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Winning Ticket for All Vol.2

レース展望と回顧、馬券術について

20250414(月) 皐月賞の展望

2025-04-14 | 展望
※5)JRAのデータ分析の記述にミスがありましたジョバンニエリキング
 
 昨日の桜花賞は雨中のレースとなりましたが、エンブロイダリーがアルマヴェローチェに競り勝って牝馬一冠目を獲得。鞍上のモレイラ騎手は去年のステレンボッシュに続いての連覇となりました(さすがマジックマン、大一番に強いですね)。レースは①人気のエリカエクスプレスが先行して、そのままぶっちぎる勢いでしたが、さすがに雨で馬場が緩くて最後は脚が上がりましたかね。馬券の方は、この日の枠連の動きは258枠が強めに出ていたので、朝予想どおり迷わずアルマヴェローチェ中軸で買って、一応当たりになりました。もう少し下位人気馬にも頑張ってほしかったところですが、まあ次に期待しましょう。上位2頭がダイワメジャーの血脈なので、このままオークスに進んで人気になるとすると、次は一波乱ある気がします。なお、結果は以下のとおりでした。
*〇数字は単勝人気順、□数字は枠人気順= はウラ人気、◎〇▲△の左は当日の朝(あるいはライヴ)予想、右は週中の予想、数字は追い切り評価の平均値: は最上位
 
 阪神11R 桜花賞 3歳牝馬GⅠ 
1着 エンブロイダリー   ③3⃣  △  △  4.2
2着 アルテヴェローチェ  ②1⃣   ◎  △  4.7
3着 リンクスティップ   ④5⃣  〇  ▲  4.1
*朝予想◎アルテヴェローチェ2着=的中/週中予想◎エリカエクスプレス5着 
 
 さて、次の日曜は3歳牡馬の一冠目、皐月賞です。強そうな2頭、クロワデュノールとエリキングがともにトライアルを使わず、ぶっつけで臨んで来ます。この2頭で決まるのか、それとも伏兵の台頭があるのか、過去10年の傾向などから探ってみようと思います。
 
 
1)持ち時計上位
 去年のジャスティンミラノの勝ち時計1分57秒1(上がり34.7)は、従来の記録を0.7秒も縮める超高速のレコードでした。馬場や展開次第では56秒台突入もあり得ると思いますが、良馬場なら2分を切るのは確実でしょう。今回の出走メンバーの持ち時計上位は以下のとおりです(〇数字は単勝人気順)。
 
 <2000>
 ヴィンセンシオ   11/30中山 葉牡丹賞   ③1着 1分58秒8 34.7
 ジョバンニ     03/22阪神 若葉S    ①1着 1分59秒0 34.4
 ローランドバローズ 03/22阪神 若葉S    ⑤2着 1分59秒0 34.5
 ニシノエージェント 01/19中山 京成杯    ⑪1着 1分59秒9 35.4
 ドラゴンブースト  01/19中山 京成杯    ⑦2着 2分00秒0 36.0
 ミュージアムマイル 11/10京都 黄菊賞    ①1着 2分00秒0 33.7
※クロワデュノール  12/28中山 ホープフルS ①1着 2分00秒5 34.9
 アロヒアリイ    01/06中山 1勝クラス  ①2着 2分00秒8 35.7
 エリキング     11/23京都 京都2歳S  ①1着 2分00秒9 34.2
 フクノブルーレイク 02/22東京 フリージア賞 ③3着 2分00秒9 34.1
 <1800>
*マスカレードボール 10/19東京 アイビーS  ③1着 1分45秒8 33.4
 ピコチャンブラック 10/19東京 アイビーS  ①2着 1分46秒0 33.9
*マスカレードボール 02/16東京 共同通信杯  ①1着 1分46秒0 33.7
※クロワデュノール  11/16東京 東スポ2歳S ①1着 1分46秒8 33.3
 サトノシャイニング 11/16東京 東スポ2歳S ③2着 1分46秒9 33.5
 
 参考までに去年(2024年)の上位3頭の前走は以下のとおりです。
1⃣ジャスティンミラノ 02/11東京 共同通信杯  ④1着 1分48秒0 32.6 
2⃣コスモキュランダ  03/03中山 弥生賞    ⑥1着 1分59秒8 34.9 
3⃣ジャンタルマンタル 02/11東京 共同通信杯  ①2着 1分48秒2 32.6 
 
