(2000.05.27 スタンダード一面 ほか)
ええ。お恥ずかしい話ですが、ワタクシがスタンダードの廃刊に気付いたのは...(こそこそ)...僅か2日前、廃刊の前日でございます...(うつむく)
いやー、何かここんとこ、スタンダードの一面に毎日「iMail」とかいうヤツの宣伝記事載ってんな~とは思ってたんだけど。名前からしてテッキリ、新しく出来るお手軽サイバー娯楽サイトか何かだと思ってよく読んでなかったのよ。何しろ、香港の新聞一日分ちゃんと読んでっと、一日じゃ足りねんだもん。言い訳はいいから。というわけで、先週と先々週の日曜日ラマにスタンダードが来ていなかったのは、ホントーに発行されていなかったためでした。
今を遡ること51年前、1949年3月1日に創刊された、「香港の英字紙2紙のうち“安い&庶民的な”方」のホンコン・スタンダード(Hong Kong Standard 英文虎報)は、昨日2000年5月27日、諸々の事情によりついに廃刊。最終段階での発行部数は4万部。確かに、たとえ$1高くても、英字紙を買う人は(ジョン・フォックスにしろ、まーちゃんセンセーにしろ)「どうせ買うならサウス・チャイナ・モーニング・ポスト」という人が多かったようです。今その「最後の」スタンダードを見ておりますが、最後の割にはサッパリとして悲壮感もなく、大した記事も出ておりません。
と言うのも、実は明日月曜日から早速、リニューアル版「iMail」がスタートするのでした。やーね、古女房には未練はないのか、もーココロはすっかり新しい女。街中にお住まいの皆様はひょっとして既にもうパイロット版をご覧になっているかも知れませんが(口惜しいキィ)、新しく始まるこの「ホンコン・アイメール(Hong Kong iMail 中文名はナイようである)」、今度はタブロイド版(夕刊フジみたいな感じか)で、お値段はスタンダードと同じく$6、月~土発行。娯楽・スポーツ欄などに力を入れ、庶民度更にアップを図るほか、最大の目玉は、かつてライバル紙サウスチャイナを、その余りの「痛快な時事ネタ&痛烈な政府批判」により追われた天下の名コラムニスト、ニューリー・ビタッチ(Nury Vittachi)の起用。ワタクシが師と仰ぐ人です。彼一人のために愛読紙を変える在港ガイジン層もいるんじゃないかな。
ついでに気が付いたんだけど、人民日報海外版も廃刊するんですね(インターネット版は残る)...そうですか。去る1月10日付朝日朝刊にも「人民日報、部数が激減--「建前」の記事に読者そっぽ」という記事がありました。こちらも創刊51年、「1979年にピークの約600万部を記録したが、その後、減少がとまらず、昨年12月20日時点での契約数は155万部で、約4分の1に減っている」そうです。起死回生策としてタブロイド版を創刊したのも同じ。
偶然とは言え、中国共産党機関紙と、香港の暴れん坊英字紙が似たような運命をたどるのも...何だかホロリ、です。
ええ。お恥ずかしい話ですが、ワタクシがスタンダードの廃刊に気付いたのは...(こそこそ)...僅か2日前、廃刊の前日でございます...(うつむく)
いやー、何かここんとこ、スタンダードの一面に毎日「iMail」とかいうヤツの宣伝記事載ってんな~とは思ってたんだけど。名前からしてテッキリ、新しく出来るお手軽サイバー娯楽サイトか何かだと思ってよく読んでなかったのよ。何しろ、香港の新聞一日分ちゃんと読んでっと、一日じゃ足りねんだもん。言い訳はいいから。というわけで、先週と先々週の日曜日ラマにスタンダードが来ていなかったのは、ホントーに発行されていなかったためでした。
今を遡ること51年前、1949年3月1日に創刊された、「香港の英字紙2紙のうち“安い&庶民的な”方」のホンコン・スタンダード(Hong Kong Standard 英文虎報)は、昨日2000年5月27日、諸々の事情によりついに廃刊。最終段階での発行部数は4万部。確かに、たとえ$1高くても、英字紙を買う人は(ジョン・フォックスにしろ、まーちゃんセンセーにしろ)「どうせ買うならサウス・チャイナ・モーニング・ポスト」という人が多かったようです。今その「最後の」スタンダードを見ておりますが、最後の割にはサッパリとして悲壮感もなく、大した記事も出ておりません。
