言葉が分からないが、東京世界台湾同郷会に参加した
作者 Junko FOX(香港在住)
さて、素人につき講演内容や台湾語の話ではお役に立てそ うもありませんが、その後、瞬く間に大きな話題を呼んだ陳水扁総統からのメッセージを現場で見られたのも然る事ながら(と言うより、現場にいたばっかりに、そんな重要な事を言っていたのに全く気が付かなかったのが如何にもマヌケ)、それにも増して、普段は見る事のない「報道されない部分」、どんな人が、どんな風に、どんな表情で、どんな雰囲気で、どんな事をするのか。言葉がわからない分、最初から最後まで子供のようにただただ夢中になって見つめていました。
私は本会議のみで、歓迎会や晩餐・音楽演奏「台灣之夜」には参加しませんでしたが、それでも会は終始、和やかな雰囲気と暖かい笑いに包まれ、活き活きとして楽しそうな彼等を、間近で見て、感じることが出来たのが、何よりも大きな収穫でした。
また、会が始まる前、何とか入ろうと当て所なくホテルの2階をウロウロしていた時、次々と到着して互いに再会を喜び合う同郷会の人たちの声で周囲が次第に包まれていき「これが台湾語か!」と思った最初の印象は、忘れる事が出来ません。音の高低が少なく、圧倒的に中間トーンの、落ち着いた、丸みのある、柔らかい音。今まで想像していたのとは全然違う。広東語だってヨソの地域の人には全く通じないほど違うけど、少なくとも中国語の一種には聞こえます(だって「我」が強いんだもん) でも台湾語ってこれほど違う言語だったのか、ガーン...これで、あのセワしなく音が上下してキンキンする北京語喋らされたら、性格まで変わっちゃうんじゃないだろうか?
こんな事を言うと「当たり前だ!」と怒られそうですが、台湾人には台湾語が必要なのだと実感した瞬間でした。
***
ともあれ、素人の印象はこの辺にしておいて、紆余曲折の末、見事参加に成功した時にいただいた沢山の資料のうち、大会のパンフレットから、各講演者の演題と在日台灣同郷会会長の林建良さんによる大会テーマ談話をご紹介します。確かこれは「台湾の声」にもなかったんじゃないかな。
作者 Junko FOX(香港在住)
さて、素人につき講演内容や台湾語の話ではお役に立てそ うもありませんが、その後、瞬く間に大きな話題を呼んだ陳水扁総統からのメッセージを現場で見られたのも然る事ながら(と言うより、現場にいたばっかりに、そんな重要な事を言っていたのに全く気が付かなかったのが如何にもマヌケ)、それにも増して、普段は見る事のない「報道されない部分」、どんな人が、どんな風に、どんな表情で、どんな雰囲気で、どんな事をするのか。言葉がわからない分、最初から最後まで子供のようにただただ夢中になって見つめていました。
私は本会議のみで、歓迎会や晩餐・音楽演奏「台灣之夜」には参加しませんでしたが、それでも会は終始、和やかな雰囲気と暖かい笑いに包まれ、活き活きとして楽しそうな彼等を、間近で見て、感じることが出来たのが、何よりも大きな収穫でした。
また、会が始まる前、何とか入ろうと当て所なくホテルの2階をウロウロしていた時、次々と到着して互いに再会を喜び合う同郷会の人たちの声で周囲が次第に包まれていき「これが台湾語か!」と思った最初の印象は、忘れる事が出来ません。音の高低が少なく、圧倒的に中間トーンの、落ち着いた、丸みのある、柔らかい音。今まで想像していたのとは全然違う。広東語だってヨソの地域の人には全く通じないほど違うけど、少なくとも中国語の一種には聞こえます(だって「我」が強いんだもん) でも台湾語ってこれほど違う言語だったのか、ガーン...これで、あのセワしなく音が上下してキンキンする北京語喋らされたら、性格まで変わっちゃうんじゃないだろうか?