 実績的にはクロワデュノールエリキングに、ジョバンニサトノシャイニングあたりが上位ですが、芝2000の持ち時計の最上位はヴィンセンシオで、この馬は弥生賞を走って2着でした。稍重のレースでしたので、勝ったファウストラーゼンほか、このレースの上位組をどう評価するか。あとは芝1800ながら、時計的には去年のジャスティンミラノに匹敵するマスカレードボールも相応の評価が必要と思います。あとは京成杯を勝ったニシノエージェントでしょうか。クロワとエリキングの二強で盤石と言えるほど、両馬が他馬を引き離しているかどうかはやや疑問です。伏兵台頭の余地も十分あるのではないか。
 
2)前走(ステップ)と間隔
 ※( )内は今回該当する馬で、〇数字は単勝人気順
 〇共同通信杯    9頭マスカレードボール①1着 カラマティアノス⑥2着
 〇弥生賞D記念   7頭ファウストラーゼン⑦1着 ヴィンセンシオ②2着
                 アロヒアリイ⑤3着 ミュージアムマイル①4着
                 ジュタ④10着)
 〇スプリングS   4頭ピコチャンブラック②1着 フクノブルーレイク⑦2着
                 キングスコール①3着 マテンロウバローズ④4着ほか
 〇ホープフルS   2頭クロワデュノール①1着 マジックサンズ②16着 
 〇京成杯      2頭ニシノエージェント⑪1着 ドラゴンブースト⑦2着
  
 ローテーションは、上の通り中8週の共同通信杯組がダントツで、続いて中5週の弥生賞、中3週のスプリングSの順です。中5ヶ月で2着したイクイノックスの例もありますが、全体的には中2ヶ月以内の馬が8割ですので、間隔を空けない方が好ましいのは確かです。「二強」はどうなるでしょうか。
 
3)血統
 概して母系のノーザンダンサー系が好走する傾向です。該当するのは5頭です。父系ではファウストラーゼンも該当しますが……。
 ※サンデー系=  、ノーザンダンサー系=  ミスプロ系=  、 
 ナスルーラ系=  、ロベルト系=  
 
アスクシュタイン  :父ドゥラメンテ(キングカメハメハ)/母父Bellamy Road(Danzig系)
エリキング     :父キズナ(ディープインパクト)/母父High Chaparral(Sadler's Wells)
キングスコール   :父ドゥラメンテ(キングカメハメハ)/母父Frankel(Sadler's Wells系)
クロワデュノール  :父キタサンブラック(ブラックタイド)/母父Cape Cross(Danzig系)
ジョバンニ     :父エピファネイア(シンボリクリスエス)/母父Foot steps in the sand(Storm Bird系)
 
4)JRAホームページのデータ分析
 JRAのホームページのデータ分析で強調されている点は以下のとおりです。
 
 ① 2018年を最後に近年は上位人気馬同士の決着多い
 ② 重賞勝ち馬が活躍:複勝率29.1% 
 ③ 前走重賞勝ちに要注目:複勝率39.2%
 ④ 3着以下に敗れた経験のない馬が優勢:複勝率30.8%
   特に無敗馬は複勝率44.0%
 ⑤ 優勝馬はトライアル戦以外の重賞2着以内から出る傾向
 
 浮上するのはクロワデュノールジョバンニエリキングサトノシャイニングが続くといったところです。ジョバンニは前走が重賞でないのがややマイナスです。
 
5)結 論  
 「二強」対決の様相ですが、ジョバンニを物差しにすると、ホープフルSで0.3秒差をつけたクロワデュノールの方が少し優勢で、二番手がエリキングでしょうか。おそらく人気もこの順でしょう。一角崩しはサトノシャイニングで、調子次第では逆転まで見込めます。あとは共同通信杯勝ちのマスカレードボールと弥生賞組からは勝ったファウストラーゼンよりも3着のアロヒアリイと、あと一頭スプリングS3着でぎりぎり出走権を獲得したキングスコールまで押さえたいと思っています。二強対決だと片方が崩れるパターンが多いので、中位人気の馬に要注意です。まとめてみると、
 
