ときどき植木屋

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遺影の準備を迫られて

2015-03-02 21:11:17 | 日記
 先日、娘の嫁ぎ先の義父がお亡くなりになった。病気などしたことのない89歳でしたが、突然体調を崩し、家族の、とりわけ義姉の献身的な付き添いをいただきながら、3週間の入院加療で天寿を全うされた。嫁いだ娘を随分可愛がって下さった優しいお義父さんだった。告別式に飾られた遺影は、優しかった義父の人柄を忍ばせるもので、それを見た家内が「お父さんもちゃんとした写真を撮っとかないと。今日より若い日はないのだから」と迫るのである。

 平均寿命までまだ5年、平均余命ではまだ12年もあるというのに遺影でもないだろうと思うのだが、すでに75歳。まだ意識のはっきりしている間に撮っておいても良いかもしれない。

 カメラは好きで、他人の写真はよく撮るのだが、自分が映されるのは苦手で、アルバムを見ても遺影として飾れるような写真が無いのも事実であり、家内のリクエストに応えてみよう。