Winning Ticket for All Vol.2

レース展望と回顧、馬券術について

10/24(木) 豪GⅠコックスプレートの展望

2024-10-24 | 海外競馬
▲コックスプレートに臨むプログノーシス
 
 今日は日本馬のプログノーシスが参戦する土曜の豪GⅠコックスプレートを検討してみます。5年前のリスグラシューに続いて、このレースを日本馬が制するかどうか。鞍上は同じくレーン騎手です。
 
1) 見取り図
 去年の勝ち馬ロマンチックウォリアとプログノーシスは、4月の香港QE2世カップでクビ差の2着ですから、去年ロマンチックWにハナ差2着で、今年も出て来るミスターブライトサイドとだいたい同等と見てよいでしょう。あとは、これを上回る馬がいるかどうかです。一番怖いのは、3月のオーストラリアンCでこのミスターBSを引き離したプライドオブジェニです。オーストラリアの年度代表馬ですから、格的には一番手です。特殊なコース形態がどう影響するかわかりませんが、この馬に大逃げをうたれると、直線が短いだけに、後続勢は影も踏めないこともあり得ます。ただ中6日はいかにも短か過ぎますが。斤量の軽い3歳勢からはブロードサイディングでしょう。先行差しが決まる展開になれば当然抜け出てきそうですが、距離経験がマイル以下しかないので、距離が2000m超にかわってどうでしょうか。あとは、このムーニーバレー競馬場で3勝とコース適性のあるエヴァポレイトと、22日の「下見」で放馬したとかいう話もありますが、実力馬のヴィアシスティーナも見逃せません。事前の見取り図はこんなところだろうと思います。
 
2) 血統評価
 欧州競馬ほど血統評価がそのまま通じる感じはしませんが、過去10年の傾向を調べてみると、欧州系にやや近いのか、主流はノーザンダンサー系で、近年は父母がミスタープロスペクター系ノーザンダンサー系のかけ合わせが強い趣です。該当する馬を拾ってみると、
 
 ミスターブライトサイド:父Bullbars(Gone West系)/母父Tavistock(Sadler's Wells系)
 〇プライドオブジェニ  :父Pride of Dubai(Machiavelian系)/母父O'Reilly(Try My Best系)
 〇コヴァリカ      :父Ocean Park(Nureyev系)/母父マクフィ(Seeking the Gold系) 
 
 父がミスプロ系ならば、ロイヤルパトロネージ(Gone West系)、エヴァポレイト(Machiavelian系)、ブロードサイディング(Seeking the Gold系)も該当します。父系の血統からはブロードサイディングは距離が長い感じがしますが、どうでしょう。
 
3) 宮田式バイオリズム
 最後に、今回宮田式バイオリズムがよさげな馬の名前も挙げておきます。
 
 ・ミスターブライトサイド   11・8・3・7
 ・ドックランズ       3・5・1・2
 ・ヴィアシスティーナ    6・3・1・1
 ・ブロードサイディング   5・0・2・2
 ・エヴァポレイト      4・2・1・2
 
4) 結 論
 去年2着のミスターブライトサイド中心と見ています。日本馬のプログノーシスはここ2戦出遅れ癖が出ていて、ゴール前で届くかどうかやはり心配です。プライドオブジェニの中6日というのは、日本の競馬のGⅠ戦では考えられない間隔ですので、いくら豪州競馬といっても、狙いを下げざるを得ないでしょう。あとブロードサイディングも父系のSeeking the Goldは2000の血統としては割り引きだと思います。ヴィアシスティーナも実力馬とはいえ、放馬はやや引っかかります。ということで、人気上位が見込まれる中では、ミスターブライトサイドが最も「失点」が少ない印象です。相手の一番手は、ムーニーバレー競馬場を得意とするエヴァポレイトがいい感じです。あとは、頭数も少ないですが、他に流すといったところで、コヴァリカだけはこのメンバーではちょっと苦しいかなというところです。
 まとめると、
 
 ミスターブライトサイド 〇エヴァポレイト ▲ヴィアシスティーナ △……
 
 で狙ってみようと思います。
 
 明日は天皇賞・秋の出走馬の調教具合を見極めたいと思います。本日もお読みいただきありがとうございました。なかなか「夏」が終わりませんが、今日も一日がんばりましょう。
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10/ 3(木) 凱旋門賞 迫る

