Sトラック女子500ⅿ チェ・ミンジョンが失格で銀メダル逃す
2018-02-13 22:07:05 KBS
平昌冬季オリンピックは13日夜、ショートトラック女子500メートル決勝が行なわれ、韓国のチェ・ミンジョン(19)が2番目に
ゴールしましたが、ペナルティを受けて失格となりました。
チェ・ミンジョンは、準決勝で、オリンピック新記録の42秒422で1位をマークし、決勝に進出しました。
しかし決勝では、1位のイタリアの アリアナ・フォンタナとほぼ同時にゴールしたものの、ほかの選手を押したと判定され、
ペナルティを受けて失格となりました。
韓国は歴代のオリンピックで、ショートトラックでは唯一、女子500mで金メダルを獲得していません。
また、ショートトラック男子5000メートルリレーで、韓国のクァク・ユンギ、キム・ドギョム、ソ・イラ、ファン・デホンが
オリンピック新記録で決勝進出を果たしました。
韓国は22日に行われる決勝で、12年ぶりの金メダルを目指します。
下記記事にある韓国ネットユーザーによるカナダ選手SNS攻撃の前に、中国・韓国間で同じようなSNS炎上がありました。
韓・中ネットユーザーの度を過ぎたショートトラックへの書き込み爆弾
Posted February. 15, 2018 09:08 東亜日報
「韓国の野郎ども(いい加減)気付け、中国がお前らの父だ」
13日、平昌(ピョンチャン)冬季五輪ショートトラック男子1000メートルの6組予選の結果を伝えるオンラインニュースに
書き込まれた中国語のコメントだ。なんと2万件を超える「いいね」を得た。
予選首位で入ってきた中国の韓天宇(22)がビデオ判定の結果、韓国のソ・イラ(26)を押したのが確認され、失格した事実を
伝えるニュースだった。中国のネットユーザーたちは「絨毯爆撃」のようにコメントを掲載した。
「本当にむかつく。史上最悪の誤審だ」「韓国がどれほど卑劣な国かよく見た」「お前はただの世界のゴミだ」など、
ほとんど露骨な非難が含まれていた。
韓天宇の失格で予選2位となり、準々決勝に進んだソ・イラのインスタグラムにも、「韓国は中国の属国」という意味の中国語での
悪質的な書き込みが8000件あまりもあふれた。一部の中国ネットユーザーは、4年後に開かれる北京冬季五輪を念頭に置いて、
「2022年の北京で今にみろ」と脅しをかけた。
韓国のネットユーザーたちは、「ここまで非難し、罵倒するのはあまりにも情けない」と、中国ネットユーザーを批判する英語と
中国語のコメントで応酬した。しかし、間もなく一部の韓国ネットユーザーらの素顔が明らかになった。
韓国失格でネット憤怒、カナダ選手のSNS炎上
2018/02/14 22:46 朝鮮日報
ショートトラック女子500m、チェ・ミンジョン失格で韓国ネット騒然
「カナダのキム・ブタンは反則王」
SNSコメント欄に誹謗中傷1万件超
13日に行われた平昌冬季五輪のショートトラック女子500メートル決勝で、韓国のチェ・ミンジョンが失格となったことで
銅メダルを手にしたキム・ブタン(カナダ)=24=に対し、インターネット上で1万件を超える悪質なコメントが殺到した。
「追いかけて殺してやる」などと殺害をほのめかす脅迫文まで書き込まれたことから、カナダ・スケート連盟がカナダ警察や
国際オリンピック委員会(IOC)と共に対応に乗り出し、大騒動に発展している。
チェ・ミンジョンは決勝で、アリアンナ・フォンタナ(イタリア)との接戦の末に2位でゴールしたが、キム・ブタンを追い越す際に
手で相手の膝を押したとして失格となった。チェ・ミンジョンはレース後に判定を受け入れるコメントを出した。
しかし怒りの収まらない韓国のファンたちは「ブタンもチェ・ミンジョンを押したのに、チェ・ミンジョンだけが失格になった」
として、ツイッターやインスタグラムなどソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)のキム・ブタンのアカウントを悪質な
コメントで埋め尽くした。「反則でメダルを取った。恥を知れ」「前回は沈錫希(シム・ソクヒ)を押した選手だ。もっと罵倒しよう」
「パパにそうやってメダルを取れと教えられたのか?」など、韓国語と英語による誹謗(ひぼう)中傷が殺到した。
