ここ、猿喰(さるはみ)新田というところなんですが。
面白い地名なので、なんとなく耳に残っているけど、
特に深く考えたことはなかった。
昨年、たまたま門司港の酒祭りで、
「猿喰」というお酒をはじめて造ったというので、飲んでみた。
この辺で作られたお米で作ったので、この名前らしい。
この猿喰新田というのが、江戸時代の中期に大飢饉が起こった時に、
それを憂いて、庄屋だった人が私財を投じて干拓事業を行い造られたものだった。
そんな由緒ある新田だと、その時はじめて知ったのだ。
これが、18世紀中ごろに造られたものだなんて・・・
今は、お米が余って減反されているので、
新しくお酒のために猿喰米を作って、おいしいお酒になるなら
きっとご先祖様も喜ばれることでしょう。
ふ~ん、そうにゃの?
猿喰米っておいしいの?
因みに、近くに「鹿喰」って所もあるのよ。
きっと山ばっかりで、田んぼがなかったんだね。