 ◎クロワデュノール 〇エリキング ▲サトノシャイニング △アロヒアリイ……
で、桜花賞と同じく波乱の目は薄い印象です。「二強」がコケるようなら馬券が跳ね上がるでしょうけど、今のところは堅く予想しておきます
 
 ということで、本日もお読みいただきありがとうございました。今週はまた初夏の陽気になる日があるようです。無事に週末を迎えられますように。
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20250409(水) 阪神牝馬Sの展望

2025-04-09 | 展望
 今日は阪神牝馬Sの検討です。去年は穏当に収まりましたが、例年人気薄が突っ込んでくる波乱の一戦です。桜花賞前日に一稼ぎとなるかどうか。現行のマイルとなった2016年から過去9年のデータをもとに、中心馬や穴馬に目星をつけてみようと思います。
 
 
1)前走(ステップ)と間隔
 ※( )内は今回該当する馬で、〇数字は単勝人気順
 〇京都牝馬S   8スウィープフィート⑤6着 イフェイオン④11着 
                ドナベティ⑰13着*今年の愛知杯の結果を転用
 〇東京新聞杯   4頭ボンドガール②2着 
 〇愛知杯     4頭(※該当なし*今年の小倉牝馬Sの結果を転用
 〇有馬記念    2頭(※該当なし)
 〇初音S     2頭(※該当なし
 
 今年から京都牝馬Sはひと月遅れて愛知杯に、旧愛知杯は小倉牝馬Sに移行したようなので、「該当馬」は参考程度です。間隔は去年までの傾向だと、中6~8週あたりに第一の山があり、二つ目の山は11・12月以来です。前者に該当するのが、ボンドガールソーダズリングタガノエルピーダ、後者に該当するのが、アルジーヌドゥアイズといったところです。
 
2)馬齢 ※頭数は延べ数
 4歳     16頭   〇5歳    7頭   〇6歳  4
    
 4歳が主力で、ここ2年は上位3着までを独占しています。ボンドガールタガノエルピーダラヴァンダあたりにはよい傾向です。
 
3)血統
 かつては父系がディープインパクトなどサンデー系が席巻していましたが、近年は父キングカメハメハ系の方が優勢に映ります。該当するのは3頭です。
※サンデー系=  、ノーザンダンサー系=  ミスプロ系=  
 ナスルーラ系=  、ロベルト系=  
 
 ・アルジーヌ    :父ロードカナロア(キングカメハメハ)/母父ディープインパクト(サンデーサイレンス)
 ・ウンブライル   :父ロードカナロア(キングカメハメハ)/母父ファルブラヴ(Fairy King)
 ・ドゥアイズ    :ルーラーシップ(キングカメハメハ)/母父ディープインパクト(サンデーサイレンス)
 
4)JRAホームページのデータ分析
 JRAのホームページのデータ分析で強調されている点は以下のとおりです。
 
 ① 下位人気馬が侮れない:⑥人気以下の複勝率12.9%
 ② 4歳馬が優勢:連対率22.4%、複勝率29.3%
 ③ 前走1着馬が好走:勝率20%、連対率32%、複勝率44%
 
 浮上するのは、タガノエルピーダです。
 
5)宮田式バイオリズム
 ・アルジーヌ      6・2・1・2
 ・キミノナハマリア   4・3・3・9
 ・スウィープフィート  2・2・1・4
 ・ソーダズリング    3・2・1・5
 ・タガノエルピーダ   3・1・1・4
 ・ドゥアイズ      2・4・2・7
 ・ラヴァンダ      1・2・3・5
 
6)結 論  
 ①人気は武騎乗のボンドガールで、ソーダズリングアルジーヌが次位で続くといったところでしょうか。「波乱の一戦」と言っても、人気馬が総崩れするレースでもないでしょうから、軸馬はこの3頭から選ぶのが無難です。4歳勢が強いとすれば、まずはボンドガールですが、私は武と馬券相性がよろしくないので、5歳のアルジーヌを中心視しようと思います。去年夏のクイーンSではボンドガールに負けていますが、クビ差でしたし、当時の斤量が4㌔重かったことを考えれば、今回は同斤量で十分逆転可能です。相手は、もちろんボンドガールとソーダズリングに、JRAの分析で浮上するタガノエルピーダ、4歳のスウィープフィートラヴァンダ、堅実なドゥアイズビヨンドザヴァレーあたりが候補ですが、怖いのはウンブライルジューンオレンジの2頭でしょう。ウンブライルは去年の2着馬ですし、ジューンオレンジは馬体が450㌔台まで絞れていればチャンスありと見ます。あともう一頭加えるなら、馬場が悪化したときのキミノナハマリアまで。まとめると
 
