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<中国報道>外交部、誠意あるアフリカ支援を日本に望む。・・中国よりずっと誠意ありますよ。

2017-08-31 21:00:20 | 外交・海外支援

外交部、誠意あるアフリカ支援を日本に望む

2017年08月29日11:31    人民網

外交部(外務省)の華春瑩報道官は28日の定例記者会見で「日本側が自らの意志を押しつけ、アフリカ諸国と他国との関係を

裂くのではなく、アフリカ諸国を十分に尊重することを望む」と表明した。


報道によると、25日に終了したアフリカ開発会議(TICAD)閣僚会合は日本とアフリカ諸国の外相が国際法に基づく海洋ルール

遵守の重要性を確認したとする議長声明を採択した。日本外相は会合で、航行の自由など国際法の原則に基づく海洋秩序の

維持は世界の平和・安定・繁栄にとって必要だと述べた。


これについて華報道官は「われわれの知るところでは、その報道及び日本外相の発言は著しく事実と符合しない。

TICAD閣僚会合はいわゆる議長声明は採択しておらず、会議概要の形で議論の状況を報告しただけだ。海洋に関する内容は

完全に日本側が一方的にでっち上げたものであり、アフリカのどの国も日本の立場に附和しなかっただけでなく、多くの国々が

次々に発言し、明確に反対を表明した。主催国モザンビークの外相は日本外相との共同記者会見で、TICADは開発協力を

話し合う場であり、政治化されるべきではないとし、海洋安全保障に関する内容は大西洋とインド洋に限定されると強調した」と

述べた。


また「TICADは本来アフリカの開発に焦点を合わせる多国間交流・協力プラットフォームだ。アフリカ諸国は会議がアフリカの

開発支援にしかるべき役割を発揮することを期待し、その政治化に反対している」と指摘。


「われわれは国際社会がアフリカへの関心と取り組みを強化することを歓迎する。日本側がアフリカの開発促進において、

自らの意志を押しつけ、アフリカ諸国と他国との関係を裂くのではなく、アフリカ諸国を十分に尊重し、心からの誠意をもって

アフリカ諸国を助けることを望む」と述べた。

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アフリカ開発会議(TICAD Tokyo International Conference on African Development )閣僚会合

8月24日及び25日,モザンビークの首都マプトにて,アフリカ開発会議(TICAD)閣僚会合が開催されたところ,概要は以下のとおり。

日本からは河野太郎外務大臣,堀井学外務大臣政務官及び武部新環境大臣政務官が出席。河野外務大臣は,共催者(国連,国連開発計画

(UNDP),世界銀行,アフリカ連合委員会(AUC))の代表と共同議長を務めた。開催国のモザンビークからはバロイ外務協力大臣が出席すると

ともに,開会セッションにはニュシ大統領も臨席し,歓迎挨拶を述べた。

 

出席者

アフリカ51か国(外相17名,その他閣僚9名,閣僚級12名),開発パートナー諸国及びアジア諸国,国際機関及び地域機関並びに市民社会の代表等

が参加した。

会議の概要

(1)開会セッションにおいて河野外務大臣は,昨年のTICAD VIは日本とアフリカのパートナーシップを新たなレベルに引き上げたとして,アフリカ連合

(AU)の「アジェンダ2063」の実現に向けて共に取り組みたい旨述べた。また,TICAD VIの際に安倍総理が発表した「自由で開かれたインド太平洋戦

略」に言及し,航行の自由等の国連海洋法条約に反映された国際法の諸原則に基づく海洋秩序及び質の高いインフラ投資を通じたアジアとアフリカの連

結性強化の重要性を強調した。さらに,アフリカへの民間投資促進のための環境整備として,投資協定交渉を推進している旨紹介した。

 

(2)河野外務大臣は,全体会合1のステートメントにおいて,日本は,「ナイロビ宣言」の3つの柱(経済の多角化・産業化,保健,社会の安定化)に沿って,

昨年以降約50億ドルの取組を実施し,TICADVを開催した2013年から2016年の間における取組の総額が267億ドルに達した旨説明した。また今後

は民間投資を一層促進するための取組が重要である旨強調した。また,TICADが開かれた包摂的なフォーラムであることの証左として,日本と各国の三

角協力によるアフリカ開発のグッドプラクティスを紹介した。

 