2024-10-03 | 海外競馬
▲1年前、京都2歳Sを制したシンエンペラー 今年は凱旋門賞に挑む
 
 凱旋門賞の日が近づいてきました。前走のアイリッシュCSで3着だったシンエンペラーが、日本馬としてただ一頭参戦します。はたして日本競馬界悲願のタイトルを獲れるかどうか。今日はこの凱旋門賞を検討してみます。
 
 といっても、毎度のことながら、血統くらいしか評価の方法を持ち合わせていません。去年のブログでは、以下のとおり、父系サドラーズウエルズで挙げた4頭が1~3着に入りました。より正確に言えば、サドラーズウエルズの孫にあたるフランケルの子と孫で3着までを独占したかたちです。
 
フリーウインド  ⑩人気13着(父ガリレオ=サドラーズウエルズの子)
オネスト     ⑬人気3着  (父フランケル=サドラーズウエルズの孫)
ウエストオーバー ②人気2着  (父フランケル=同上)
エースインパクト ①人気1着  (父クラックスマン=フランケルの子=サドラーズウエルズの玄孫)
 
 過去の上位馬の血統を見ても、この血脈が優位なのは明らかです。
 
 他にも凱旋門賞の血統傾向を取り上げているサイトはありますし、同じ手法で「二番煎じ」の感は拭えませんが、今年もこの血統で該当馬を拾ってみるのが、当たり馬券の近道と思います。ということで、父系にサドラーズウエルズ(SW)の血脈をもつ馬を挙げてみると、去年より多くなりますが、以下の9頭が該当します
 
 キプリオス    :父Galileo(SWの子)
 〇セヴェナズナイト :父Camelot(SWの孫)
 〇ルクセンブルク  :父Camelot( 〃 )
 〇サンウェイ    :父Galiway( 〃 )
 デイラマイル   :父Camelot( 〃 )
 〇デリウス     :父Frankel( 〃 )
 〇ファストトラッカー:父Churchill( 〃 )
 〇ロスアンゼルス  :父Camelot( 〃 )
 ブルーストッキング:父Camelot( 〃 )
 
 母系では、アルリファー、セヴェナズナイト(上にも名前あり)、コンティニュアス、シンエンペラーなども母父にGalileo(SWの子)がいますが、ここでは数が増えるので名前だけにしておきます。
 
 参考までに、宮田式バイオリズムがよさそうな馬の名前も挙げておきましょう。
 
 ・アヤザーク        6・4・3・7
 ・ファンタスティックムーン 7・3・1・2
 ・アルリファー       3・4・0・2
 ・キプリオス         13・2・0・2
 ・セヴェナズナイト     5・2・1・7
 ・コンティニュアス     5・1・2・3
 ・マルキーズドゥセヴィニエ 8・6・1・2
 ・シンエンペラー      2・2・2・1
 ・デイラマイル       1・2・2・3
 ・デリウス         3・1・1・0
 ・ファストトラッカー    3・0・1・3
 
 今年は比較的頭数も多く、絞り込むのが難儀ですが、血統とバイオリズムからは、キプリオスセヴェナズナイトデイラマイルデリウスファストトラッカーの5頭です。この中から中軸を選ぶとすれば、デリウスがおもしろそうです。前走のニエル賞は勝ったソジーに力負けでしたが、仏ダービー馬のルックドゥヴェガには先着しました。位置取りや鞍上によるでしょうが、十分上位に残れる器と見ます。相手には、血統で名前が上がった馬たちに、当然、アイリッシュCSで底力を見せて3着の日本馬シンエンペラーも加えなければならないでしょう。個人的には同4着のロスアンゼルスの方が気になっていますが。あとは、エクリプスSでシティオブトロイと0.2秒差の2着だったアルリファーでしょうか。まとめると、
 
デリウス 〇ロスアンゼルス ▲シンエンペラー △デイラマイル……
 
 人気になりそうなソジーはもちろん押さえますが、ルックドゥヴェガともども、相手までにしておこうと思います。ちょっと狙いすぎかも知れません(笑)。
 
 本日もお読みいただきありがとうございました。季節の変わり目です。くれぐれも体を冷やしませんように。
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8/21(水) 海外GⅠインターナショナルSのねらい

2024-08-21 | 海外競馬
 今日は英国でGⅠインターナショナルSがあり、日本馬のドゥレッツァが参戦するようで、JRAで馬券発売がありますので、ちょっと注目しています。①人気が予想されるシティオブトロイにはエクリプスSに続くGⅠ3連勝がかかりますが、どうなるでしょうか。個人的には血統以外に判断材料がないので、ほとんど当てずっぽうですが、短く検討してみます。
 
