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中華航空「改名案」と或るイギリス人の話

2002-05-27 12:06:05 | ジョン・フォックス氏
昨日また台湾では、正名運動の一環なのか「中華航空」(China Airlines)という名称を変えようという話が提案されていた。「中華」だと国際的に見て中国なのか台湾なのかワカランから、というのが理由のひとつ。
 
前々から出ていた話なのであろうが、それでなくても悪い中華航空の評判がよりにもよって激落ちしているサナカに、わざわざ台湾らしさを強調しようというのも何だかスゴイ...中共メディアは例によって脊髄反射で「独立派の陰謀」みたいなコトを書いていたがそれもスゴイ...ちょっと前に続けて中国機が2機墜落したばっかなんだから、せめて「今回はウチじゃねえ!」ぐらい言ってもヨサそうなものだが。どちらも、航空機の評価より政治的信念の方を重視するようである。或る意味でリッパである。それ以前に、安全基準の改善に努めてくれよ。
 
時に、中華航空機が墜落した一昨日の晩、以前南Y島に住んでいて現在ロンドン在住のアウレリオ君(英国生まれ&育ちのスペイン人)が香港に到着し、ジジイの友人のイギリス人ほか2名と一緒に、この事故の話をしていたのであった。曰く:


ジジイ・フォックス「またチャイナエアラインズだ」
 
アウレリオ君   「よく落ちてるよね」
 
イギリス人1   「先月もなかったっけ?」
 
ジジイ      「あれはチャイナだ(意味不明)」
 
アウレリオ君   「そうそう、あれはチャイナ機」
 
イギリス人2   「それは違うの?」
 
ジジイ      「今日落ちたのはチャイナエアラインズだ」
 
アウレリオ君   「タイワンか」
 
ジジイ      「そうだ。チャイワンだ(と聞こえる)
          エアチャイナとは違う」
 
---
 
確かにガイコク人は「China」とつくと、中国と混同するようである。混同するようであるが、それは中国と台湾の見分けがつかないという以前に、ひとえにアノ辺の地域に基本的に全く興味がなく、ハッキリ言って彼らにはどーでもいいコトであるためである。何れも香港に十年以上住んでいる/いた人達であるが、こヤツらでさえこの有様。結論は「アノ辺の飛行機に乗るのはヤメよう」、それだけ。
 
その後、ジジイはウェールズの友人から電話が来た際にも「チャイナエアラインズには乗るな」と忠告していた。どうでもいいが「チャイワン」ではない。ソレは地下鉄の終着駅だ(了)

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1 コメント

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中華航空改名案 その2 (ゾンビ@小さい時「4」がコワかった(本当))
2005-10-26 21:31:38
(2002.05.28 20:17:52JST)





「名前が悪いから」「迷信だ」とまたもや延々対立する台湾内バトルはさておき。正名運動とは全く関係ないと思われるものの、確かにコワい点があった。

 

何でも中華航空の事を管制塔との交信の際「Dynasty」と呼ぶそうで、

 

 Dynasty

  ↓

 Die nasty

 

と発音が同じ...ウワーそれは確かにヤダ。

 

他にも昨日の各紙には、便名がエンギ悪いからと予定を変更したため難を逃れた華人系シンガポール人のおねえちゃんの話が出ていた。彼女が元々乗る予定だったのは

 

シンガポール発 台北行き CI666

台北発 香港行き     CI661

 

 

ウワーそれもヤダ(中国語わかんないけど) ホントに良かったね!おねえちゃん。

 

余談ですが、この間ジジイと仕事仲間(医療雑誌関係)のにいちゃんと話していて聞いたのだが、中国や日本で縁起の悪い「4」がつく日には、ホントーに死亡率が高いそうです。精神的にプレッシャーがかかるのではとの分析。その後、ニュースでも同じような事を言っていた。専門家もそう言っておるようです。本当です、本当。
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