Winning Ticket for All Vol.2

レース展望と回顧、馬券術について

10/31(火) アルゼンチン共和国杯の展望

2023-10-31 | 予想

 

 更新が一日遅れてしまいました。日曜の天皇賞はイクイノックスの圧勝でした。現在「世界ランク1位」ということなので、まあ「当然」の結果と言えば、それまでですが、驚いたのは時計です。1分55秒2――これには見た瞬間「ええっ!?」と声を上げてしまいました。芝2000の時計としては「破格」過ぎます。4着のダノンベルーガまで55秒台というんですから、ペースや馬場など、好条件がそろったとはいっても、逆にこれは心配になりました。イクイノックスが最強なのはよくわかりましたんで、他馬も含めて競走馬の脚への負担をいっそう気にかけてほしいです。

 それにしても、イクイノックスは次走をどうするんでしょうか。来月のJCに出たとしても、現状では強い外国馬の参戦は望み薄です。3歳女王のリバティアイランドとの対決は確かに見物ですが、ドウデュースにつづいて「二強対決 再び」と形容できる程、リバティアイランドがイクイノックスに並び立つ存在かというと、斤量の恩恵もあるのでチャンスが皆無とまでは言いませんが、さすがにどうかなという感じはします。イクイノックスはすでにドバイでも勝ってるわけですから、残されたレースとなると、JCよりも、日本競馬界の「悲願」である、(来年の)アレしか、もう残ってない気もするのですが……。

 さて、その他、一昨日のレースの反省は多々ありますが、長くなるので、日曜の重賞レースの展望に移ります。次の土日は、秋のGⅠシリーズは中休みの週で、重賞4つにアメリカのブリーダーズCまで加わって、JRAのホームページのTopも賑やかです。今日は日曜、東京のGⅡアルゼンチン共和国杯を検討してみます。これ、昨日の朝に更新するつもりで、途中まで書いていたのですが、肝心要のハンデ戦であることをうっかり忘れていて、月曜の朝の段階では、まだ斤量が発表されていなかったため、更新が一日延びてしまったという次第で。改めて、過去10年の3着以内馬のデータから傾向を探ってみることにします。

アルゼンチン共和国杯【2023年11月5日東京11R】出馬表、予想 | 競馬ラボ (keibalab.jp)

アルゼンチン共和国杯の過去10年データ、好走馬一覧(2023年11月5日東京11R) | 競馬ラボ (keibalab.jp)

1)斤量(ハンデ) ※( )内は今回の該当馬

 ・58㌔     1頭

 ・57.5㌔   3頭

 ・57㌔     3頭

 ・56㌔     8頭(アサマノイタズラ インプレス セファーラジエル チャックネイト テーオーソラネル

              ヒュミドール)

 ・55㌔      10頭(レッドバリエンテ)

 ・54㌔     3頭     

 ・53㌔     1頭

 ・52㌔ 

 ・51㌔     1頭

 55・56㌔の中位ハンデ馬が全体の6割を占めています。ねらいはこのあたりの斤量の馬になるでしょう。57㌔台の「実力馬」も相応に走る感じです。

 

2)前走(ステップ)※( )内は今回の該当馬、〇数字は人気順

 〇六社特別    5頭 (チャックネイト③1着

 オールカマー  4頭 (ゼッフィーロ⑦3着 アサマノイタズラ⑬14着

 〇天皇賞・春   2頭 (ヒュミドール⑩10着

 〇札幌記念    2頭 (※該当なし

 〇宝塚記念    2頭 (※該当なし

 〇東京優駿    2頭 (※該当なし

 〇アイルランドT 2頭 (※該当なし

 「六社S」は3勝(準op)クラスのレースで、これをステップにした馬が一番頻度が高いという事実はけっこう重いのかもしれません。過去、ここを経て上位に来た馬のハンデを併せて見てみると、去年②人気で1着のブレークアップが54㌔、2019年に①3着だったアフリカンゴールドが55㌔、2018年は2頭いて、①2着だったムイトオブリガードが55㌔(六社1着)、⑪3着だったマコトガラハッドが51㌔(六社3着)、2017年に⑦2着のソールインパクトが53㌔、などとなっています。今回出てきたチャックネイトは56㌔ですが、どんなもんでしょうか。