と言うのも、実は明日月曜日から早速、リニューアル版「iMail」がスタートするのでした。やーね、古女房には未練はないのか、もーココロはすっかり新しい女。街中にお住まいの皆様はひょっとして既にもうパイロット版をご覧になっているかも知れませんが(口惜しいキィ)、新しく始まるこの「ホンコン・アイメール(Hong Kong iMail 中文名はナイようである)」、今度はタブロイド版(夕刊フジみたいな感じか)で、お値段はスタンダードと同じく$6、月~土発行。娯楽・スポーツ欄などに力を入れ、庶民度更にアップを図るほか、最大の目玉は、かつてライバル紙サウスチャイナを、その余りの「痛快な時事ネタ&痛烈な政府批判」により追われた天下の名コラムニスト、ニューリー・ビタッチ(Nury Vittachi)の起用。ワタクシが師と仰ぐ人です。彼一人のために愛読紙を変える在港ガイジン層もいるんじゃないかな。
ついでに気が付いたんだけど、人民日報海外版も廃刊するんですね(インターネット版は残る)...そうですか。去る1月10日付朝日朝刊にも「人民日報、部数が激減--「建前」の記事に読者そっぽ」という記事がありました。こちらも創刊51年、「1979年にピークの約600万部を記録したが、その後、減少がとまらず、昨年12月20日時点での契約数は155万部で、約4分の1に減っている」そうです。起死回生策としてタブロイド版を創刊したのも同じ。
偶然とは言え、中国共産党機関紙と、香港の暴れん坊英字紙が似たような運命をたどるのも...何だかホロリ、です。
私がぜっんぜん見てなかった15日から昨日にかけて、スタンダードの一面に毎日載っておった「iMail」の内容紹介です。まあ、明日実物見てから書けばいいんだけど。せっかくだから。それにしてもウチの新聞のストック、いつの分からあるんだ(もう確かめるのもイヤ)
それはそうと、ハルカ昔の15日分に、ひょっとしてパイロット版が付いていたんだろうか...アタシいつも、新聞買ってくると、何はともあれ「ニュース面」と「その他面」を分けるもんで(その他面がジャマだから)、それも気が付きませんでした。ほとんどの場合、分離された「その他面」は、それでなくてもコギタねえうちの片隅に積まれ、何時の間にか「自分のモノは大事にし、人のモノはサッサと捨てる」ジョン・フォックス氏によって、いずこともなく持ち去られるのが常であった。確かめようと思ってももう遅い。まあいいや。
・タブロイド版(イギリスで言えば「The Sun」なんかの、大衆紙を指す。折りたたんだ時のサイズが普通の新聞の半分で、通常「ページ3」と言うと、表紙をペラッとめくって文字通りp.3に出てくるセクシーなピンナップガールの事を意味する...が、多分「iMail」は、一応モトが一般紙スタンダードだし、そこまでやらんでしょう←余計な解説)
・折りしも今朝、RTHKの番組に出演して豊富を語っていたエディター、アンドリュー・リンチ(Andrew Lynch)氏によると、結局、「これまでアレコレ試してみたものの、ライバル紙サウス・チャイナ・モーニング・ポストには勝てない事がわかったので、ミョーに気取るのはやめ、全面的に“庶民向け”路線にする」という事らしい。まあ、案外それが正解なのかも。「サッカーの記事しか読まない」つうアンチャンも多いしな。イヤイヤでもニューリー様のコラムは、インテリだからこそ笑える一流文でございますよ。
・漫画にも力を入れちゃう。「Dilbert」を毎日お贈りするほか、「Robotman」「Fusco Brothers」「Adam@home」「Bizarro」「Fifth Wave」など、何れも世界の英字紙で人気のコミックが登場。更に、地元香港の外人文化が生んだ伝説の(と言っても日本人の何人が知ってるだろう?)「World of Lily Wong」が復活。
・「iConnect」:メディア、広告業界、マーケティング及びパーソナル・テクノロジー関連のセクション。
・「iMag」:毎週金曜日、ライフ&エンターテインメント関連情報。
・「iSport」:見ての通り、スポーツ欄(ヤル気のない解説)
・And Much Much More!!(=メンドくせえので以下略、の意)
マ、こんなところです。ウーン、明日、ラマの新聞スタンドのオッチャン、引き続きアタシのために一部取っといてくれんのかしら。