家庭菜園をやる上でネックになるのが種苗法。
自家消費だけでは問題ないけど、販売はもちろん他人に無償譲渡する事も違反になります。
家庭菜園をやると必ずお裾分けする事があるよね。
もちろん、貰う場合も。
この対象となるのは「登録品種」のみですが、一般品種が入手できなくなったら困ります。
種子メーカーは営利企業なので儲かる物だけを売りたい。
値段が高い登録品種の種を優先するかも。
なので、我々は登録品種を買ってはいけない。
菜園の中に登録品種が混じったら見分けがつかなくなるから。
去年の残りの種があるからと、空いたスペースに蒔く事も良くある話。
それが登録品種だったかどうかは忘れてします。
種袋に入ったままなら良いけど、違う袋に入れ替えたりすると種を見ただけでは分かりません。
なので、家庭菜園へは登録品種を持ち込まない事が原則。
でも、苗で買った場合が厄介。
苗が登録品種かどうかは素人では判断できない。
まあ、登録品種の苗は高いだろうから買わないけどねw
ちなみに登録品種の種は「登録品種」「PVP」などの表示があるそうだけど、隠居は見た事がありません。
スーパーの種売り場で売られている種はほとんどがF1品種ばかりですから。
F1品種は自家採種しても同じような作物が出来ないようにしたもの。
なので、自家採種しても問題ないと思いますが、明確な説明はありません。
F1品種を自家採種してもちゃんと作物が出来ます。
まあ、元の品種より劣るのでしょうが、家庭菜園レベルでは分かりませんw
F1品種も種を付けたら取っておきましょう。
※農林水産省HP 家庭菜園向けより
「他人に無償譲渡」の他人はどこまでの事を言うのか?
他人を調べると難しい。
親族は他人に含まれるのか?
法律的には自分以外の場合が多いようですが…
まあ、登録品種を買わなければ悩む必要はありません。
買えるうちに一般品種を買いましょう。
そして、自家採種で増やして貯蓄しましょう。
お金を貯めるより価値があると思います。
そうそう、種苗法で問題視されるのは自家採種する事が禁じられています。
なので自家採種せず、買ってきた種を個人で楽しむ分には問題ありません。
と一応書いておきますw
種苗法が改正された事で、我々は自家採種に慎重にならざるを得ません。
なので、ネットなどで一般品種を専門に売っている店で種を買い、自家採種するのが良いでしょう。
売られている種のほとんどは、伝統野菜を除き海外で生産されています。
世界を敵に回している日本。
いつ手に入れる事が出来なくなるか分かりません。
一般品種を自家採種して種を繋ぐ事が重要になってきます。
自家採種した種の交換会も開かれているようです。
種はいつまでも保存できるわけではありません。
最適条件で保存しても1年しか持たない品種もあります。
長い物は5年、10年と言う物もありますが、発芽率は低くなっていきます。
種苗法は何故改正されたのでしょう?
まあ、農家のほとんどは種を買って使っているとの事で反対も少なかったのでしょう。
でも、この種苗法が我々の食を直撃する可能性がある事を心に留めて置く必要があります。
この種苗法改正と共に実施された種子法廃止は大きな影響を与えるでしょう。
政府が行った事をよく調べてみる事が重要です。
世界的種子メーカーがいかに儲けるかを。
我々が対抗するには家庭菜園しかありません。
なお、世界の動向を決めるダボス会議(世界経済フォーラム)では家庭菜園禁止を議題に上げる計画があるとか。
なぜ、家庭菜園を禁止しようとするかはよく考えれば分かりますね。
頑張って食料を生産しましょう。