 

3)性齢 ※頭数は延べ数

 〇3歳 4頭   〇4歳 11頭   〇5歳 11頭   〇6歳 4頭 / 〇騸馬 2頭

 牝馬は過去20年までさかのぼっても連対例がありませんので、今回出走予定のプリュムドールはステイヤーズS2着の実績はあっても、データ的には厳しいようです。あと年長馬も7歳以上は連対していませんので、8歳のアフリカンゴールドや去年2着の7歳ハーツイストワールらもちょっと苦しいかも知れません。

 

4)血統

 父はやはりサンデー系が多い印象ですが、ディープインパクトよりも、ステイゴールド(オルフェーヴル)やハーツクライの産駒の方が優勢で、母系は母父シンボリクリスエスが最近のトレンドでしょうか。今回母父シンボリクリスエスの該当馬はいませんが、祖父のロベルトまで範囲を広げると何頭かに当たります。父系と併せて該当馬を探ると、

父ステイゴールド(オルフェーヴル)or ハーツクライ

 ・アフリカンゴールド:父ステイゴールド

 ・ヒュミドール:父オルフェーヴル

 ・チャックネイト:父ハーツクライ

 ・ハーツイストワール:父ハーツクライ

母父ロベルト系

 ・インプレス:母父Dr Fongはロベルトの孫。父Kris S.がシンボリクリスエスの父に当たる。/父はキズナ。

 ・チャックネイト:母父Dynaformerはロベルトの子。/父は上に重なるがハーツクライ。

 ・フォワードアゲン:母父グラスワンダーはロベルトの孫。/父はキンカメの子・ローズキングダム

 

5)JRAホームページのデータ分析:前走5着以内

 JRAのホームページのデータ分析では、前走の四角通過順のほか、前走5着以内、近走の東京コースの実績などがポイントに挙げられています。データ分析:アルゼンチン共和国杯 今週の注目レース JRA

 前走5着以内で東京コースに実績があるのは、

 ・ゼッフィーロ:前走オールカマー⑦3着   /東京0・0・2・1

 ・チャックネイト:前走六社特別③1着    /東京1・0・3・1

 ・ディアスティマ:前走目黒記念⑥2着    /東京0・2・0・1

 ・ニシノレヴナント:前走九十九里特別②1着 /東京2・1・0・1

 ・プリュムドール:前走ステイヤーズS⑤2着 /東京1・0・0・2

 ・レッドバリエンテ:前走ムーンライト①1着 /東京0・1・0・1

 

6)宮田式バイオリズム

 最後に、宮田式バイオリズムがの馬を挙げておきます。

 ・アサマノイタズラ    2・1・1・10

 ・インプレス       4・1・1・7

 ・ゼッフィーロ      4・3・3・1

 ・セファーラジエル    3・4・2・14

 ・ニシノレヴナント    3・1・0・5

 

 実績的に上位はゼッフィーロディアスティマでしょう。ハンデ戦でなければ2頭のどちらかが軸馬でいいと思うのですが、ここは次位人気の馬から中心馬を選びたいところです。上に挙げた条件を満たすのは(最後のバイオリズムがになりませんでしたが)、チャックネイトでしょうか。前走六社Sは、直線でエンドウノハナに交わされそうになりながら、最後まで抜かせませんでした。重馬場だったため、この馬のジリっぽさが奏功したともとれますし、一夏越して5歳にしていよいよ「本格化」したと解釈してもいいかも知れません。鞍上のモレイラも魅力です。馬場が渋ればなおよしでしょう。

 ということで、一日ズレてしまいましたが、GⅠが中休みなうちに、ポンポーンといい配当が獲れるようにしっかり下調べをしておこうと思います。本日もお読みいただきありがとうございました。今週も週末までがんばっていきましょう。

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10/29(日) 本日のねらい GⅠ天皇賞・秋

2023-10-29 | 予想

 

 昨日もそうでしたが、147枠か258枠が枠人気の上位5つに収まっている場合の例の「法則」が、最近はうまくはまらないので、馬券成績もイマイチな感じです。昨日の場合、東京でこのパターンが計5回、京都で計6回現れましたが、すべて「外れ」でした。もっとも昨日の東京のメインは、このパターンにありながらも、(「法則」に反し)1番人気の4枠チェルヴィニアから入ったので、当たりは当たりでしたが、三連複810円、三連単2,050円では完全なトリガミです(京都のメインは枠の順番が完全に入れ替わってました)。そのうちまた続けて「はまり」だすとは思いますが、しばらくは臨機応変に対応しながら、辛抱するしかありません。

