トルコでクーデターと思われる動きがありました。
下記記事は時系列で経過を掲載しています。
トルコでクーデターか、大統領は国民に阻止を呼びかけ
2016.07.16 Sat posted at 08:13 JST CNN
(CNN) トルコ国営放送TRTは、トルコ軍が同国政権を奪取し戒厳令を敷いたと伝えた。
発表はキャスターが声明文を読み上げる形で行われた。
同国のエルドアン大統領は16日未明、国民に外に出て軍に抵抗するように呼びかけた。
TRTのキャスターによると、声明は「ピース・イン・ザ・ネーション」評議会を代表して作成されたもので、
キャスターは「全ての正統性を失った現政権は転覆された」と伝えた。
エルドアン大統領はビデオ通話アプリを通じたCNNトゥルクとのインタビューで、
国民に対して「街頭に出て軍に答えを示してほしい」と訴えた。
エルドアン大統領は、「今、(首都の)アンカラの広場に向かっている。これは指揮命令系統から外側で起きたことだ」「責任者には必要
な罰を与える」と述べた。大統領がどこから話しているかは不明。
ユルドゥルム首相はこれに先立ち別の放送局で、軍の一部がクーデターを試みたと明らかにし、この試みは成功しないと述べた。
アナルドル通信に対しては、クーデターは「民主主義と国民の主権意思への挑戦だ」と述べ、
関係者は最も重い代償を払うことになると語った。
トルコ軍、国政掌握と声明発表 民主秩序の保全が目的と説明
[イスタンブール 15日 ロイター] - トルコ軍は15日、国政を掌握したことを明らかにした。
民主的な秩序の保全と人権保護が目的としている。
軍は声明で、トルコのすべての対外関係は維持され、法の下での統治を最優先させるとした。
声明は電子メールで送付。国内テレビでも報じられた。
これに先立ち、ユルドゥルム首相は軍の一部が政権転覆を図ったとしながらも、
今回の事件をクーデターと呼ぶことは正しくないと述べていた。
トルコ軍一部集団が政権転覆計画、首相平静呼び掛け
[イスタンブール 15日 ロイター] - トルコのユルドゥルム首相は15日、軍の一部集団が政権転覆を図ったと明らかにした。
治安部隊を動員し、必要な措置を講じるとした。
コメントが民間放送で報じられた。「一部の者らが指揮系統を逸脱し、違法な行動を起こした」と述べた。
その上で、有権者に選ばれた政権が引き続き権力を掌握しているとし、平静を呼び掛けた。
トルコ軍参謀総長が人質に、エルドアン大統領は無事=報道
[イスタンブール 15日 ロイター] - トルコの国営アナトリア通信は15日、
軍参謀総長らがアンカラの軍本部で人質にとられていると報じた。
また、CNNトルコの報道によると、エルドアン大統領は無事という。
トルコ軍は15日、国政を掌握したと表明。民主的な秩序の保全と人権保護が目的とした。
トルコに戒厳令・外出禁止令、国営テレビが軍声明伝える
[イスタンブール 16日 ロイター] - トルコ全土で戒厳令が敷かれ、外出禁止令も出された。
国営テレビTRTのアナウンサーが15日、軍の命令を受け声明を読み上げた。
アナウンサーによると、トルコは現在、「平和評議会(peace council)」が掌握、公共の秩序が損なわれる事態は認めないという。
また、民主的、世俗的な法の支配が、現政権下で後退したとし、新憲法制定に向けた準備が間もなく行われるとした。
アナウンサーはさらに、平和評議会が宗教や人種、言語に関係なく、市民の自由を保障するとも語った。
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