日本「先制攻撃することができる国」野心... 自衛隊、敵基地打撃能力の保有を推進
2017.03.30 01:26 中央日報(朝鮮語)
自民党、北朝鮮の脅威を口実に提案。サードと地上型イージス導入も促進
「敵のミサイル基地を打撃することができる能力を保有しなければならない。」
日本の自民党が早期に政府にこのような内容の提案を提出すると、朝日新聞が29日(現地時間)伝えた。北朝鮮の核・ミサイルの
脅威が高まっているだけに、これに積極的に対応するというものである。しかし、現実化される場合、自衛隊が集団的自衛権を超え武
力行使をすることもでき、激議論が予想される。
自民党内の「弾道ミサイル防衛に関する検討チーム」がまとめた提案によると、敵の基地への攻撃能力保有と弾道ミサイル防衛
システム(BMD)強化策の検討を政府に促す計画だ。BMDの場合高高度ミサイル防衛(THAAD・サード)システムと地上型イージスシ
ステムの導入が骨子だ。
自民党内で、このような議論が急進展し始めたのは、去る6日、北朝鮮が発射した弾道ミサイル4発のうち3発が、日本の排他的経済
水域(EEZ)内に落ちた直後だった。
今回の提案にも「昨年、北朝鮮は弾道ミサイルを20発以上発射した。新たな段階の脅威に突入した」北朝鮮発リスクを強く打ち
出した。その対応策として、長距離打撃が可能なクルーズ(巡航)ミサイルなどが挙げられたと朝日は伝えた。
ヤン・ウク韓国国防安保フォーラム首席研究委員は、「現在、日本は巡航ミサイルを持っていないが、早期に開発する能力を備えた"と
しながら"すでに航空自衛隊F-2戦闘機は地下バンカー攻撃が可能な合同精密直撃弾(JDAM)を装着して訓練している」と述べた。
2012年安倍晋三(安倍晋三)首相が再執権して以来、日本政府は、毎年、軍備を増やしている。
今年の防衛費予算は5兆1251億円(約51兆4519億ウォン)で史上最大だ。
日本の平和憲法改正と軍事力拡大への懸念が出てくる中で、自衛隊の攻撃力の確保が韓半島を危険にさらすことができるという見方
もある。
パク・ヨンジュン国防大教授は「日本が韓国との協議なしに恣意的判断に基づいて、北朝鮮の攻撃に出る場合、私たちは膨大な被害を
見ることができる」と憂慮した。