 さて、いよいよ今日は芝中距離の頂上決戦、天皇賞・秋を迎えます。今朝の前売りオッズでは、イクイノックスが1.5倍で昨日からほぼ動かず、ドウデュースが3.7倍で、昨夜は一時4倍台になっていましたが、また少し戻してきた感じです。結果はどうなるでしょうか。早速、今朝のオッズを参考に、枠人気とねらい馬を並べてみます(〇数字は単勝人気順)。

 10/29(日) 東京11R 天皇賞・秋 GⅠ 芝2000 

 〇1番人気枠=6枠  イクイノックス①    ジャスティンパレス⑥

 〇2番人気枠=3枠  ドウデュース②

 〇3番人気枠=7枠  プログノーシス③  

 〇4番人気枠=4枠  ダノンベルーガ④

 〇5番人気枠=8  ジャックドール⑤    アドマイヤハダル⑩   

 〇6番人気枠=5枠  ガイアフォース⑦   

 〇7番人気枠=1枠                 

 〇8番人気枠=2枠  

 いくら穴党でも、ここはイクイノックスを軸から外すのはちょっと無謀でしょう。馬券的にはもう一頭と絡めて、二頭軸のフォーメーションで三連勝負でしょうか。となると、二頭目はドウデュースよりも、ダノンベルーガかジャックドールあたりで、相手(三頭目)にガイアフォースかアドマイヤハダルを連れてきてくれるとうれしいなあというところです。いずれにせよ、一点勝負でどんな決着になるかを眺めるというのが、一番「賢明」な処し方のように思います(「賢明」じゃないので、いくつか買ってしまいそうですが……笑)。

 むしろ「勝負」をかけるなら、新潟メインの「直千」の方でしょう。これはハンデ戦に加えて、(今のところ)不良馬場ときてますから、波乱必至の情勢です。

 10/29(日) 新潟11R ルミエールAD opL 芝1000 

 〇1番人気枠=3枠  トレンディスター③    トキメキ⑩      

 〇2番人気枠=8枠  アジアノジュンシン①   レジェーロ⑤

 〇3番人気枠=4枠  マイヨアポア②      シンシティ⑥    

 〇4番人気枠=1枠  ロードベイリーフ⑨    

 〇5番人気枠=7  サトノファビュラス④ 

 〇6番人気枠=5枠  

 〇7番人気枠=6枠  メディーヴァル⑦               

 〇8番人気枠=2枠               マウンテンムスメ⑰

 またまた147枠が上5つ以内のパターンですが、該当する7枠のサトノファビュラスは相手までとして、現在1番人気になっていますが、8枠のアジアノジュンシン中心でいけるのでは、と思っています。馬場が重くなっても前走の脚が使えるかどうかわかりませんが、騎手が替わらず斤量5㌔減は大きなアドバンテージをもらいました。ここも突き抜けてくれることを期待します。相手は、手広く流さないと当たらない気がします。ハンデ戦ですが、軽ハンデよりも、あえて重賞経験の方を重視して、いつもより1頭多い9頭とします。天皇賞が1頭少ないので、まあ許容範囲ということで……(笑)。

 ということで、本日もお読みいただきありがとうございました。天皇賞、楽しみですね。新潟はあいにくの空模様かも知れませんが、東京は秋の好天の下、いいレースを期待しています(もちろん馬券が伴うかたちで)。はたして、どんな決着となりますか。今日もみなさんの好配当・高配当を祈ります。

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10/28(土) 本日のねらい スワンSなど

2023-10-28 | 予想

 

 昨日から天皇賞の前売りオッズを気にしてるんですけど、今朝はイクイノックス1.5倍、ドウデュース3.1倍で、昨日より少しドウデュースの人気が下がってますかね(6:30頃の前売り)。三連馬券で勝負するとしたら、あと“1頭”は何が来るのか、あれこれ思案中ですが、ひょっとしたら、あと“1頭”ではなく、“2頭”ってことにならないかと、変な「期待」もしています。はたしてどうなるか。とにかく明日が楽しみです。