 ◎アルジーヌ 〇ボンドガール ▲タガノエルピーダ △ウンブライル…… 
で、ヒモ荒れに期待したいレースです
 
 ということで、本日もお読みいただきありがとうございました。満開の桜もそろそろ散り始めそうです。花散らしの雨が降る前によく眺めておくことにします。一日穏やかに終わりますように。
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20250408(火) ニュージーランドTの展望

2025-04-08 | 展望
 今日はNHKマイルCのトライアル戦、土曜中山のニュージーランド・トロフィーを検討してみます。暮れの朝日杯FSを制したアドマイヤズームの「一強」ムード濃厚です。相手探しのレースなのか、それとも、足もとをすくう馬が現れるのか、持ち時計や過去10年の傾向などから推察してみます。
 
 
1)持ち時計上位
 去年の勝ち馬エコロブルームの勝ち時計は、稍重で1分34秒4(上がり35.0)でしたが、その前年は同じ稍重でも1分33秒台が出ているので、今回もこのあたりの時計勝負となりそうです。良馬場なら32秒台に突入するかも知れません。今回の出走メンバーの持ち時計上位は以下のとおりです(〇数字は単勝人気順、*は重複)。
 
 <1600>
 イミグラントソング 12/14中山 ひいらぎ賞  ②2着 1分32秒5 34.6
 コートアリシアン  02/15東京 クイーンC  ④4着 1分33秒1 34.8
   *アドマイヤズーム  11/10京都 未勝利    ②1着 1分33秒9 35.0
 ミストレス     10/26東京 アルテミスS ⑦2着 1分34秒0 33.8
   *アドマイヤズーム  12/15阪神 朝日杯FS  ⑤1着 1分34秒1 33.6
 
 参考までに去年(2024年)の上位3頭の前走は以下のとおりです。
1⃣エコロブルーム   01/08京都 シンザン記念 ①2着 1分34秒7 36.1 
2⃣ボンドガール    10/07東京 サウジRC  ①2着 1分33秒7 34.1 
3⃣ユキノロイヤル   03/16中山 1勝クラス  ⑥1着 1分34秒8 35.0 
 
 アドマイヤズームは前走の朝日杯で確かに強い競馬を見せましたが、時計的に抜けているわけではありませんし、牝馬のコートアリシアンミストレスあたりが好勝負になるかも知れません。他距離からですと、クロッカスS組のプリティディーヴァストレイトトーカーが上がり33秒1、2の時計で走っていますが、全体時計が遅いので、どんなもんかというところです。ムイも前走1400を1分20秒台で走っていて目に留まりますが、3㌔減の軽量騎手でしたから。
 
2)前走(ステップ)と間隔
 ※( )内は今回該当する馬で、〇数字は単勝人気順
 〇1勝クラス    8頭アタラシイカドデニ⑤1着 ストレイトトーカー②1着
                 チョングク③3着 ムイ⑦1着
 〇ファルコンS   5頭(※該当なし
 〇弥生賞      2頭(※該当なし
 〇京成杯      2頭(※該当なし
 〇シンザン記念   2頭(※該当なし
  
 ローテーション的には全体の70%が中5週以内で、間隔をあけるよりも3月以降に走っている馬の方が優勢です。アドマイヤズームは4ヶ月ぶりのレースとなりますが、去年①人気で2着に敗れたボンドガールが半年ぶりでしたので、一抹の不安はあります。
 
3)血統
 難解ですが、父系はやはりサンデー系でしょうか。ディープインパクトはもちろんですが、傍系のダイワメジャーがほぼ互角の勢いです。ディープ系を差しおいて、ダイワメジャー系の1頭だけ挙げておきます。
 ※サンデー系=  、ノーザンダンサー系=  ミスプロ系=  、 
 ナスルーラ系=  、ロベルト系=  
 
