5日目(2016年11月4日)
リトアニア、カウナス、杉原千畝、シャウレイ、十字架の丘
ホテル「パノラマ」で朝食を頂き、バスでカウナスまで約110kmの移動です。
カウナスはリトアニア第2の都市。日本のシンドラーと呼ばれる外交官、杉原千畝の記念館を訪ねます。
杉原千畝は、第二次世界大戦時、日本経由で第三国へ渡航できるビザを独自の判断でユダヤ人に発行。6,000人余りの命を救った外交官です。
千畝の功績を讃え、旧日本領事館を記念館として一般公開している。記念館は老朽化し、資金難ということで傷んだままの状態でした。
旧領事館の応接間。
杉原千畝の執務デスクで記念撮影。
千畝が発行した「命のビザ」のレプリカ
バスで「アレクソタス展望台」へ。
ちょうどケーブルカーが展望台へ上がってきました。ヨーロッパ最古の一つと言われるケーブルカーだそうです。
「アレクソタス展望台」から旧市街を眺めることができます。
可愛らしいデザインの建物は、大学のようです。
展望台を下り、旧市街へ入ると最初に見えるのが「ベルクーナスの家」です。
ハンザ同盟の商人により建てられたゴシック様式の建物で、ツアーコンN氏の説明では、雷神ベルクーナを祀る神殿があったということです。
「ベルクーナスの家」
「聖ペテロ・パウロ大聖堂」は、装飾の少ない赤レンガ造りのシンプルな建物です。
しかし内部に入るとその印象はガラリと変わります。壁や天井に描かれたパステルカラーの美しいフレスコ画やバロック様式の豪華な彫刻に囲まれ、優美で華やかな雰囲気に包まれています。
聖母マリアの祭壇の絵画「悲しみの聖母」
大聖堂を廻り込むと、市民広場と「カナウス旧市庁舎」があります。
カウナス旧市庁舎(右の建物)
バロック様式の美しい建物で、その美しさから”白鳥”とも称されるほど。高さ58mの塔が印象的で、思わず写真を写したくなります。現在は、市の結婚登記所として使用されているそうです。
「カウナス旧市庁舎」
旧市街の街並が美しい。
タイムスリップしたかのような写真が撮れました。
こちらの街並みもきれいです。
次は、旧市街のはずれにある「カウナス城」へ。
「カウナス城」は13世紀に建造された要塞で度重なる攻撃で破壊され、現在では塔と城壁の一部のみが残っています。
「カウナス城」
これも城塞の一部かしら?
昼食はリトアニア料理のツェペリナイ(じゃがいも団子)。
飛行船のかたちに由来する料理で、じゃがいも団子に豚肉やチーズを詰めて茹で、クリームソースをかけたものです。
ツェペリナイ(じゃがいも団子)
昼食後、バスでシャウレイへ約150kmの移動です。
シャウレイでは、「十字架の丘」を見物。無数の十字架が丘を埋め尽くす光景がインパクトある聖地です。
1830年のロシアに対する反乱で亡くなった犠牲者に祈りを捧げるため遺族が十字架を建てたのが始まり。その後、処刑された人たちの十字架が加わったということです。
大小無数の十字架が立てられ、暗くなると不気味だろうな。
この後、バスでリガへ戻る。約140km。
ホテルの夕食。名前は忘れました。
夜は雪になりましたが、ホテル周辺を少し歩き、大きなスーパー”ELKA”でゲイシャ・チョコをお土産に買いました。
スーパー”ELKA” 翌朝撮影
5日目終了
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