こんな事を言うと「当たり前だ!」と怒られそうですが、台湾人には台湾語が必要なのだと実感した瞬間でした。
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ともあれ、素人の印象はこの辺にしておいて、紆余曲折の末、見事参加に成功した時にいただいた沢山の資料のうち、大会のパンフレットから、各講演者の演題と在日台灣同郷会会長の林建良さんによる大会テーマ談話をご紹介します。確かこれは「台湾の声」にもなかったんじゃないかな。
~2002年世台會東京大會~
台灣心 台灣魂」
確立「文化兩國論」
加速「正名運動」脚歩
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【議程表】
8月2日
13:00~ 報到
14:00-17:00 理事會
17:30~ 入場
18:00-22:30 認親結縁晩餐會
インターネットで李登輝前総統から祝辞
司会:陳明裕
来賓:羅福全(台湾駐日代表)
張富美(僑務委員会委員長)
民進党国会議員団、台湾団結連盟国会議員団
(私は本会議のみでこの歓迎会には参加してませんが、予定されていた来賓のうち、李應元・台北市長候補は来られなかったようです)
8月3日
09:00-10:00 開幕典禮
インターネットで陳水扁総統から祝辞
郭重國・世界台灣同郷會聯合會會長
林建良・在日台灣同郷會會長
来賓:衛藤征士郎・衆議院議員
余談ですが、衛藤センセイが「日本国民は蒋介石閣下に感謝しております」とか言い出してビビりました(笑)
*****10:00-12:30 テーマ講演(司会:陳隆)
10:00-10:45 民進黨如何[才并]正名、[才并]憲政改革
(謝長廷・民進党前主席、高雄市市長)
の筈だったんですが欠席。代わりに姚嘉文・次期考試院長
10:50-11:35 台聯如何推動兩國論體制化
(黄主文・台湾団結連盟主席)
11:40-12:25 確立文化兩國論,加速正名運動
(李安[女尼]・台湾総合研究院副院長、李登輝前総統二
女)
12:30-14:00 午餐
*****14:00-17:15 講演と討論(司会:黄文雄)
「文化二国論」台湾文化は中国文化とは異なった文化
「從文化面上看兩國論」台灣文化與中國文化的異同點
14:00-14:45 旅日43年所經験的台灣、日本、韓國、中國文化
(金美齢・台湾総統府国策顧問)
14:50-15:35 從文化視野展望台灣國家 願景-一個詩人的觀點
(李敏勇・詩人、コラムニスト)
15:40-16:25 台灣文化來自中國[口馬]?
「台灣女性政治人物的情慾走向」
(李昂・女流作家、代表作『殺夫』)
16:30-17:15 脱華論的先趨者-王育徳博士
(黄昭堂・台湾独立建国連盟主席、台湾総統府国策顧問)
4人の講演の後、質疑応答
17:30-22:30 台湾の夜 晩餐会と音楽会(司会:陳明裕)
(不参加)
台灣之夜節目表
1 高雄懸鳳山市正義國小布袋戯團
2 故郷室内樂團
(望春風、賞月舞、採茶歌、天鳥鳥、荒城之月)
3 二重唱
(補破網、さくら、嘸通嫌台灣、濱千鳥、板橋査某、乾杯之歌)
4 女聲合唱
(日頭落山一點紅、渡台悲歌、糴酒歌)
8月4日
08:00-09:00 主日禮拝
(高俊明・台湾長老教会牧師)
(不参加)
09:00-11:00 パネル討論(司会:林建良)
「正名運動」-台湾の名を「台湾」に
如何落實正名運動
體制内的正名運動
(姚嘉文・次期考試院長)
(周清玉・立法委員)
母親的名叫‘台灣’
(高俊明・台湾長老教会牧師、台湾総統府国策顧問)
如何落實台灣正名運動
(黄昭堂・台湾独立建国連盟主席、台湾総統府国策顧問)
質疑応答
11:00-11:15 在日台灣婦女會頒贈奨励金
11:15-12:00 閉幕典禮(司会:陳隆)
12:00~ 午餐、解散
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この後、同じくメトロポリタンで一般公開講演
15:30~ 「国会改造、考試院改造」
(姚嘉文・次期考試院長、周清玉・立法委員)
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第二十九届世台會的使命:
確立「文化兩國論」、加速「正名運動」脚歩
在日台灣同郷會 會長 林建良
代表海外知識分子良心的「世台會」扮演著標竿的角色、在台灣毎一個民主過程的關鍵時刻、不時引導著台灣邁向民主之路。
當今的台灣雖有幸平穏地完成政権交代的歴史性任務、誕生了本土派政権、然而不可否認的是、台灣内部仍存有相當大的隠憂。其中最令海外知識分子憂心的即為國家認同的混淆及過度向中國傾斜的「中國熱」。
我們認為不論就社會、經濟、及安全保障上而言、中國始終是台灣最大的威脅。要對抗中國的威脅、最重要的是必須確立台灣人的「台灣心、台灣魂」及台灣的主体性。因此我們認為在文化上區隔台灣與中國是目前最迫切而必要的。台灣過去即為海上貿易的據點再加上受荷蘭、日本的植民地統治的影響、原本就比中國更早接觸西方文明。戦後的台灣也與中國完全斷絶往来近五十年、在與中國完全無關係的百年以上的環境下、台灣早有自成一格的「海洋文化」産生。屬於「海洋文化」的「台灣文化」與屬於「大陸文化」的「中國文化」是完全不相互屬的兩個異文化、很遺憾的是戰後的國
民黨洗腦教育政策把「台灣文化」矮化為「郷土文化」、也使台灣人誤解「台灣文化」為「中國文化」之一部分或是其支流。此次世台會的使命即為確立「文化兩國論」、使國人認識「台灣文化」不属於「中國文化」的一部分、更非中國文化之支流。
此外本届世台會也承續「正名運動」的脈動、繼續在「正名運動」上加温、加速「台灣化」之脚歩、確立「台灣心」「台灣魂」在有形的名稱與無形的文化上深入台灣的毎一個角落。