ルージュラナキラ  :父アドマイヤマーズ(ダイワメジャー)/母父カジノドライヴ(Bold Ruler系)
 
 
4)JRAホームページのデータ分析
 JRAのホームページのデータ分析で強調されている点は以下のとおりです。
 
 ① 伏兵台頭に要注意:過去10年で①人気の勝利なし
 ② 伏兵は内寄りの枠に潜む
  :1~4枠の勝率23.1% > 1~8枠同8.3% 
   ⑥人気以下で3着以内の馬9/11は1~4枠
 ③ 前走重賞2~9着の馬が狙い目
  :前走1着馬の複勝率18.5% < 同2~9着馬 28.4%(うち重賞が16/19頭)
 
 ③だけですが、コートアリシアンジェットマグナムミストレスルージュラナキラは有資格馬です。
 
5)結 論  
 アドマイヤズームが連を外さないとは思いますが、データ的には去年のボンドガールと同様、勝ち切れないシーンがありそうです。となると、やや底が見えた感のあるコートアリシアンジェットマグナムよりも、ミストレスルージュラナキラの方が妙味がありそうです。中心はサウジ帰りのミストレスとします。異例のローテですが、昨日触れたように、矢作調教師の思惑どおりならば、ここで出走権を取れるのではないかと思います。相手は、上に挙げた3頭の中では、人気を落としそうなルージュラナキラを一番手とし、その次にアドマイヤズーム、コートアリシアンの順で考えています。しかし、人気薄が穴をあけるレースでもあるので、伏兵には要注意です。クロッカスS組のプリティディーヴァストレイトトーカーに持ち時計トップのイミグラントソングあたりはそれなりの人気になるとして、大穴はミーントゥビーでしょう。前走の負けで人気を下げそうですが、阪神JF(7着)ではミストレスにアタマ差先着しているので、それなりに警戒しておくべきと思います。まとめると、
 
 ◎ミストレス 〇ルージュラナキラ ▲アドマイヤズーム △コートアリシアン……
で、万が一アドマイヤズームが4着以下に敗れるならば、どれでも万馬券でしょう
 
 ということで、本日もお読みいただきありがとうございました。株価の大暴落が続いています。あのバカ(ども)のせいです。今日もまた下がるんでしょうか。
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20250407(月) 桜花賞の展望

2025-04-07 | 展望
 昨日の大阪杯は5歳ベラジオオペラの連覇、レコード勝ちのおまけ付きとなりました。「最強世代」と見ていた4歳勢は、エコロヴァルツの4着が最高位で、①人気のシックスペンスは7着、ステレンボッシュに至っては13着と惨敗でした。4歳の上位独占もあり得ると想定していただけに、とんだ的外れに終わって大反省です。結果は以下のとおりでした。
*〇数字は単勝人気順、□数字は枠人気順= はウラ人気、◎〇▲△の左は当日の朝(あるいはライヴ)予想、右は週中の予想、数字は追い切り評価の平均値: は最上位
 
 阪神11R 大阪杯 GⅠ 
1着 ベラジオオペラ   ②3⃣  ▲  〇  4.1
2着 ロードデルレイ   ④1⃣  △  △  4.6
3着 ヨーホーレイク   ⑧4⃣  ー  ー  4.5
*朝予想◎ステレンボッシュ13着/週中予想◎コスモキュランダ8着 
 
 勝ったときは謙虚に、負けたときは気分一新で、尾を引かないようにします。次はいよいよ桜花賞ですから。メンバーを見渡すと、勝ったり負けたりの馬がトライアル戦の上位を占めていて、阪神JF組が抜けて強いわけではないと仮定すると、①②人気が強い例年の傾向とは違って、今年は久しぶりに荒れるかも知れません。過去10年の傾向などから中心馬を探してみます。
 
 
1)持ち時計上位
 去年の桜花賞馬ステレンボッシュの勝ち時計は、良馬場で1分32秒2(上がり33.4)で、前年のリバティアイランドに0.1秒差の好時計でした。4年前にはソダシが1分31秒台の快時計を出していますし、日曜の天気と馬場次第では、再び1分31秒台の時計が出るかも知れません。今回の出走メンバーの持ち時計上位は以下のとおりです(〇数字は単勝人気順)。
 
