まずは昨日の馬券的反省から。スプリンターズSはルガルが1着、2着トウシンマカオ、3着ナムラクレアで、週初めの分析はおろか、追い切り評価も朝予想もほとんど外れの大惨敗でした。終わってから言ってもしょうがないのですが、このレースは147枠が枠人気上位5つに入るパターンで、最も人気のない7⃣枠のビクターザウィナーとルガルは狙ってよいはずの馬だったのですが、この日の中山1~10Rの枠の動きは、どう見ても258枠が強勢でしたし、外目の枠が不利というジンクスもあったので強気になれませんでした。そもそもルガルは前走高松宮記念で①人気の馬です。今回は⑨人気でしたから、穴馬にうってつけと思って、相手には加えましたが、いつも自分で言っている「枠人気下位作戦」を信じ切れなかったところが敗因というか、限界でした。一番驚いたのは3着のナムラクレアです。ピューロマジックやウイングレイテストの逃げで時計が速くなり、差し馬が台頭すると予想はしていましたが、今まで先行差しの競馬をしてきたナムラクレアが、まさか後ろから行って、オオバンブルマイやエイシンスポッターを上回る末脚を発揮して突っ込んでくるとは。中心視していたマッドクールは出だしは順調そうに見えましたが、いつもの唸る勢いがなかった感じです。人気上位馬の中では一番走ってませんので、次回以降、人気を落とせば、またチャンスがあるでしょう。
さて、次の土日から舞台が東京・京都に替わり、秋競馬も本番です。今日は日曜東京のGⅡ毎日王冠を検討してみます。GⅠ馬がいませんので、メンバーとしてはやや小粒な印象ですが、例年ここから天皇賞・秋やマイルCSに進む馬が出るので、有力馬の「秋初戦」の走りをよく見ておく必要があると思います。過去10年間の3着以内馬の傾向を確かめながら、中心馬を見定めてみます。
1)前走(ステップ) ※( )内は今回該当する馬で、〇数字は単勝人気順
〇安田記念 10頭 (※該当なし エルトンバローズ前々走)
〇エプソムC 7頭 (ニシノスーベニア⑨2着)
〇東京優駿 3頭 (シックスペンス③9着 ダノンエアズロック⑤14着)
〇宝塚記念 2頭 (ローシャムパーク④5着 カラテ⑪13着)
〇札幌記念 2頭 (トップナイフ⑦6着)
〇中山記念 2頭 (※該当なし マテンロウスカイ前々走) 〇関屋記念 2頭 (※該当なし)
2)性齢 ※頭数は延べ数
〇3歳 5頭 〇4歳 10頭 〇5歳 11頭 〇6歳 3頭 〇7歳 1頭
/◇牝馬 4頭 ◇騸馬 1頭
4歳と5歳の対決ムードが濃厚ですが、前走ダービー上位の3歳馬は好戦しているので要注意です。今年は2頭参戦していますが、着順が上のシックスペンスが古馬勢とどこまで渡り合えるか、世代間の強弱を測る意味でも、興味をひきます。
3)血統
父ディープインパクト系×母父ノーザンダンサー系(ND)がベスト配合です。このパターンで拾ってみると……。
※サンデー系= 、ノーザンダンサー系= 、ミスプロ系= 、
ナスルーラ系= 、ロベルト系=
・ノースザワールド :父ディープインパクト(サンデーサイレンス)/母父Giant’s Causeway(Storm Bird系)
・ヨーホーレイク :父ディープインパクト(サンデーサイレンス)/母父French Deputy(Vice Regent系)
父サンデー系と見れば、ヤマニンサルバム も同系です。
4)JRAホームページのデータ分析
JRAのホームページのデータ分析で強調されている点は以下のとおりです。
① 前走3着以内馬が好走:9着以下は複勝率3.1%と苦戦
② 東京競馬場の3勝クラスかopで勝った経験のある馬が好走
③ 休養明けの馬が中心:中12週以内馬は複勝率5.9%
④ 過去6年はキャリア15戦以下:16戦以上の複勝率6.9%
全てに合致する馬はいません。3つ該当するのは、エルトンバローズ、オフトレイル、ニシノスーベニア、ヤマニンサルバムで、これにホウオウビスケッツとヨーホーレイクが続くといったところです。
5)宮田式バイオリズム◎
・オフトレイル 3・2・1・1
・ダノンエアズロック 3・0・0・2
6)結 論
GⅠ戦で好戦できるレベルの馬が含まれますが、全体として上位拮抗の混戦といった印象です。実績的には、ローシャムパークが一番手で、エルトンバローズが二番手、以下に、ヨーホーレイク、ホウオウビスケッツ、トップナイフ、ヤマニンサルバム、ニシノスーベニアなどが続き、これらと3歳馬をどう比較するかでしょう。今年の3歳勢は、このメンバーではやや見劣ると考えて、シックスペンス以外は相手候補から外そうと思います。中心は無難にローシャムパークかエルトンバローズでもいいのですが、狙ってみたいのはニシノスーベニアで、前走のエプソムCは2キロ差のあった59㌔のレーベンスティールに完全に力負けしての2着。レーベンステイールには離されましたが、同じだけ他馬も離したのは、見どころがありました。目下の充実度をすれば、このメンバーに入っても、そこそこやれるでしょう。勝てないまでも3着以内はあると期待します。相手は、上に挙げた実績馬たちと、前走ドバイで大負けしたマテンロウスカイがちょっとおもしろい気がしています。例年それほど荒れるレースではないので、このあたりの上位同士で決まる公算大ですが、一頭だけ穴中の穴を挙げておけば、カラテが距離が短くなって爆走しないかと淡い期待をもっています。
ということで、まとめると、
◎ニシノスーベニア 〇エルトンバローズ ▲ホウオウビスケッツ △マテンロウスカイ…… で狙ってみようと考えています。
次の土日は所用でほとんどライヴ予想ができなさそうなので、今のうちによーく検討しておこうと思います。本日もお読みいただきありがとうございました。また台風が近づいて来そうですが、今週もまたがんばっていきましょう。