英新空母クイーン・エリザベスが初の試験航海 「最大・最強」の軍艦
2017年06月27日 10:46 AFP
初の試験航海に向けてスコットランドのロサイス造船所を出発した英国の新空母「クイーン・エリザベス」(2017年6月26日撮影)
【6月27日 AFP】英国の新しい空母「クイーン・エリザベス(HMS Queen Elizabeth)」が26日、初の試験航海に向けて
スコットランド(Scotland)のロサイス造船所(Rosyth Dockyard)を出発した。
排水量6万5000トン、全長280メートルのクイーン・エリザベスは英海軍向けに建造された史上最大・最強の軍艦。乗
員1000人、航空機40機を乗せて運用できる。
総建造費は30億ポンド(約4300億円)。エリザベス女王(Queen Elizabeth II)が2014年に命名した。
英政府は2010年に緊縮策の一環で古い空母を退役させており、現在は空母打撃能力を持っていない。
クイーン・エリザベスは当面、英唯一の空母となる。
北海(North Sea)で実施される試験は夏まで続き、年末にはイングランド(England)のポーツマス(Portsmouth)に
ある英海軍基地に入る予定。
就役は2020年の計画となっている。