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ポーランドがF35戦闘機を32機購入へ。購入費用は5千億円

2020-01-31 21:45:31 | 軍事・兵器・訓練演習・自衛隊

ポーランドがF35戦闘機を32機購入へ 購入費用は5千億円

2020年01月31日 10:19(アップデート 2020年01月31日 13:02)  SPUTNIK

 

ポーランドは31日、米国から最新の戦闘機F35を32機購入する契約書にいよいよ署名する。

32機の購入費用はロジスティクスや訓練にかかる費用を合わせると46億ドル(日本円で

およそ5千億円)に達する見込み。ロジスティクスには訓練用シュミレーターや予備の部品、

戦闘機の情報管理システムなどが含まれている。

 

待ちに待った契約

ポーランド政府はこの契約締結に並々ならぬ努力を費やしてきた。ポーランド政府の

マリウシュ・ブワシュチャク国防相は契約締結を実現するため、これまでに米国を

何度も訪問してきた。契約書の署名式にはアンジェイ・ドゥダ大統領も出席する模様。

 

この契約についてブワシュチャク国防相は次のように語っている。

「かつてポーランド軍はこれほどの最新兵器を手にすることはなかった。これは

軍事兵器に関していえば、トップ・オブ・ザ・トップ。ほかの戦闘機など足元にも

及ばない性能だ。これで他国の空軍に対して優位に立つことが可能となる」

 

また、ブワシュチャク国防相は仮想敵国についてコメントした中で、「我らが

ポーランドに手を出そうものなら、すぐさま撃退されるだろう、この戦闘機は

それほどの性能を誇る」とした。

 

購入価格

ポーランドはこの契約締結に際して、一定の価格交渉に成功したものの、同国の

国防費はその大半がF35の購入費用に充てられる。米国側は当初、65億ドルの請求額を

突き付けたが、ポーランド側が交渉した末、価格は46億ドルで決着した。

これはポーランドが国防費に割く年度予算の多くを占める。政府の発表によれば、

同国は国防軍の最新化に年間で125億ドルを予算として見込んでいる。

 

MiG29の代替機

ポーランド政府はF35をソ連製のMiG29戦闘機に代わって配備することをこれまで

度々明言してきた。MiG29はポーランド空軍で今もなお活躍している。最新情報に

よれば、MiG29はポーランド空軍で30機近く運用されているものの、近年の事故では

3機のMiG29が失われた模様。

 

トルコ・ファクター

ポーランドがこれほど速やかにF35を購入できた背景にはトルコの要因がある。

トルコはロシア製地対空ミサイルシステム「S-400」を購入したことにより、米国との

関係が悪化している。ポーランド政府はこれまで米国とトルコの関係悪化を注視

しており、トルコがF35プログラムから除外された場合に備え、「列に並んでいた」

といえる。

 

ロシア製ミサイルの購入をめぐるトルコと米国の関係悪化は2019年7月に始まった。

米国はこれまでロシア製ミサイルの購入を中止し、米国製のパトリオットミサイルを

購入するよう、トルコのエルドアン大統領に迫っていた。

 


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