(3)全体会合2では,堀井学外務大臣政務官から,民間投資を促進するための取組として,ABEイニシアティブを通じた産業人材育成や,政府系機関に

よる民間企業のプロジェクトへの融資等の進捗を紹介した。また,質の高いインフラ投資により連結性を強化する上で,経済的な実現可能性と債務持続

性が確保されることの重要性を強調するとともに,国際的な港湾を含む主要インフラが,国際スタンダードに則し,公平で開かれた透明性の高い形で運用

される必要がある旨述べた。

 

(4)全体会合3では,堀井学外務大臣政務官から,人間の安全保障の理念に基づき,持続可能で包摂的な開発を達成するための取組として,感染症対

策の人材育成やユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)に向けた保健分野での協力の他,農業・食料安全保障,若者の職業訓練を含む社会の安定化

のための貢献を紹介した。また,地域の平和と安定及び繁栄にとり,航行の自由及び阻害されない合法的な通商を確保することが重要である旨指摘し,

国連海洋法条約に反映された国際法に則った,ルールに基づく海洋秩序の維持が必要である旨述べた。更に,武部新環境大臣政務官から,サイドイベ

ント「アフリカのきれいな街プラットフォーム」の報告を行った。

 

(5)閣僚会議への報告として,「TICAD進捗報告2017」及び「日本の取組 2017年」を公表するとともに,議論の概要を共同議長サマリーとしてとりまと

めた。

 

赤字辺りが中国が気に入らなかったところでしょうね。議長サマリーにも集約され参加各国に配布しています。

中国は日本がアフリカの振興開発に協力しているのが気になってしょうがないのです。

中国がアフリカを投資漬けにすることを防ぐ力になる役割を、日本は担っていると思います。

西サハラが会議に出席させろと一悶着あったそうです。西サハラは独立を宣言しましたが、多くの国が国家として認めておらず、

会議にも招待されていません。

西サハラの参加を拒み混乱


アフリカ開発会議(TICAD)閣僚会合 河野外務大臣閉会式スピーチ(仮訳)

 

2日間にわたる閣僚会合の各セッションにおいて積極的に議論に貢献していただいき感謝。会合では,TICAD政策とコミットメントの実施の進捗について

確認し,課題と今後の方向性について意見交換。活発で有意義な発言は,まさに全ての参加者の真摯な取組とともに,TICADプロセスに対する高い

期待を表すもの。本会合では,アフリカの成長のための経済改革及び人間の安全保障や強靱な社会の促進について掘り下げた議論を行った。議論の

要点は配布された共同議長サマリーに集約されている。

 

アフリカの経済改革に関するセッションにおいては,民間セクターがいかに積極的にアフリカ大陸の開発に取り組んでいるかを知り,非常に励まされた。

また,質の高いインフラ開発を通じた連結性の強化を含め,より一層直接投資のインセンティブをもたらす環境づくりの重要性を共有。

加えて,公正で開かれた,透明性の高い投資活動を行うため,国際的な規範と基準を遵守する必要がある点も強調した。

 

人間の安全保障と強靱な社会の促進に関するセッションでは,TICAD政策とコミットメントを着実に実施することで,アフリカ自身のアジェンダ2063

及び持続可能な開発のための2030アジェンダが間違いなく実現されることを再確認。また,アフリカにおける開発と安全保障の連携とともに,

良い統治と法の支配の拡大の重要性を強調。さらに,国際法に従った航行の自由と法に基づく海洋秩序の確保により,海洋安全保障が推進されるよう,

協調した努力が必要であることに合意。

 

TICADVI成果の二つ目の柱である「強靱な保健システム促進」に関し,どのようにユニバーサル・ヘルス・カバレッジを推進し,公衆衛生危機への

対応を向上させるかにつき議論。食料安全保障及び栄養の重要性も強調。

 

会合中の充実したかつ有意義な議論により,TICAD7に向けてさらに前進すべく,全ての参加者が一致団結していると確信している。

 

最後に,この会合を素晴らしい成功に導いた共催者の皆さまのご尽力に感謝。また,モザンビーク政府及び国民の皆さまの素晴らしいおもてなしに

心より御礼申し上げる。ここマプトの,素晴らしい景色と美味しい食事が我々に活力を与えてくれた。

 

来年日本で開催される閣僚会合で,皆さまにお会いできることを楽しみにしている