'15. 我が道をゆくイチロー、記録を更新 !!!

　イチロー、天才の記録と努力。

　メジャー・リーグの安打数の記録では、ピート・ローズの4.256が断トツの1位、ついでタイ・カップの4,091、そして第3位がハンク・アーロンの3,771でした。これ等の記録は抜かれる事の無い安定した地位を保っていたのです。アメリカ人ならきっとそう信じていたでしょう。『歴史は塗り替えられる』為に在る。そして『記録は必ず塗り替えられる』。イチローはそれを証明したのです。

先ず、2.015.5.18日、メジャー15年目のイチローはメジャー通算2,873本目の安打を打ち42位のベーブルースの記録に並び、オリックス時代の1,278安打を加えた、日米通算安打数では4.151安打となり、ピート・ローズの記録迄残り105安打とした。

既に4月26(日)には日米通算1.968得点を記録し、36年振りに世界の王さんを越えていました。5月23日(土）vsオリオールズ戦でヒットを1本打ち、ベーブルースの2.873本を抜いて2.874安打を達成し、メジャー記録単独42位になりました。

8月14日(金)、安打数を4.191とし、メジャー2位のタイ記録となり、翌15(土)には2安打を放ち、タイ・カップを抜き、4.193安打（日米通算）とし、更には8月18日(火）、5打数4安打(2年振りの4安打)を打ち,4.197安打として単独2位となりました。これでメジャー通算3.000本迄は残り83本と云うところ迄来たのです。そしてまた安打数メジャー1位のピート・ローズの記録まで、あと59安打と云うところにいるわけです。

更には歳を感じさせない脚力が魅力ですね。22年連続2ケタ盗塁、日米通算500盗塁まであと3つ。これは今年中には可能だと思います。この数字だけでも偉大です。

　

15年前に海を渡った時に、一体誰が現在のイチローを想像出来たでしょうか？　確かにオリックス時代から、その天才ぶりが発揮されていて注目の的では有りました。当時の松井秀樹選手も一目置いていた事は余りにも有名な話しです。彼も後にアメリカへ渡りヤンキーズに入団してそれなりの結果を出しましたけれど、不運にも度重なる怪我で退団。しかしイチロー選手は大した怪我も無く、マリナーズ、ヤンキーズ、マーリンズと球団の都合で渡り歩きましたけれど、海を渡った日本人としては、「既に伝説の域に達している選手」と言っても過言ではない程の存在になっています。正に日本人の誇りです。

この2015年には偉大な記録、偉業の達成は残り試合の関係で無理でしょけれど、来年には望みが繋がっています。自己管理には人一倍気を使っているイチロー選手に大きな期待を寄せています。どうか頑張って下さい。

生まれついての天才イチローを、私は『努力の天才』と呼びたいです。単なる天才であるなら、ここ迄の実績は残せなかった筈です。天才が努力をすれば、必ず「壁」を打ち壊せる。イチローがそのお手本です。私達凡人は、更なる努力をしなければいけないと教えられている様です。