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『ローズ・アンダーファイア』 エリザベス・ウェイン(著),吉澤康子(翻訳)

2022年02月07日 21時50分00秒 | ■読書
アメリカ出身でイギリス在住の作家「エリザベス・ウェイン」の長篇ミステリ作品『ローズ・アンダーファイア(原題:Rose Under Fire)』を読みました。


コードネーム・ヴェリティに続き「エリザベス・ウェイン」の作品です。

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ナチスの強制収容所で闘う少女たち
いかにして強制収容所を脱出したのか?
MWA賞受賞作家が贈る、『コードネーム・ヴェリティ』を超える傑作!

1944年9月。
飛行士の「ローズ」は、戦闘機を輸送する途中でドイツ軍に捕まり、ラーフェンスブリュック強制収容所に送られる。
飢えや寒さに苦しみながら苛酷な労働に従事する「ローズ」
収容所で出会った仲間と生き延び、窮地を脱するための意外な方策とは──。
戦争に翻弄される女性たちの絆と闘い。
日記や手紙で構成された、先の見えない展開の果てに待つ圧巻の結末が胸を打つ傑作!
訳者あとがき=「吉澤康子」
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2013年(平成25年)に発表された作品で、時間軸でいうとコードネーム・ヴェリティ(1943年(昭和18年)が舞台)の約1年後の物語… コードネーム・ヴェリティの主役のひとりで女性飛行士の「マディ」が脇役で登場する等、共通の人物が登場しており姉妹編のような作品に仕上がっています。


1944年9月、英国補助航空部隊に所属する飛行士の「ローズ」は、戦闘機を輸送する途中でドイツ空軍機に捕まり、航空基地に連行された… そしてスパイの疑いをかけられ、主に女性を収容しているラーフェンスブリュック強制収容所に送られてしまう、、、

飢えや寒さに苦しみながら、苛酷な労働に従事する「ローズ」… 地獄で見つけた支えあえる“家族”と生き延び、窮地を脱するための意外な方策とは――。

戦争に翻弄される女性たちの強い絆と闘い… 日記や手紙で構成された、先の見えない展開の果てに待つ圧巻の結末が胸を打つ、少女たちの友情と闘いを描く傑作。


ナチスの強制収容所・ラーフェンスブリュック収容所での、凄惨かつ極限状態での生活… その中で、フランス、ポーランド、ソ連、アメリカ等の出身国が違う収容者の中に友情が芽生える、、、

身体の傷は癒える部分もありますが、心の傷はなかなか癒されないですね… ホロコーストの悲惨さ、戦争の醜さを改めて見せつけられる作品で、前作コードネーム・ヴェリティ以上に戦争小説の要素が強い作品でした。

前作の主人公のひとり「マディ」「ジェイミー」と結婚していた良かった♪


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