 <1600>
 エンブロイダリー  02/15東京 クイーンC  ③1着 1分32秒2 34.9
 マピュース     02/15東京 クイーンC  ⑧2着 1分32秒6 34.8
 エリカエクスプレス 01/12中山 フェアリーS ②1着 1分32秒8 35.1
 エストゥペンダ   02/15東京 クイーンC  ⑥3着 1分32秒8 34.3
 アルマヴェローチェ 12/08阪神 阪神JF   ⑤1着 1分33秒4 34.3
 ショウナンザナドゥ 02/15東京 クイーンC  ②9着 1分33秒4 35.6
 ビップデイジー   12/08阪神 阪神JF   ⑧2着 1分33秒6 34.4
 ブラウンラチェット 10/26東京 アルテミスS ③1着 1分33秒8 33.3
 ミストレス     10/26東京 アルテミスS ⑦2着 1分34秒0 33.8
 クリノメイ     03/02阪神 チューリップ賞⑨1着 1分34秒0 33.7
 ウォーターガーベラ 03/02阪神 チューリップ賞⑦2着 1分34秒0 33.2
 
 参考までに去年(2024年)の上位3頭の前走は以下のとおりです。
1⃣ステレンボッシュ  12/10阪神 阪神JF   ⑤2着 1分32秒6 33.5 
2⃣アスコリピチェーノ 12/10阪神 阪神JF   ③1着 1分32秒6 33.7 
3⃣ライトバック    02/03京都 エルフィンS ①1着 1分35秒1 33.9 
 
 時計上位はエンブロイダリーらのクイーンC組で、時計の速い時期であったとはいえ、明け3歳牝馬がマイルで1分32秒台の時計というのはなかなか優秀です。フェアリーS勝ちのエリカエクスプレスとともに、本番で上位に来てもおかしくありません。阪神JF組は去年の時計よりも遅い決着で、順位が展開のあやによるもので、着順ほどの差がないとすれば、人気で負けたブラウンラチェットミストレスなどにも一変する可能性があります。安定感ならアルマヴェローチェビップデイジーでしょうけれど。あと一頭、使い過ぎの感じもありますが、前走のチューリップ賞で末脚が光ったウォーターガーベラにも浮上の余地がありそうです。
 
2)前走(ステップ)と間隔
 ※( )内は今回該当する馬で、〇数字は単勝人気順
 〇チューリップ賞   15頭クリノメイ⑨1着 ウォーターガーベラ⑦2着
                 ビップデイジー①3着 ナムラクララ③5着
 〇阪神JF     5頭アルマヴェローチェ⑤1着 スリールミニョン⑯5着
                 ブラウンラチェット①16着
 〇フィリーズR   3頭ショウナンザナドゥ③1着 チェルビアット⑭2着
                 ボンヌソワレ⑦3着 ダンツエラン⑧6着ほか
 〇クイーンC    2頭エンブロイダリー③1着 マピュース⑧2着
                  エストゥペンダ⑥3着 ) 
 〇エルフィンS   2頭ヴーレヴー④1着
  
 ローテーションは、上の通り中4週のチューリップ賞組がダントツです。近年は阪神JFから直行のパターンが増えていますが、やはりトライアルを叩いてからの方が理想的です。
 
3)血統
 父系はディープインパクトやダイワメジャーなどのサンデー系が優勢に見えます。母系は難解ですが、母父キングカメハメハ系などミスプロ系が近年目につくといった程度です。この血脈で浮上するのは、次の4頭です。
 ※サンデー系=  、ノーザンダンサー系=  ミスプロ系=  、 
 ナスルーラ系=  、ロベルト系=  
 
クリノメイ     :父オルフェーヴル(ステイゴールド)/母父プリサイスエンド(Forty Niner系)
ビップデイジー   :父サトノダイヤモンド(ディープインパクト)/母父キングカメハメハ(Kingmambo)
ミストレス     :父キズナ(ディープインパクト)/母父Distorted Humor(Forty Niner系)
ムイ        :父ミッキーアイル(ディープインパクト)/母父ルーラーシップ(キングカメハメハ)
 
