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北京政府は何やら「二つのオプション」として、こんな提案をしております

1999-03-23 22:33:14 | ゾンちゃんの朝ヤム
クソーまた曇りか畜生。なかなか犬洗い日和にならねえな。

それにしても最近、毎回毎回天気の話で始まってねえか? イギリス人じゃあるめえし、大体、いっくら香港の天気っつっても、離島ヴァージョンだからな、日本から香港に来る人がこれ鵜呑みにしちゃうとマズいんだけど。あ、あと私、人三倍寒がりだから「おっそうか寒いのか」なんてコート着て来ないように。いりません、コート。

不思議なのが、ア*リカ人とか、オ*ストラ*ア人だよな。どうしてアイツらって、世界各国どこ行ってもTシャツ1枚でムキムキ歩いてるんだ。もひとつ不思議なのが、どうしてどうして、日本人のネーちゃんって、ドイツもコイツも二人組でツルんで旅行に行くんだ、一人で何も出来ねえのかよ。いちいち怒るなよアタシも。

ま、おさる君みたいに、来るなりいきなりバリバリ、自分のやりてえ事やり倒してく頼もしいヤツもいるから、心配しなくてもいっか。あ、ところで、某所の管理人女がキミのこと見張ってるみたいだから、気をつけてなヒヒヒ。今出かけてていねえと思うけど。

あーもー、サーチエンジンの検索結果の頭の方に「クソー」だの「畜生」だの出ちゃうと恥ずかしいもんで、言葉遣いには気をつけようと思ってたんだけど、やっぱそれじゃ調子出ねえわ、くっだらねえ事気にしてないで、やりたいようにやろうっと、ブツブツ。

*ご注意:このサイトは、お子様には推奨出来ません

ついでだから、も一発コン畜生、と意味もなく乱暴な言葉を吐きつつ、今朝のヘッドラインです:

***オ、オレたちのせいじゃないッスよお(香港ジョッキークラブ・談)***
(太陽、東方)

だから、どうしてそおゆう勝手な訳を付ける私。善良なニホンジンの皆様が惑わされちゃうじゃねえかよ、と言いつつ、好きなおんでついつい。

これは、昨日のヘッドラインで全紙出揃ったニュースの続報。香港競馬界の「明日の星」こと、ウィリー・カン(簡慧楡 Willy Kan Wai-yue)騎手が、日曜日のレースで死亡したのは、トラックに安全上の問題があったのではないか、との厳しい追及にビビったクラブ側、朝から現場検証した上で発表したコメントが「問題はなかった、あれは不運な事故だった」

しかしこれ、注目浴びてるだけあって、やってる最中から写真、バシバシ撮られまくっておるのですが、トラックを歩く彼らの足が、踝の更に上の方まで草に埋もれてズッポリ。誰が見ても草ボーボー状態。昨日は朝から草刈りやったようですが、ソレ、遅いっちゅうねん。

何しろ日曜日のレースでは「奇妙な」ことに、転倒する馬続出。ウィリー嬢が騎乗した「漢廷之宝(Happy King)」号は、強制引退、「歓楽組合(Joy Mass)」号、勝出(Primo)」号両名は、脚骨折したんでしょうか、ううう「人道毀滅」って書いてあるけど、これって...安楽死させるってこと?ウエーン。更に2頭も、引退が決まっております。

ところで頭カラッポのわたくし、昨日ウィリー嬢の年齢を間違えてお伝えしただけではなく、お名前まで間違えておりました。申し訳ございません:

誤 簡彗楡
正 簡慧楡

バカボケカス。すんまへん。

***「ブラーヴォブラーヴォ」とイタリアの小男、大ハシャギ***
(SCMP、HKS)

これっ。またそういう事を。

これまたスンマヘン、どーもジョン・クリーズ(モンティ・パイソンの一人)様の影響で、すぐ民族蔑視ジョークにはしる私。

本当のニュースは、昨日(香港時間)発表された99年のアカデミー賞。だって、ロベルト・ベニーニ監督(「Life is beautiful」で外国映画賞受賞)、ホントに大ハシャギしてんだもん。

***香港滞在延長中の大陸人、初公判***
(HKS)

最近さっぱり出しておりませんでしたが、忘れていたわけではありません、居留権問題。

1月の終審法院(The Court of Final Appeal 日本の最高裁判所に相当)の画期的な判決の後、いきなり雲行き怪しくなってしまった、大陸生まれの子供の香港居留権。このところ出していなかっただけあって、どうも当事者はともかく、香港の一般市民の皆様の間にも「もういいんじゃないのアレは」的ムードが漂ってきたような気がいたします。

昨日は、香港政府に抗議して座り込みを続けていたグループのうち、裁判所の結果が出るまで「暫定的滞在延長」を認められた17人の最初の公判(一審)が開廷されたんですが、これがまた...堂々廻り。

終院の判決が画期的だったのは、突き詰めて言えば「少なくとも片親が香港の永久居民であれば、両親が法律上正式に結婚していなくても、その子供は香港に住む権利がある」という点。そんな条件は(おそらくほとんどの子供は)とっくにクリアしておるのです。そして今回焦点となっているのが「大陸で発行された許可証が必要かどうか」という点。

「そりゃ、いるんじゃねえの」なんて、呑気な事、言わんで下さい。それじゃあまるっきり、今までと何ら変わらないに等しいんスから。お上の言うことハイハイ聞くのは何も、日本人の専売特許じゃねえんですが、この「許可」、大人しく出るのを待ってた日にゃ、10年ぐらい、かる~く経っちゃうんですよ。現に、何が何でも居留権を手にしようと、香港にオーバーステイのまま残ってる「子供」の中には、すでに30代の方もおります。昨日の17人中、最高年齢はなんと、ワタシより年上の39歳。待てますか、あなたなら。

法律文書ってホンマにややこしくてもう、Aとも取れるし、Bとも取れるんで、今の段階で「あっちがイエスでそっちがノー」なんて具合にはっきり言っちゃいたくないのはヤマヤマなんですが、あんまりわかりにくくてもアレなんで、取り敢えず説明しますと、「大陸で発行された許可証」は、弁護団側は「必要ナシ」、政府側のジェフリー・マー(馬道立 Geoffrey Ma)弁護士は「アリ」と、この点に関しては真っ向から対立。

しかしまたこれ、「可哀相だから」と言うだけで許可するわけにもいかないんです。何しろ、この先、何万人いや何百万人のケースがかかっておりますからな(現在正確な人数は、世界中の誰にも判っていないそうですが、推定100~300万人の間だとか)

折しも初公判に先立って、北京政府は何やら「二つのオプション」として、こんな提案をしております:


  1. 香港特別行政区が、居留の視覚を持つ中国本土生まれの子供すべてを受け入れる事が出来ない場合は、全国人民代表大会(National People's Congress)常務委員会(Standing Committee)が、香港の基本法を「再解釈」してはどうか

  2. 全人代(国会にあたる。すなわち立法権がある)自身が、基本法を修正してはどうか。


...ヤラれた、って感じ? 北京は、余りにも人数が多い事や、それでなくとも香港がずっと、人口過密と住宅不足に悩まされている事を承知の上で、「困るのは君たちの方じゃないの? もし何だったら、うちで「お手伝い」してあげてもいいけど」と言っとるのです。イヤハヤ、どこまで抜け目のないオヤジども。ここまで来ると、もはやアッパレ、と思うのは私だけ?

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