 
 去年勝ったモスターダフ、その前のバーイードともに父系がノーザンダンサー系(ND)です。その前の2頭はミスプロ系でしたから、そんなに単純ではないと思いますが、欧州競馬ですし、やはり血統としてはまずNDに注目しないわけにはいかないでしょう。となると、日本馬のドゥレッツァは父ドゥラメンテがキンカメ子のミスプロ系なので、今回はどうか、母系にND血脈もあるので欧州競馬に全く合わないとは思いませんが、馬券の中心とするにはやや心許ない感じです。他方、シティオブトロイは父方がStorm Bird系のND血脈、母父がGalileo(Sadler's Wells子のND)なので、これは欧州競馬の血脈にそう感じです。父系がやや軽めなのでスピードは父系譲り、スタミナと体力は母系からってところでしょうか。その他の馬たちも、父系を遡ればだいたいNDに辿り着くので、さすが欧州競馬というか、陣営も血統と無関係に大舞台に管理馬を上げてはこないなというところです。NDに該当しないのはザラケム(父系ミスプロ)くらいですが、これとてドゥレッツァ同様、部分的にはNDの血脈を含んでいますから。
 
 ということで、血統面でややマイナスに映るのは、ドゥレッツァとザラケムの2頭くらいで、これだとまだ残り11頭もいますんで(笑)、もう少し絞り込みたいところです。血統面でさらに着目すべきは、シティオブトロイの母系に見える Galileo-Sadler's Wells-ノーザンダンサー の筋でしょう。これはコテコテの欧州血脈ですが、これでさらに絞り込めば、以下の4頭が該当します。
 ドックランズ:父Massaat(Galileo孫)
 〇ハンスアンデルセン:父Frankel(Galileo子)
 〇アンビエンテフレンドリー:父Gleneageles(Galileo子)
 〇カランダガン:父Gleneageles(Galileo子)
 
近いところで、もう一頭挙げると
 〇ブルーストッキング:父Camelot(父モンジューがSadler's Wells子)
もいます。
 
 あと、母系では、
 〇マルジューム:母Nictate(父TeofiloはGalileo子)
 〇シティオブトロイ:母Together Forever(Galileo子)
の2頭が該当します。
 
 だいたいこの計7頭で馬券を組み立てるのがいい感じです。
 中心馬は父系にGalileoがいる4頭からカランダガンを抜擢します。GⅠ初挑戦ですが、ここまで3連勝の勢いで、シティオブトロイを完封できるのはこの馬と見ます。相手は、英ダービーでシティオブトロイに敗れて勝負づけが済んだ感じもありますが、アンビエンテフレンドリーの再浮上に期待し、馬場が悪化すればより台頭しそうなブルーストッキングを三番手とします。シティオブトロイはその次でしょうか。まとめると、
 
カランダガン 〇アンビエンテフレンドリー ▲ブルーストッキング △シティオブトロイ……
 
で、日本馬のドゥレッツァは申し訳ないけど今回は切ろうかなと思っています。馬券発売はこの後、朝7:00からで、レースは日本時間の23:35頃ということですので、早めに買っておきます。さて、どうなりますか。土日の資金づくりになるとよいのですが。
 
 本日もお読みいただきありがとうございました。今日も一日がんばりましょう。
 
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4/25(木) 香港チャンピオンズデーを少々

2024-04-25 | 海外競馬

 

 

(2003年、有馬記念をシンボリクリスエスで連覇したペリエ騎手)
 
 ついにペリエ騎手も引退ですかぁ。時代を感じますねぇ。凱旋門賞3連覇や有馬記念3連覇もすごいことですが、ルメールさんを日本に誘ってくれたのはペリエですから。日本競馬への貢献もはかりしれません。今日25日の騎乗が最後とのことですが、本当にお疲れさま、ありがとうと言いたいです。
 
 さて、今日は日曜の香港チャンピオンズデーのレースを検討してみようと思います。日本で馬券発売があるのは、5RチェアマンズSP、7Rチャンピオンズマイル、8Rクイーンエリザベス2世CのGⅠ3レースで、いずれにも日本馬が参戦しますが、パッと見、香港馬に強敵ぞろいで、おいそれとは勝たせてもらえない感じです。クイーンエリザベス2世Cは、日本馬のプログノーシスを応援を兼ねて狙いたいところですが、ロマンチックウォリアーはかなりの強敵ですし、チャンピオンズマイルにも難攻不落のゴールデンシックスティがいます。唯一「鉄板」が存在しなさそうなのは、チェアマンズSPでしょうか。ここはカリフォルニアスパングルなど強い馬がいますが、距離1200で紛れもありそうですので、このレースだけ狙ってみようかと考えています。
 