4)JRAホームページのデータ分析
 JRAのホームページのデータ分析で強調されている点は以下のとおりです。
 
 ① ⑩人気以下は馬券圏外:複勝率0%
 ② キャリア3戦の馬が好成績:複勝率34.2% 
 ③ 前走3着以内馬が好走
  :過去10年の3着馬では26/30頭=86.7%
 ④ 前走チューリップ賞組か阪神JF組が好走
 ⑤ 優勝馬は2~7枠/通算出走数6戦以内
  /前走馬体重460~499㌔が狙いめ
 
 条件を満たして浮上するのはアルマヴェローチェです。
 
5)結 論  
 例年どおり①②人気が強い年なら中心はアルマヴェローチェの一択ですが、スターズオンアースが勝った2022年と何となく似た感じもするので、別馬から入ろうと思います。中心は2戦2勝のエリカエクスプレスです。前走の勝ち時計は翌日のトロヴァトーレが勝ったニューイヤーSの上位組と比べてもそれほど差のない優秀なものですし、直線でも気合いづけにゴール直前に一発ムチを入れただけの楽勝で、まだ余裕がありました。データにそぐわないステップですが、関西馬で移動の負担がなく、ここでも好勝負が見込めると思います。相手は中位人気の馬から何頭か抜擢して、アルマヴェローチェは押さえまでにとどめます。候補としては、当然安定感のあるビップデイジーに、クイーンC勝ちのエンブロイダリー、きさらぎ賞2着のリンクスティップ、チューリップ賞組からウォーターガーベラなどで、ブラウンラチェットもまだ見限れないと思います。大穴はダート転出で異例のステップを踏んできた海外帰りのミストレスでしょうか。矢作調教師のもくろみ通りに成長しているとすれば、この馬の逃げ残りがあるかも知れません(出走が叶うかどうかが問題ですが)。まとめてみると、
 
 ◎エリカエクスプレス 〇ビップデイジー ▲リンクスティップ △アルマヴェローチェ……
で、アルマヴェローチェが4着以下なら、いい馬券になると思います。
 
 ということで、本日もお読みいただきありがとうございました。満開のソメイヨシノもそろそろ散り始めそうですが、今週もがんばっていきましょう。
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20250402(水) チャーチルダウンズCの展望

2025-04-02 | 展望
※訂正あり 
 今日は土曜阪神のチャーチルダウンズCを検討してみます。去年まではアーリントンCとして施行されていたレースで、NHKマイルCのトライアルの位置づけや、距離、条件、競馬場などすべて同じ。何故名前を変えるのか、理由が不明ですが、参考までに、チャーチルダウンズはご存じケンタッキーダービーが行われる競馬場で、アーリントンは(たぶん)米国の国立墓地ですすいません、シカゴの近くにアーリントンパーク競馬場があるので、そっちのようです)。アーリントンCの過去のデータをそのまま転用できそうなので、まあいいですが。持ち時計を含めて、中心馬の目星をつけてみようと思います。
 
 
1)持ち時計上位
 去年の勝ち馬ディスペランツァの時計は、良馬場で1分34秒1(上がり32.4)で、スローだったせいか上がり時計が目立つ決着となりました。土曜の阪神の天気は曇一時雨の予報なので、稍重くらいにはなるかもしれませんが、去年のようにスローで流れれば1分34秒台、普通に流れれば1分33秒台の決着と予想されます。上がりはペース次第ですが、34秒台前半が出ればまずまずといったところでしょうか。今回のメンバーからは全体時計が1分34秒台くらいまでの持ち時計がある馬をピックアップして比較してみます(〇数字は単勝人気順)。
 
 <1600>
 アルテヴェローチェ 10/05東京 サウジRC  ②1着 1分33秒0 34.5 稍
 タイセイカレント  10/05東京 サウジRC  ④2着 1分33秒1 34.3 稍
 モンテシート    01/05中山 ジュニアC  ⑩3着 1分34秒0 34.7
 ビッキーファースト 10/05東京 未勝利S   ④1着 1分34秒2 34.6
 スリールミニョン  12/08阪神 阪神JF   ⑯5着 1分34秒2 34.6
 フォルテム     01/11中山 未勝利    ⑭2着 1分34秒5 36.3
 チョングク     03/02中山 1勝クラス  ⑥4着 1分34秒8 33.7
 デリュージョン   01/05中山 ジュニアC  ⑪10着  1分34秒8 33.9
 ワンモアスマイル  03/16阪神 1勝クラス  ①2着 1分34秒8 34.6 稍
 ランスオブカオス  12/15阪神 朝日杯FS  ⑨3着 1分34秒9 34.0
 
