→受験生から出る質問に受かるために何をすればいいのか?というのがあります。
一言でいうと、あなたがどのような人間で、一人の建築家として生きていくために将来どのような人間になりたいのか?という人生のアウトラインと目標を自分自身で自分の頭で考えそれを明確にし、なぜ沢山ある大学の建築科の中で早稲田の建築科で勉強しなければならないのか?これから必要とされる建築とは何か?自分が作りたい建築とはどういうものか?建築家として生きていきたい理由は何か?自分の価値はどういうものか?人にないあなたの強みは何か?など見せ方を工夫する事であり、その証明である自己PR資料の自分の独自価値をあなたの10代という年齢で追求しなければなりません。ある意味人生の長期目標への旅立ちを目的という海図という志と心構えをもち自己証明する機会でもあるのです。
また、なぜ早稲田建築科が“建築工学”と“建築芸術”という2つの教育目標や理念を中心においている意味を知り、実際に創立以来造形表現としてデッサンという“実技試験”を、なぜふつうの大学の工学部があまり実施していない入学試験を長年にわたり行ってきているのか?という事なども踏まえ、学科の勉強のほかにもドローイングや自己PR資料の制作がなぜ必要なのかも、あなたの頭で一度大学側の立場に建って良く考えてみてください。
プロのプレゼンテーションはまず、相手をよく知り研究しどういう人材が望まれているのかを自分で様々な資料や歴史、現場、科や研究室の内容などを含めて様々なリサーチを行い、それらを良く精査し俯瞰して自分の立ち位置と強みを十分に考えて、その解答を図や言葉や社会証明を背景として自己証明するストーリーを視覚化し、最高の説得力のある世界で唯一の独自の勝つプレゼンにしなければなりません
。
・エジソンやステーブン・ジョブスのプレゼンのようにです。セミプロを目指そう!
出たとこ勝負は通用しません、何しろ相手は建築の歴戦錬磨のプロなのですよ。高校の先生のように優しくはありません、そういう我が国の最高学府で建築という我が国の建築の歴史を創ってきた大学で教えている専門家ですので、自分でわくわくするような自己PR資料を早い時期から制作していくことを個々でアドバイスします。自己PRも何度も練習しなければいけません、自然体で口にでき説明も不自然でないようになるにはやはり練習です。鏡やビデオに撮りそれを何度も繰り返して修正してください。時間も2〜3分で自己紹介ができるように。
自己PR資料はテキストや様々な社会証明、写真、自分の内面的な世界観を証明する、様々なデッサン、ドローイング、絵や立体造形作品など全体に編集やデザイン力がはいりますので、とても時間がかかりますよ。夏休み明けでは十分な自己PR資料制作には間に合いませんので、今すぐ初めてください。
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