落語の発祥は安楽庵策伝(あんらくあん さくでん)の『醒睡笑(せいすいしょう)』といわれます。策伝は浄土宗の僧で茶人としても知られます。江戸時代初期に笑い話をまとめました。
その内容の多くは京都を中心とした話です。
織田信長が京都に来たときに、築造がさかんになり、
花より団子の京になりにけり
きょうも’いしいし’、あすも’いしいし’
と、はやすのが流行ったというけれど、それは「いしいし」が団子をしめす女官の言葉だったらしく、織田信長が団子好きだったことを揶揄したらしいのです。
同じ時期に「昨日は今日の物語」といった笑話集もあるので、江戸時代になって庶民が笑いに興じることができるようになったのかもしれない。
こうした話は多く上方を中心としたものです。
1600年代後半、浮世草子の作者井原西鶴も大坂を中心に活動しました。
こうした笑いに関する話の多くが上方から出ていることから、笑いはやはり関西からと思わせます。