レバノンが小麦、燃料、医薬品購入のために、40億から50億ドルの融資を求める:財務大臣
23 Jan 2020 ABAB NEWS
ガジ・ワズニ財務大臣
ベイルート:レバノンは、小麦、燃料、医薬品購入の資金を賄うため、
40億から50億ドルのソフトローンを国際援助機関から確保することを検討していると、
レバノンの新聞ザ・デイリー・スターが、ガジ・ワズニ財務大臣の木曜日の発言として
引用した。
レバノンは木曜日、新しい内閣を組閣し、これにより信頼を回復し、深刻な経済危機の中、
外国の援助機関から緊急に必要な資金を確保したい考えだ。
「我々は国際援助機関に対し、小麦、燃料油、薬の購入資金を賄うため、
40億から50億ドルのソフトローンをレバノンに提供するよう要請する」と、
ワズニは語った。
「この資金投入は、1年分の国のニーズを賄い、米ドルの取り付け騒ぎを抑えることにも
つながる」と彼は付け加えた。
急激なドル不足により、銀行は預金引き出しや送金に規制を課すこととなり、
レバノンポンドを直撃、インフレを加速させた。
ハッサン・ディアブ首相は木曜日、深刻な負債を抱えた同国が支援を求めることを
検討している中、複数の外国大使との会談を設定した。首相は3月に満期となる
12億ドルの債務を含め、満期となっているユーロ債をどう処理するのか、決断しなければ
ならない。
レバノンは2018年の国際会議で、諸改革を条件に110億ドル以上の支援を取り付ける
ことができたものの、これらの改革は現在のところ実施には至っていない。