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『男はつらいよ 夜霧にむせぶ寅次郎』 1984年日本

2022年02月03日 21時45分00秒 | ■映画・ドラマ
   "男はつらいよ 夜霧にむせぶ寅次郎"


先日、BSテレ東で放映していた『男はつらいよ 夜霧にむせぶ寅次郎』を観ました。

-----story-------------
初夏の釧路で、根無し草の「風子(中原理恵)」に、かつての自分の姿を見た「寅さん」は、彼女を道連れに旅をする。
根室で叔母の世話で理容室につとめることになり、落ち着いたかのように見えた「風子」だったが、旅回りのサーカス一座のオートバイ乗り「トニー(渡瀬恒彦)」に惹かれてまた旅暮らしとなる。
柴又に帰って来た「寅さん」に届いた報せは、「風子」が病床についているという話だった…

「寅さん」が渡世人として、同じ渡世人の「トニー」と渡り合う。
これまでのシリーズでは描かれなかった、「寅さん」が生きる世界が垣間見える。
冒頭 盛岡で、かつての舎弟「登(秋野太作)」と再会し、渡世人稼業のわびしさを知った「寅さん」が、「風子」にだけは幸せになって欲しいと願うが、「トニー」「風子」「寅さん」の関係は、いずれも放浪者の孤独をにおわせている。
「渡瀬恒彦」の持つ不良性と、「中原理恵」演じる「風子」の危うさを、釧路の夏を象徴する霧笛のイメージが彩る。
「風子」「寅さん」と共に、逃げた女房を訪ねる旅をする中年男「福田栄作」「佐藤B作」
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1984年(昭和59年)に公開されたシリーズ第33作… 「土曜は寅さん!4Kでらっくす」で毎週、シリーズ作品が観れると思うと愉しみですね。



「寅さん」が旅先で見る夢は、『第三の男』の主題歌が流れる『カサブランカ』のような世界で、「寅さん」は、悪党たちに自殺に追い込まれた家族の敵を討つため、酒場に乗り込む… 歌手の女「マリー(中原理恵)」は、敵のギャングの「ボス(渡瀬恒彦)」といい仲のように見えるが、「寅さん」がギャングの手下たちを格闘で倒した後、「ボス」に狙撃されそうになったところを、かばって撃たれ、「寅さん」「ボス」を斃すが、「あたしのこと、許してくれる?」と言いつつ息を引き取る「マリー」を看取る。




霧の町釧路で「寅さん」「フーテンの風子」と知り合った… 「風子」は理容師だが勝気で美貌が仇でどこの店でも長続きしなかった、、、


「俺も「フーテンの寅」って呼ばれているよ」 「風子」は気取らず話の面白い「寅さん」が大好きになる… 根室の常盤公園にオートバイショーが開催され、花形「トニー」のオートバイの妙技に「風子」はシビれてしまう。


やがて「風子」は、伯母の紹介で根室の理容室に就職が決まる… 「風子」「寅さん」と一緒に旅がしたいとせがむが、「寅さん」は地道に暮らせと彼女を置いて柴又へ帰った、、、

その後、根室にいた「トニー」「寅さん」のもとにやって来る… 一緒に暮らす「風子」が寝込んでしまい「寅さん」に会いたがっているという。


早速駆けつける「寅さん」だが……。


「寅さん」がマドンナに恋をするというより父親代わりになるというパターンでしたね、、、

北海道の大自然の中、熊に終われる「寅さん」… というエンディングは、これまでにないパターンで印象的でした。



-----staff/cast-------------
監督:山田洋次
脚本:山田洋次
   朝間義隆
原作:山田洋次
企画:小林俊一
製作:島津清
   中川滋弘
撮影:高羽哲夫
美術:出川三男
音楽:山本直純
録音:鈴木功
   松本隆司
照明:青木好文
編集:石井巌
助監督:五十嵐敬司
スチール:長谷川宗平
出演:
 渥美清 車寅次郎
 倍賞千恵子 さくら
 中原理恵 木暮風子
 下絛正巳 車竜造
 三崎千恵子 つね
 太宰久雄 社長
 佐藤蛾次郎 源公
 吉岡秀隆 満男
 前田吟 諏訪博
 笠智衆 御前様
 加藤武 金吾
 文野朋子 伯母きぬ
 秋野太作 登
 人見明 理容店主
 谷幹一 黒田
 関敬六 寅の仲間
 佐藤B作 福田栄作
 美保純 あけみ
 渡瀬恒彦 トニー








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