 まずは(と言ってもこれくらいしかありませんが)、過去4年の3着以内馬の血統を見てみます。過去3年にしたかったのですが、2022年と2021年の3着以内が同一馬・同着順なもので……。
*ND=ノーザンダンサー系 TT=ターントゥ系 Rロベルト系 MP=ミスタープロスペクター系 
 
<2023年>
1⃣ラッキースワイネス(HK):父Sweynesse(TT)/母父Red Clubs(R)
2⃣クーリエワンダー(HK):父Sacred Falls(ND)/母父Savabeel(TT)
3⃣ウェリントン(HK):父All To Hardダンチヒ系=ND)/母父More Than Ready(ヘイロー系=TT
<2022年・21年>
1⃣ウェリントン(HK):父All To Hardダンチヒ系=ND)/母父More Than Ready(ヘイロー系=TT)
2⃣コンピューターパッチ(HK):父Exceed And Excelダンチヒ系=ND)/母父Hussonet(MP)
3⃣スカイフィールド(HK):父Deep Field(ND)/母父O'Reilly(ND)
<2020年>
1⃣ミスタースタニング(HK):父Exceed And Excelダンチヒ系=ND)/母父Dayjurダンチヒ系=ND)
2⃣ビッグタイムベイビー(HK):父Dandy Manダンチヒ系=ND)/母父Tobougg(サドラーズウェルズ系=ND)
3⃣サンクスフォーエバー(HK):父Duporth(R)/母父Exceed And Excelダンチヒ系=ND)

 ご覧のとおり、ノーザンダンサー系の、中でもダンチヒ系が際だっています。これはこの血脈に乗らないわけにはいきません。今回の出走メンバーで該当するのは、以下の馬たちです。

カリフォルニアスパングル:父Starspangledbannerダンチヒ系=ND)/母父High Chaparral(サドラーズウェルズ系=ND)
サンライズロナウド:父ハービンジャーダンチヒ系=ND)/母父アドマイヤベガ(サンデーサイレンス系)
インビンシブルセージ:父Thronumダンチヒ系=ND)/母父Hinchinbrookダンチヒ系=ND)
ビクターザウィナー:父Toronado(サドラーズウェルズ系=ND)/母父Cape Crossダンチヒ系=ND)
ビリービング:父Mehmas(ND)/母父Kodiac(ダンチヒ系=ND)
 

 日本馬のマッドクールも父系がNDですから可能性なしではないと思いますが、12月の香港スプリントの走りからすると、中心視はできない感じです。「一発」を狙うなら、血統的には、むしろサンライズロナウドの方が怖いかも知れません。

 最後に一応宮田式バイオリズムも確かめておきます。

ハウディープイズユアラブ   5・4・4・6
  ビリービング         4・3・2・6
 リトルブローズ          2・2・1・4
〇カリフォルニアスパングル    13・6・2・4
 ビクターザウィナー        7・2・1・5
 フライングエース          6・3・4・6

 マッドクールに期待したいところですが、ビクターザウィナーでいい気がします。高松宮記念ではマッドクールの3着に敗れましたが、今度は地の利もありますし、ドバイのアルクオーツスプリントをレコード勝ちしたカリフォルニアスパングルを逆転できるのは、この馬かインビンシブルセージのどちらかではないかと思います。インビンシブルは前走GⅡ香港スプリントC2着の4歳馬で勢いを感じますが、血統的にダンチヒの血が濃すぎるところが逆に引っかかるので、一枚評価を下げます。相手は当然、カリフォルニアやラッキーウィズユーらですが、伏兵は、4歳のハウディープイズユアラブでしょうか。日本馬のサンライズロナウドの突っ込みも穴目でそれなりに警戒しています。

 ということで、自信はありませんが、

ビクターザウィナー ○インビンシブルセージ ▲ハウディープイズユアラブ △サンライズロナウド 

でまとめてみます。

 レースの発走時刻は日本時間の日曜15:50なので、天皇賞が終わるとすぐです。天皇賞に続いて、連続して当てられるといいのですが、どうなりますか。

 本日もお読みいただきありがとうございました。明日は土日の重賞出走馬たちの追い切り情報を集めてみます。今日も一日無事に終わりますように。

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3/28(木) ドバイシーマCの展望

2024-03-28 | 海外競馬

(イクイノックスとルメール騎手。昨年のドバイシーマCの勝利後)

