聖書の中でイエスは、暗闇と絶望の中にいる人々に希望を与える話をされています。イエスは常に希望を持ち、どんな状況に置かれてもその中で喜びを見いだされています。事実、悪霊に打ち克てる力はイエスだけが持っておられます。悪霊はイエスを非常に恐れるため、どんな人でもその心にイエスがおられれば、平安に満たされるのです。安定した心を土台にして柱を建て、壁を貼り屋根をふけば頑丈な家ができあがります。いくら雨が降っても嵐が起こっても、揺らぐことのない心になります。しかし舟の上に頑丈な家を建てても意味がありません。舟自体が揺れるたびにある時は東京湾に、またある時は横浜の海に流されてしまいます。このような事態にならないよう、しっかりとした土台をもとに心の家を建てていくべきです。私が多くの人たちに揺らぐことのない真理を紹介することにより、彼らの心が安定し、暗闇から逃れ、もはや悪霊に心を奪われることなく、健全に暮らしているたくさんのケースを目の当たりにしました。霊能者の中には、悪霊の力に打ち克つためには、自分たちが祀っている神を鎮めるために儀式をしてあげなければならないなどと言う者もいますが、そのようにして鎮められる神がいるのではありません。力を得るためには儀式をするのではなく、自分の中にある打ち克つ力を見つければいいのです。これは宗教の話ではありません。真理に基づいて心を整理し、悪霊に吹き込まれた考えに引きずられない知恵を持つことが重要です。