 参考までに去年(2024年)の上位3頭の前走は以下のとおりです。
1⃣ディスペランツァ  03/10阪神 1勝クラス  ③1着 1分33秒4 33.1 
2⃣アレンジャー    03/23中山 1勝クラス  ③2着 1分08秒3 34.2 
3⃣チャンネルトンネル 03/17中山 スプリングS ⑥4着 1分50秒1 33.8 
 
 持ち時計上位はアルテヴェローチェタイセイカレントのサウジRC組2頭ですが、その後の冬場の時計を見ると、スリールミニョンモンテシートの方が上かも知れません。あとは上に名前が挙がりませんでしたが、2戦目で変わり身を見せたアスクセクシーモアも意外に好勝負になるかもしれません。
 
2)前走(ステップ)とレース間隔
※( )内は今回該当する馬で、〇数字は単勝人気順
 〇朝日杯FS  6(※該当なし
 1勝クラス  6頭チョングク⑥4着 デリュージョン②3着
              ビッキーファースト⑦10着 モンタルチーノ②7着
              ワンモアスマイル①2着) 
 〇シンザン記念 3頭アルテヴェローチェ①2着 ジーティーマン⑤6着
 〇ジュニアC  3頭(※該当なし 
 〇未勝利    2頭アスクセクシーモア③1着 ツーエムクロノス④1着
              フォルテム④1着
 
 前走との間隔で比較的多いのは中4ヶ月(朝日杯FS)、中4週中8週です。Gレースでない限り、2・3月に走っている馬が優勢です。この点で、アスクセクシーモアは間隔が開きすぎていて、若干不安が残ります。
  
3)血統
 これは当日の天候や馬場に左右されると思いますが、かなり難解です。馬場に関係なくわりと好成績なのはミスプロ系かも知れませんが、それほど強く出ているわけでもありませんし。ほとんど根拠レスですが、重馬場にはならないと見て、父系ディープと母父ミスプロ系でピックアップしておきます。
 ※サンデー系=  、ノーザンダンサー系=  ミスプロ系=  、 
 ナスルーラ系=  、ロベルト系=  
 
デリュージョン   :父レッドベルジュール(ディープインパクト)/母父ルーラーシップ(キングカメハメハ)
フォルテム     :父フィエールマン(ディープインパクト)//母父ケイムホーム(Gone West)
モンテシート    :父ミッキーアイル(ディープインパクト)/母父Dutch Art(Machiavellian系)
 
4)JRAホームページのデータ分析
 JRAのホームページのデータ分析で強調されている点は以下のとおりです。
 
 ① ①人気は勝つか④着以下
 ② 朝日杯FS組が好走:複勝率54.5% 
        平場の1勝クラス(×特別戦)にも要注意
 5枠が好運枠:5勝7連対、複勝率36.8%
 
 条件項目が少ないので、馬名は省略します。
 
5)結 論  
 実績上アルテヴェローチェランスオブカオススリールミニョンあたりが人気になりそうですが、一緒に走って来たメンバーのその後がいまいちなので、2勝馬のモンテシートを中心に据えようと思います。ジュニアCではファンダムに歯が立ちませんでしたが、2着のモンドデラモーレとともに他馬からは一枚上の走りを見せました。上の3頭が相手でも、それほどひけはとらないと思います。相手には、上の3頭に加え、能力的にアスクセクシーモアチョングクミニトランザットあたりもまだ見限れない感じです。あとは穴でモンタルチーノの名前も挙げておきます。JRAの分析で言うところの、①人気が圏外に消えることを想定して、馬券を買ってみようと思います。
 まとめると、
 
 ◎モンテシート 〇スリールミニョン ▲ランスオブカオス △モンタルチーノ……
で、おそらく当日①人気のアルテヴェローチェが消えてくれれば好配当です。
 
 ということで、本日もお読みいただきありがとうございました。今日も関東は雨模様で寒いですが、何とか週末まで頑張りましょう。
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