イクイノックスとウシュバテソーロ 日本馬賞金ランキングでリスグラシューを抜いて11位と12位に | 競馬ニュース - netkeiba.com

 今日は昨日に続いて、日本時間で日曜未明のドバイワールドカップデーのレース・ドバイシーマCを検討してみます。去年、イクイノックスが勝って世界「No.1ホース」と称されるようになったレースです。そのイクイノックスはすでに引退してしまって、まだ一年前のことなのに遠いむかしのような感じがしてきます。

 さて、レース検討と言っても、昨日と同じく血統を見て考えるくらいが関の山です。下にコロナ明け3年分の上位3馬の血統データをまとめておきますが、その前も含めた過去10年については、以下の方のブログなどをご覧ください。

ドバイシーマクラシック2024血統データ表 | 深く考えない競馬 (fukakukeiba.com)

*SS=サンデーサイレンス系 MPミスタープロスペクター系 NDノーザンダンサー系 N=ナスルーラ系

<2023年>

 1⃣イクイノックス(JPN):キタサンブラック(SS)/母父キングヘイロー(ND)

 2⃣ウエストオーバー(GBR):フランケル(ND)/母父リアファン(Robert系)

 3⃣ザグレイ(FRA):ザラック(MP)/母父スリックリー(ND)

<2022年>

 1⃣シャフリヤール(JPN):ディープインパクト(SS)/母父エッセンスオブドバイ(N)

 2⃣ユビアー(GBR):ドバウィ(MP)/母父モンズーン(他)

 3⃣オーソリティ(JPN):オルフェーヴル(SS)/母父シンボリクリスエス(Robert系)

<2021年>

 1⃣ミシュリフ(GBR):メイクビリーヴ(MP)/母父レイヴンズパス(MP)

 2⃣クロノジェネシス(JPN):バゴ(N)/母父クロフネ(ND)

 3⃣ラヴズオンリーユー(JPN):ディープインパクト(SS)/母父ストームキャット(ND)

 血統的には、去年のイクイノックスが典型的ですが、母系にノーザンダンサーの血脈がある馬が強い印象です。かりに母系になくても、父方の母系入っているとか、概してこの血脈に無縁な馬が上位に来るのは見込めないと言ってもいいくらいです。もっとも5、6代遡ってもNDの血と全く無縁な馬というのは、探す方が大変ですが……。

 今回の出走メンバーで父系・母系にノーザンダンサーの血脈をもつ馬をピックアップしてみると、以下のとおりです。ちなみに、昨日と同様、○数字は、3月18日時点のブックメーカー(William Hill)による予想オッズ順だそうです。

【ドバイシーマクラシック2024オッズ】各ブックメーカーの前売りオッズ一覧 三冠牝馬リバティアイランドが1番人気 | 競馬まとめ - netkeiba

 オーギュストロダン(GBR)  :ディープインパクト(SS)/母父Galileo(ND)

 エミリーアップジョン(GBR) :Sea The Stars(ND)/母父Barathea(ND)

 ⑤ジャスティンパレス(JPN)  :ディープインパクト(SS)/母父Royal Anthem(ND)

 ⑦ジュンコ(FRA)       :Intello(ND)母父Dynaformer(Robert系)

 ⑨スピリットダンサー(GBR)  :Frankel(ND)/母父Oasis Dream(ND)

 ⑩ポイントロンズデール(GBR) :Australia(ND)/母父Acclamation(ND)

 日本の牝馬2頭リバティアイランドとスターズオンアースに期待したいところですが、血統的にはやや苦しいのかもしれません(両馬の父ドゥラメンテがNDのクロス5×5ですからNDの血脈がゼロではありません)。シャフリヤールも2年前の勝ち馬だけに血統だけで軽視できませんが、日本馬の中でこのレースに最も適合的なのは、ジャスティンパレスではないかと思います。この馬と、英ダービー馬のオーギュストロダンの対決と見るのが妥当でしょう。その次がエミリーアップジョンで、リバティアイランドは4番手と見ています。

 ということで、今日もまた「当てずっぽう」の予想ですが、

 オーギュストロダン  ○ジャスティンパレス  ▲エミリーアップジョン  △リバティアイランド 

という具合にまとめてみます。

 レースは日本時間で3月31日(日)の深夜なので、これも前売りを買ってから布団に入って朗報を待ちたいと思います。

 本日もお読みいただきありがとうございました。明日は金曜なので、土日の重賞に出走する馬の追い切り情報を集めてみたいと思います。週末に向けて今日もがんばりましょう。

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