口にできないような性的な侮辱も見られた。
中には「選手への非難は自制しよう」と呼びかけるネットユーザーもいたが、「中継を見ていないのか」などと攻撃された。
キム・ブタンのSNSのコメント欄はあっという間に「炎上」した。レース後1時間で、キム・ブタンのSNSには非難のコメントが
1万件以上殺到し、キム・ブタンは韓国のポータルサイトの検索ワード1位に浮上した。この事態を受け、キム・ブタンは13日夜に
SNSのアカウントを全て非公開に変更した。
カナダのメディアは14日、韓国のネットユーザーらによるキム・ブタンへの殺害予告などを受けてカナダ当局が選手の保護に
乗り出したと報じた。カナダ・オリンピック委員会は「選手の健康と安全のために、スケート連盟とカナダ警察と協力している」との
声明を発表した。カナダ放送(CBC)の記者はツイッターでこの問題に言及し「平昌冬季五輪の暗い面だ」と書いた。
一方、IOCは困惑している。IOCは「望ましくないことではあるが、オンライン上の悪質なコメントまでIOCが統制することはできない」
との立場を発表した。
相手選手に対して韓国人がネット上で猛攻撃を仕掛けるのは今回が初めてではない。
2014年ソチ五輪では、ショートトラック女子500メートル決勝で先頭に立っていた朴勝羲(パク・スンヒ)がエリス・クリスティー
(英国)に押されて転倒し、金メダルを逃すと、レース直後クリスティーのSNSアカウントは「死ね」など韓国のネットユーザー
からの誹謗中傷コメントでいっぱいになった。クリスティーはその翌日「韓国人と全ての選手に謝罪する。朴勝羲が無事であることを
祈る」と謝罪文を掲載した。しかしその謝罪文のコメント欄も炎上し、クリスティーは結局ツイッターとフェイスブックのアカウントを
閉鎖した。
韓国人からSNSで殺害脅迫まで…授賞台で大泣きしたキム・ブタン
2018年02月15日07時04分 中央日報
2018年平昌(ピョンチャン)冬季オリンピック(五輪)ショートトラックで崔ミン禎(チェ・ミンジョン、20)の失格で
銅メダルを獲得した後、韓国人からの悪質なコメントに苦しめられたキム・ブタン(24・カナダ)は授賞台で涙を爆発させた。
14日、江原道(カンウォンド)の平昌(ピョンチャン)オリンピック・メダルプラザでは、前日開かれたショートトラック
女子500メートルに対するメダル授賞式が開かれた。同日、終始暗い表情で観衆を見つめていたブタンは、自分の名前が呼ばれると
壇上に上がって涙をこぼし始めた。授賞式が進み、ファンの歓声が自分に向けられていることに気づいたブタンはその時になって
初めて弱々しい笑顔を浮かべた。
一部では、銅メダルの喜びにもブタンが涙を流したのは一部の韓国ファンがブタンに向かって非難の声を高めたためだとしている。
前日、江陵(カンヌン)アイスアリーナで開かれたショートトラック女子500メートル決勝で、ブタンはレース後半に崔ミン禎と
身体接触があった。これを審判陣が崔ミン禎の反則と宣言し、崔ミン禎が失格となり、ブタンの順位が3位に繰り上げられた。
この競技の後、ブタンのツイッターやインスタグラムなど個人SNSには数千件の悪質コメントが書き込まれた。一部のネット
ユーザーはブタンも崔ミン禎に対して反則を犯したと主張しながら、英語とハングルでブタンのSNSのコメント欄を埋め尽くした。
中には殺害脅迫の内容もあったことが分かった。ブタンはこの一件で自分のSNSをすべて非公開に切り替えた。
ついにブタンの安全のために、カナダ警察とオリンピック委員会などが調査を始める事態にまで発展した。
カナダCBC放送など現地メディアは14日、「劇的な銅メダルを首にかけたブタンは、韓国ネットユーザーから数千件の脅迫
メッセージに苦しめられている」と報じた。実際、非公開にする前までブタンのSNSには「あなたはスポーツ選手でも人間でもない」
「その汚い手を切り捨てろ」「引退しろ」など、ハングルと英語による攻撃的なコメントであふれた。
なんとか笑顔は見せたものの、ブタンは何のコメントも残さなかった。授賞式を終えた後、ミクストゾーン(共同取材区域)に
やってきたブタンは、取材陣のインタビュー要請をすべて断り、弱々しい笑顔と「ノーサンキュー(No,Thank you)」と
いう言葉だけを残して足早に立ち去った。
異常だ。