金生遺跡を世界遺産 世界標準時の天文台にしよう会

日本列島とギョベクリテペ、ストーンヘンジの比較

日本列島とギョベクリテペ、ストーンヘンジの比較

 

          図 神子柴遺跡との歴史年代の比較です

 

1. 神子柴遺跡から知ること

        図 神子柴遺跡での遠距離からの会合と集散


神子柴型石斧と両面加工尖頭器などの列島内移動
これだけの石器の100キロメートルを越えての集散と移動、集合には月齢の暦の存在無しに可能になるとは思えない。
刃部磨製石斧の存在があり、丸木舟による海外への進出と、帰還も想定できる


2. ギョベクリテペは
1万2,000年前に作られた人類最古の神殿とされている
現時点で、ギョベクリテペ遺跡は、「人類最古の神殿」だとか「人類最古の聖地」だと言われている。
紀元前8,000~9,000年前に建てられたと推定され、つまりは約1万2,000年前に作られた神殿であるとの想定される。
ギョベクリテペ遺跡には、T型のトンカチのような巨大な石柱が円形状に並んでいる。その高さは6メートル以上。石の重さは20トン近くある。こうした巨大な石を動かすには、人手がいる。
けれども、その時代に農耕はまだ始まっていない。狩猟時代でありながら、それを動かすだけの人間が大勢いたということがうかがえる。
現在発掘されているギョベクリテペの最も特徴的な遺跡は、複数の円形状の遺構です。ギョベクリテペでは巨大なT字型の石柱がいくつも円を描くように並べられており、直径約300mに及ぶ範囲内に約20個の円形状の遺構が確認されている。これらの石柱には人や動物、神話的な生物などの彫刻やレリーフが施されおり、石柱の総数は200本以上、高さは約6メートル、石柱の重さは約20トンに及ぶ。
これらは明らかに意図的に配置されており、神殿のような造りをしているのだが、いまのところこの構造物が何に使われていたのかははっきり分かっていない。また石柱には人や動物やレリーフが描かれていたが、これについても意味はわかっていない。中にはこれが「最古の象形文字」ではないかと考える者もいるが、意味があるものかすらわかっていない。
ただこのギョベクリテペはその建造時期やこれらの事から、農業が始まる以前にも人類が複雑な社会的・宗教的な構造を持ち、大規模な建築物を建設できたことが示されているのです。

3. ストーンヘンジは
イギリス南部のソールズベリー平原に位置する古代の巨石遺跡で、
 その歴史は約5,000年前の新石器時代にまで遡り、紀元前1500年ごろまでに複数の建設段階が加えられました。 この先史時代の記念碑は、重さ約25トンにも及ぶ巨大な石を円形に配置して作られたものです。
 石の一部である「ブルーストーン」は、約200キロ離れたウェールズから運ばれてきたと考えられています。これは、ストーンヘンジが抱える地球上最大の謎の一つとされています。 
Nature誌に掲載された新たな論文によれば、ストーンヘンジの中央に位置する祭壇石が、今からおよそ5,000年前に、現在の場所から700kmも離れたスコットランド北東部から運ばれたものだとわかったそうです。
アベリストウィス大学地球科学教授のNicholas Pearce氏とRichard Bevins氏、ロンドン大学考古学研究所のRob Ixer氏ら研究チームのメンバーが、研究結果に関する記事をThe Coversationに掲載しました。
それによれば、この祭壇石は長さが5mもあり、重さは6トンにも及ぶといいます。さらに5,000年前は新石器時代にあたり、当時のイギリスにはまだ車輪はなかったこともわかっています。
つまり、日本でいえばおよそ東京から中国地方に相当する長距離を、車輪もなしで運んだということになります。詳細な輸送手段はわかっていないようですが、とにかく驚異的なことであることはわかりますね。
論文と記事の情報から、700kmという直線距離に加えて、森林などが輸送の障壁となったこともあり、イギリス沿岸の海路で輸送された可能性もあるとのこと。

もう一つの謎は、その用途に関するものです。宗教的な礼拝の場、天文観測所、または埋葬地として使用された可能性が議論されていますが、未だ結論には至っていません。
 ただし、確実に言えるのは、この遺跡が夏至に合わせて設計されており、その時期に幻想的な雰囲気を生み出しているということのようです。
 毎年6月21日の夏至の日の出には、太陽光が特定の石を通り抜け、神秘的で魅惑的な光景を作り出します。
この現象は、古代の人々にとって重要な意味を持っていたと考えられるとされています。
イギリスのストーン・ヘンジ。ストーンヘンジもまた、夏至の日の出と冬至の日没を観測する装置であったことが指摘されています・・・ というがそんなもの観測では分らない。
そのストーンへンジには、中央付近に「祭壇石(Altar Stone)」と呼ばれる石があります。「Stone 80」です。
Stone 80 は紫がかった緑色の砂岩で、縦4.9m・横1m・厚さ0.5mのサイズで、重さは6トンとされます。地面に埋め込まれたように横たわっています。
今回、この石だけがスコットランドのオークランド盆地から750キロ以上離れたストーンヘンジまで運ばれてきたことが明らかとなり、この石が格別重要な役割を果たしていたことが推定されます。
Stone 80 は夏至の日に太陽が昇る方向に合致していると言われていますが、実際の位置関係をみると、私にはとてもそのようには見えません。この石は220°の方位(真北から東に40°振れる方角)に位置する何かを礼拝しているように見えます。と桜田氏は云います。

 現在、世界中の科学者や学者がさらに興味深い発見を続けており、この遺跡の建設に関する謎が近い将来解明されるかもしれません。
 さらに、ストーンヘンジは太陽との関連だけでなく、月、特に大陰暦との関係も指摘されてもいます。
このように解説されている。


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コメント一覧

johmonkinseistar
>山本 修司 さんへ
>はじめまして。人間のルーツを探るようで興味深いお話です。ひとつひとつ解明されてい... への返信  有り難うございます。西アジアより西には、20000年前から10000年前までの文明の基礎技術文化を開発した時期の歴史記録は無いと思います、ここが抜けているので、数学の始まりがどのようだったのか、土器、弓矢の開発も、何時まで経っても解明されないものと考えます。縄文時代の歴史が正しく認識されない限り、文明開始のまでの歴史は・・・、問題は縄文時代の歴史認識に有ると思います。既にこの40年で全て解明されているのでは無いかと思っているのですが。
山本 修司
はじめまして。人間のルーツを探るようで興味深いお話です。ひとつひとつ解明されていくのが楽しみですね。
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