国ですが
韓国に大地震がくる可能性はゼロではないのです。
韓国南東の蔚山沖でM5.0の地震発生…原発地帯、不安隠せず
2016年07月06日08時07分 中央日報
蔚山(ウルサン)近海でマグニチュード(M)5.0の強震が発生した。
韓国気象庁は5日午 後8時33分、蔚山市東区(ウルサンシ・トング)の東52キロの海域で、M5.0の地震が発生したと明らかにした。
M5.0以上の地震が発生したのは 2014年4月以降、2年ぶりだ。M5.0以上は強震に分類される。
この日午後9時24分には蔚山市東区から41キロ離れた海域でM2.6の余震が感知された。
室内で人々が感じるM3.0以上の地震は 2000年以降、年平均8.9回発生している。
この日、地震に伴う大きな被害はなかった。蔚山119総合状況室によると、午後10時現在まで被害状況は届 けられていない。
しかし、建物の揺れを感じるほどの地震が感知されて申告電話が殺到した。
地震は釜山(プサン)や慶南(キョンナム)、昌原(チャンウォ ン)・大邱(テグ)でも感じられた。
イ・ジョンウクさん〔38、釜山市機張郡(キジャングン)〕は「アパート(=分譲マンション)の18階に住んでいる が、建物が2回ほど大きく
揺れた」とし「避難するべきかどうか考えるほど驚いた」と話した。
キム・ヒョングン蔚山環境運動連合事務局長は「原子力発電所に近い海で地震が発生したという点で非常に不安だ」とし
「新古里(シンゴ リ)原発3、4号機と今回の地震の震央地との距離はわずか60キロしか離れていないが、
今後も余震が続くのではないかと懸念される」と述べた。
古里原発のソン・ミファ広報チーム課長は「現在、釜山市機張郡と蔚山市蔚州郡(ウルチュグン)の原発は正常に稼働している」とし
「だが、万一の事態に備えて非常勤務をしている」とした。
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