欄間、掘り炬燵、掛け軸、桐箪笥、雪見障子・・・・
もしかしたら、私たち日本人よりも日本を心から愛してくださっている海外の方が、日本の伝統家屋の魅力を知っているかもしれません。
日本の伝統的な技法が施されている物件や物品が残されているお家を外国人の方に売るという商売を行っている方々がいます。その名も「空き家ハンター」
さまざまな空き家に赴き、外国人にとって魅力的なポイントはないか、お客様へPRするための情報として収集していきます。
中には重箱や昔のそろばん、囲炉裏や漆食器などがある物件も。これらは、日本の伝統に触れながら生活したいという夢を持つ海外の方にとっては正にお宝物件。日本を心から愛する外国の方はもちろん、地域住民との交流も欠かせません。作法や礼儀やマナーを勉強しながら、少しづつ地域住民との心の距離を縮めていく。土足で地域住民と交流することは失礼にあたります。
ですが、ここで重要なのは我々日本人も海外の文化や言語を積極的に学ぶという姿勢を忘れてはいけません。
確かに、初めてその土地に引っ越してくる方はよくわからない。これは、国籍に関わらず日本人であろうが外国人であろうが、相手がどのような方か知るまでは、「怖い」という感情があって当然でしょう。問題は、最初は怖くても地域の人から、また新しく来られた方から歩み寄り、お互いがお互いを知ることで相手に対する「怖い」という感情から「信頼」へと変わっていきます。
山間地域で暮らす外国人の方から「英語」を学ぶことができるかもしれない。海外の文化などの貴重なお話を聞くことができるかも知れない。お互いが傲慢になるとことなく、お互いがお互いを尊重して初めて素敵な関係を築くことができるのではないでしょうか。
日本の文化や伝統を愛し続けていただける皆様と、一緒に未来の日本をつくっていきましょう。
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