イギリスの作家「アンソニー・ホロヴィッツ」の長篇ミステリ作品『シャーロック・ホームズ 絹の家(原題:The House of Silk)』を読みました。
![シャーロック・ホームズ 絹の家(原題:The House of Silk)](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/8f/12d0964418e16d74885d283c195e1223.jpg)
「アンソニー・ホロヴィッツ」の作品は概ね2年間に読んだ『ポイントブランク』以来なので久しぶりですね。
-----story-------------
初の「コナン・ドイル」財団公認作品!
「ホームズ」新作長編が待望の邦訳!
「コナン・ドイル」財団が初めて公式作品認定をした八十数年ぶりの、名探偵「シャーロック・ホームズ」新作(第61作)。
『カササギ殺人事件』等で知られ、「今、一番おもしろいミステリ作家」として名高い「アンソニー・ホロヴィッツ」が贈る波瀾万丈のミステリ!
「ホームズ」シリーズの懐かしの面々も多数登場し、ロンドンの光と闇の中を縦横無尽に駆け抜ける「ホームズ」、「ワトソン」らの活躍が重厚かつ活き活きと描かれた快作!
本作は、老年期の「ワトスン」(「ホームズ」の友人の開業医にして伝記作家)が昔を振り返り、“あえて公表してこなかった”重大かつ衝撃的な事件の記録である――
時代は一八九〇年(「ホームズ」と「モリアーティ教授」との『最後の事件』が発生する前年)。
「ホームズ」のもとに相談に訪れた美術商の男「エドマンド・カーステアーズ」は、アメリカの豪商との取引の際にボストンのギャング団とトラブルになり、それ以来、イギリスへ逃げ帰った後も不審な男の影に怯えていると語る。
「ホームズ」は例のごとく、浮浪少年の集団「ベイカー街別働隊(イレギュラーズ)」に手伝いを頼み、見張りを依頼するが……その中の一人が惨殺死体となって発見されてしまう。
手がかりは、死体の手首に巻き付けられた絹のリボンと、捜査するうちに浮上する「絹の家(ハウス・オブ・シルク)」という言葉だった……その後に続く予想外の展開、悲劇、謎、警告、そして「ホームズ」を襲う未曾有の運命。
「ワトスン」が残した、かつて誰も知らなかった新たなる「ホームズ」の活躍と、戦慄の事件のショッキングな真相とは?
解説:「北原尚彦」
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2011年(平成23年)に発表された「アンソニー・ホロヴィッツ」が描く、名探偵「シャーロック・ホームズ」シリーズの第1作… 「コナン・ドイル」財団にシリーズ第61作として公式作品認定された作品です。
■序
■1 ウィンブルドンの美術商
■2 フラット・キャップ・ギャング
■3 リッジウェイ・ホール
■4 警察の別働隊
■5 レストレイド登場
■6 チョーリー・グレンジ男子学校
■7 白いリボン
■8 ワタリガラスと二本の鍵
■9 警告
■10 ブルーゲイト・フィールズ
■11 逮捕
■12 証言
■13 毒
■14 闇の奥へ
■15 ホロウェイ監獄
■16 消失
■17 メッセージ
■18 占い師
■19 “ハウス・オブ・シルク”
■20 キーラン・オドナヒュー
■結び
■訳者付記
■解説 北原尚彦
ロンドンの美術商「エドマンド・カーステアーズ」がアメリカで凄絶な事件に巻き込まれた… からくもイギリスに戻るが、新妻「キャサリン」を迎えた家に忍び寄る不審な男の影、、、
ボストンの双子ギャングの生き残り「キーラン・オドナヒュー」が追ってきたのか!? 相談を受けた「シャーロック・ホームズ」は、「ベイカー街別働隊(イレギュラーズ)」の少年たちに探索を命じるが、その一人「ロス」が命を落とし、怒りに燃える「ホームズ」を新たな罠が待ち受ける… 「ハウス・オブ・シルク(絹の家)」の戦慄すべき秘密とは? 衝撃の事件がいま、明らかになる。
悪人がどっさり登場するし、事件の背景となる貧しい子どもへの虐待(「ハウス・オブ・シルク(絹の家)」の秘密)等… 重々しく暗めの感じの物語でしたね、、、
お互いが悪人と気付かずに同居していたという皮肉な展開や、「ホームズ」が殺人容疑で逮捕され、見事に刑務所を脱走するトリックが印象的な作品でした… 若干の事実とのズレや「コナン・ドイル」のオリジナル作品との不整合が指摘されているようですが、読書を愉しむという意味では気にならない範囲でした。
賛否両論あるようですが、80年振りの名探偵「シャーロック・ホームズ」シリーズの新作として歓迎したいと思います。
以下、主な登場人物です。
「シャーロック・ホームズ」
ロンドンの諮問探偵
「ジョン・ワトスン」
医師。シャーロック・ホームズの友人で、彼の活躍を綴る記録者
「エドマンド・カーステアーズ」
美術商。カーステアーズ・アンド・フィンチ画廊を営む
「キャサリン」
エドマンドの妻。アメリカ人
「イライザ」
エドマンドの姉
「ロス・ディクスン」
ベイカー街別働隊(イレギュラーズ)メンバー
「サリー・ディクスン」
ロスの姉。パブ<釘の袋亭>で働く
「チャールズ・フィッツシモンズ」
牧師。<チョーリー・グレンジ男子学校>の校長
「ルーク・オドナヒュー」
ボストンのアイルランド系ギャング<フラット・キャップ>を率いる双子
「キーラン・オドナヒュー」
ボストンのアイルランド系ギャング<フラット・キャップ>を率いる双子
![シャーロック・ホームズ 絹の家(原題:The House of Silk)](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/63/8f/12d0964418e16d74885d283c195e1223.jpg)
「アンソニー・ホロヴィッツ」の作品は概ね2年間に読んだ『ポイントブランク』以来なので久しぶりですね。
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初の「コナン・ドイル」財団公認作品!
