その気付きが私の人生にたくさんの変化をもたらしてくれました。自分が持っている心の尺度が間違っているため、その尺度で何を計っても間違うしかないという事実をはっきりと悟りました。またそれまでは自分のことにしか興味がなかったのですが、ほかの人の意見を受け入れられるようになりました。以前だったら『私よりも劣っている人にできることが、何で自分にはできないのだろうか?それはきっとついていないからに違いない!』と自分を無理に納得させていましたが、自際に自分こそが劣っている者であることが分かったのです。何より自分の心に悪の気持ちがあることを知りました。『私は狡猾な人間なんだ。そして偽り者だ』そう思うとむやみに話したり大声で怒鳴ったりすることも減りました。またこれをきっかけに聖書を読み始めました。聖書の中にある心の世界を知ることで、自分がどれほど未熟な人間なのかをさらにはっきりと思い知らされました。