8日目(2015年10月12日)
ゲント日帰り、グラスレイとコーレンレイ、鐘楼、聖バーフ教会、Cafe Den Turk、グランプラス夜景
旅行の最終日、ブリュッセルからゲントへ日帰り旅行です。
朝8:00にホテルを出てメトロで4駅のブリュッセル南駅へ移動。ここから快速電車IC(InterCity)に乗車。料金は往復 €17.8のところシニア割引で €6、とても得した気分です。
ブリュッセル南駅 8:51発 → Gent-Sint-Pieters駅 9:22着、約40分で到着。ゲント・シント・ピータース駅は博物館のようなクラシックな建物です。天井の模様も立派。
旧市街へはトラムが便利、乗場は駅前広場のすぐ横。トラムに乗り込むと通学の大学生ですし詰め状態。そういえばこの街には名門ゲント大学がある。
観光に便利なグラーベン・ステーン駅で下車。ヨーロッパらしい街並み、雰囲気がよい。
ちょうど反対方向のトラムが通過。デザインが可愛らしい。
通りかかったビジネスマンに地図を見せ、現在位置を確認。
まずは、「聖ミカエル橋」へ向かいます。
レイエ河に架かる「聖ミカエル橋」。後ろに見えるのは「聖ミカエル教会」。
橋の中ほどに、剣を構える大天使ミカエルの像が建っている。
大天使ミカエルの像
レイエ河を挟んだ向こう岸が「コーレンレイ」。
河の対岸は「グラスレイ」。グラスレイは香草河岸の意味で、中世では商業の中心拠点。河岸には、中世のギルドハウスや歴史的建造物が建ち並んでいる。
「グラスレイ」の景観
「聖ミカエル橋」から東へ、「聖ニコラス教会」・「鐘楼」・「聖バーフ大聖堂」と3本の塔が並ぶ風景は圧巻です。
トラムを降りたとき最初に目に入ってきたのが、この「聖ニコラス教会」。サンタクロースのモデルである聖ニコラスを祀っている、ゲントで一番大きい教会ということです。
「聖ニコラス教会」(「鐘楼」から撮影)
3本の塔の真ん中にあるのが世界遺産にも登録されている「鐘楼」です。
「鐘楼」
「鐘楼」へ入場。かつて鐘楼の最上階から町を見張っていた金のドラゴン。このドラゴンの奥の石段から最上階へ登ります。
途中の階では、鐘楼の歴史やかつて活躍したカリヨンが並んでいます。
最上階では、カリヨンの音色を作り出すドラムの仕組みを見ることができます。
「鐘楼」から眺望したゲント市街。
一番奥にある「バーフ大聖堂」。門外不出の傑作「神秘の子羊」という祭壇画を展示しているとのこと。しかし宗教画には興味がないのでパスしました。
「バーフ大聖堂」から「鐘楼」の右側を回り込むと堂々とした風格の「市庁舎」が現れました。2つの建築様式が継ぎ合わさった風変わりな外観の建物です。
少し喉も乾いてきた、一休みしてビールを飲みたい。ゲント最古のブラウン・カフェ「Den Turk」を目指します。このブラウン・カフェは「市庁舎」の前にある。店内はオールド・ファッションの渋いお店。
月曜のお昼だというのにほとんどの客がビールを楽しんでいる。なかなか落ち着いた雰囲気。生活に根付いているようです。
我々もさっそくビール、ブラウンとブロンド( 各€6.0)を注文。ベルギーのブラウン・ビールはうまい !!!
「金曜日市場」へ向かう途中で変わった看板を見ました。”トロール・ケルダー”と書かれているので、”お化け酒場”とでも訳すのかしら。
ギルドの家が並んでいます。
「市庁舎」から北の方角に位置する「金曜日市場」。市場は金曜の午前オープンなので今日は開催していません。ギルドハウスが広場を囲んでいます。
金曜日広場
広場の中央にはイングランドの方向をさすヤコブ・ヴァン・アルテベルデの像が立っています。
「金曜日市場」からレイエ河へ歩き、左折すると「大肉市場」に出ました。ここでゲントのお土産をゲットする予定でしたが、残念ながら今日はお休み。記念の写真撮影で我慢。
「大肉市場」
ロープに吊り下げられているのは、酒を飲む客の靴。酒代を踏み倒して逃げられることを防ぐために行っていた風習とのことです。
レイエ河に戻ると、クルーズ船が行き交っていました。
レイエ河のクルーズ船
「グラスレイ」を眺めながら、古都ゲントでの一日を振り返りました。
「グラスレイ」
トラムに乗りGent-Sint-Pieters駅へ。駅舎と時計塔が見えてきた。ゲント15:38発のICでブリュッセルへ戻ります。
Gent-Sint-Pieters駅
ブリュッセルに戻り、グランプラスへ。最終日のディナーはグランプラスに面した雰囲気の良い店で、ベルギーの家庭料理を食べてみたい。‘T Kelderke ”テゥ・ケルデルク”という郷土料理の店へ行く予定。場所はブラバン公の館の地下にある。
‘T Kelderke ”テゥ・ケルデルク”
階段を数段降りると、そこはかつてワインセラーだったレンガ造りの地下室。ろうそくの火が暖かそうに揺れて雰囲気抜群。
早速、ベルギービールを注文。
まだ客の少ない時間なので、特別に入口の受付カウンタで写真を撮らせてくれた。サンキュー!!!
料理は”カルボナード”を注文。牛肉をコクのあるビールで煮込んだベルギーの郷土料理です。
”カルボナード” €15
もう一品は、ベルギーの冬の家庭料理”シコンのグラタン”です。シコンというのは「チコリ=アンディーブ」のことです。ボリュームたっぷり。
”シコンのグラタン” €14
もちろんデザートも注文。
食後は有名な「アラベカス」へ。ここでしか飲めないランビック・ビールを飲みに行きます。
狭い路地の入口に立つ看板。
路地の突き当りにその店はあります。
店内は大勢の客で賑わっていました。
給仕係が忙しく注文を取っています。
ランビック・ビールの白「ランビック・ブラン」。とても飲みやすい。
名物のフルーツ・ビールも注文。ラズベリー・チンマーマンは甘酸っぱく飲みやすい。アルコール度数は4%ある。
今日はよく飲んだ。酔い覚ましにグランプラスで最後の夜景を楽しむ。
市庁舎の夜景
ベルギービールは本当に美味かった。楽しかった旅も今日でおしまい。明日は帰国です。
荷物のパッキングをしなければ。でも、ホテルに戻ると酔いが回ってバタンキュー。結局、妻が全部パッキングしてくれました。ありがとう、感謝 !!!
8日目終了
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