「ホームズ」新作長編が待望の邦訳!
「コナン・ドイル」財団が初めて公式作品認定をした八十数年ぶりの、名探偵「シャーロック・ホームズ」新作(第61作)。
『カササギ殺人事件』等で知られ、「今、一番おもしろいミステリ作家」として名高い「アンソニー・ホロヴィッツ」が贈る波瀾万丈のミステリ!
「ホームズ」シリーズの懐かしの面々も多数登場し、ロンドンの光と闇の中を縦横無尽に駆け抜ける「ホームズ」、「ワトソン」らの活躍が重厚かつ活き活きと描かれた快作!
本作は、老年期の「ワトスン」(「ホームズ」の友人の開業医にして伝記作家)が昔を振り返り、“あえて公表してこなかった”重大かつ衝撃的な事件の記録である――
時代は一八九〇年(「ホームズ」と「モリアーティ教授」との『最後の事件』が発生する前年)。
「ホームズ」のもとに相談に訪れた美術商の男「エドマンド・カーステアーズ」は、アメリカの豪商との取引の際にボストンのギャング団とトラブルになり、それ以来、イギリスへ逃げ帰った後も不審な男の影に怯えていると語る。
「ホームズ」は例のごとく、浮浪少年の集団「ベイカー街別働隊(イレギュラーズ)」に手伝いを頼み、見張りを依頼するが……その中の一人が惨殺死体となって発見されてしまう。
手がかりは、死体の手首に巻き付けられた絹のリボンと、捜査するうちに浮上する「絹の家(ハウス・オブ・シルク)」という言葉だった……その後に続く予想外の展開、悲劇、謎、警告、そして「ホームズ」を襲う未曾有の運命。
「ワトスン」が残した、かつて誰も知らなかった新たなる「ホームズ」の活躍と、戦慄の事件のショッキングな真相とは?
解説:「北原尚彦」
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2011年(平成23年)に発表された「アンソニー・ホロヴィッツ」が描く、名探偵「シャーロック・ホームズ」シリーズの第1作… 「コナン・ドイル」財団にシリーズ第61作として公式作品認定された作品です。
■序
■1 ウィンブルドンの美術商
■2 フラット・キャップ・ギャング
■3 リッジウェイ・ホール
■4 警察の別働隊
■5 レストレイド登場
■6 チョーリー・グレンジ男子学校
■7 白いリボン
■8 ワタリガラスと二本の鍵
■9 警告
■10 ブルーゲイト・フィールズ
■11 逮捕
■12 証言
■13 毒
■14 闇の奥へ
■15 ホロウェイ監獄
■16 消失
■17 メッセージ
■18 占い師
■19 “ハウス・オブ・シルク”
■20 キーラン・オドナヒュー
■結び
■訳者付記
■解説 北原尚彦
ロンドンの美術商「エドマンド・カーステアーズ」がアメリカで凄絶な事件に巻き込まれた… からくもイギリスに戻るが、新妻「キャサリン」を迎えた家に忍び寄る不審な男の影、、、
ボストンの双子ギャングの生き残り「キーラン・オドナヒュー」が追ってきたのか!? 相談を受けた「シャーロック・ホームズ」は、「ベイカー街別働隊(イレギュラーズ)」の少年たちに探索を命じるが、その一人「ロス」が命を落とし、怒りに燃える「ホームズ」を新たな罠が待ち受ける… 「ハウス・オブ・シルク(絹の家)」の戦慄すべき秘密とは? 衝撃の事件がいま、明らかになる。
悪人がどっさり登場するし、事件の背景となる貧しい子どもへの虐待(「ハウス・オブ・シルク(絹の家)」の秘密)等… 重々しく暗めの感じの物語でしたね、、、
お互いが悪人と気付かずに同居していたという皮肉な展開や、「ホームズ」が殺人容疑で逮捕され、見事に刑務所を脱走するトリックが印象的な作品でした… 若干の事実とのズレや「コナン・ドイル」のオリジナル作品との不整合が指摘されているようですが、読書を愉しむという意味では気にならない範囲でした。
賛否両論あるようですが、80年振りの名探偵「シャーロック・ホームズ」シリーズの新作として歓迎したいと思います。
以下、主な登場人物です。
「シャーロック・ホームズ」
ロンドンの諮問探偵
「ジョン・ワトスン」
医師。シャーロック・ホームズの友人で、彼の活躍を綴る記録者
「エドマンド・カーステアーズ」
美術商。カーステアーズ・アンド・フィンチ画廊を営む
「キャサリン」
エドマンドの妻。アメリカ人
「イライザ」
エドマンドの姉
「ロス・ディクスン」
ベイカー街別働隊(イレギュラーズ)メンバー
「サリー・ディクスン」
ロスの姉。パブ<釘の袋亭>で働く
「チャールズ・フィッツシモンズ」
牧師。<チョーリー・グレンジ男子学校>の校長
「ルーク・オドナヒュー」
ボストンのアイルランド系ギャング<フラット・キャップ>を率いる双子
「キーラン・オドナヒュー」
ボストンのアイルランド系ギャング<フラット・キャップ>を率いる双子
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