 さて、秋天前日の今日は、東西で二つ重賞競走が組まれています。(穴党が)勝負するなら、明日のメインよりもこちらでしょうから、ここは何とかしておきたいところです。いつものとおり、今朝のオッズを参考に、東京のアルテミスSから、枠人気とねらい馬を並べてみます(〇数字は単勝人気順)。

 10/28(土) 東京11R アルテミスS 2歳牝馬GⅢ 芝1600 

 〇1番人気枠=4枠  チェルヴィニア①

 〇2番人気枠=7枠  サフイラ②        エリカリーシャン⑦    

 〇3番人気枠=8枠  スティールブルー④    ラヴスコール⑤      

 〇4番人気枠=1枠  ライトバック③

 〇5番人気枠=2  ショウナンマヌエラ⑥   

 〇6番人気枠=6枠  ミエノブラボー⑧   

 〇7番人気枠=3枠                 

 〇8番人気枠=5枠  ニシノコマチムスメ⑨

 あまり荒れる感じもせず、1番人気のチェルヴィニアが強いと思いますが、147枠が枠人気上位5つに収まるパターンですので、最も人気のない1枠ライトバックを、あえて三連の軸に据えるのが馬券的に妙味がありそうです。前走新潟の新馬戦の勝ち時計1分50秒1は全然速くありませんし、上がり時計の32.8秒も、夏場の新潟・芝の中距離戦としては、2歳牝馬でもザラに出る時計ですが、この日の新潟は良馬場でも意外に時計が出ない日で、メインの関屋記念を勝ったアヴェラーレと同じ上がりでした(勝ち時計1分32秒1 上がり32.8。ちなみに、この日の新潟・芝の上がりの一番時計は32.7でした)。でも、前日の同じ新潟で、チェルヴィニアは同距離1分46秒9、上がり33.0で勝ってますので、ペースのちがいはありますが、力はチェルヴィニアの方が上と考えるのが妥当なんでしょう。となると、相手を絞って二頭軸マルチですかねぇ。

 人気薄では、調教のよかったミエノブラボーや、新潟2歳S2着なのに意外に人気のないショウナンマヌエラのほか、ニシノコマチムスメが伏兵的存在だと思います。前走の新馬戦では、現状2番人気になっている良血馬のサフィラに0.3秒差をつけて実際に勝ってますんで、この低評価は「不当」というか「危険」だと思います。

 

 つづいて、京都11RのスワンSです。マイルCSの前哨戦でもありますが、距離1400が微妙に短くて、これは中心馬不在の大混戦になりそうです。

 10/28(土) 京都11R スワンS GⅢ 芝1400 

 〇1番人気枠=1枠  ルガル②         エクセトラ⑤     

 〇2番人気枠=5枠  アヴェラーレ①

 〇3番人気枠=2枠  トウシンマカオ④     ウイングレイテスト⑩    

 〇4番人気枠=7枠  ララクリスティーヌ⑥   インダストリア⑧       

 〇5番人気枠=8  ウインマーベル⑦ 

 〇6番人気枠=4枠  グレナディアガーズ③

 〇7番人気枠=6枠  ルージュスティリア⑨               

 〇8番人気枠=3枠  

 関屋記念を勝って勢いに乗るアヴェラーレが1番人気ですが、このレースも258枠が枠人気上位5つに収まるパターンです。まだ順番が入れ替わる余地がありますが、現段階で最も人気のない8枠のウインマーベルから入るのがおもしろい手だと思います。3歳で臨んだ昨年のスプリンターズSで2着になったおかげで、今年は斤量の重いレースが続き、成績はあまりパッとしませんが、5月の京王杯SCでは2着して何とか面目を保ちました。前走のGⅠは0.4秒差6着。がんばった方だと思いますが、ここも人気がありません。ただ、マイルCSの叩き台と位置づけている他馬とちがって、ここは鞍上の松山くんも「気楽」に乗れるのではないかと思います。京王杯SCでは、勝ったレッドモンレーヴは半馬身抜けましたが、あとの2着から12着までがすべてクビ・クビ・クビ差で並ぶ大混戦を「制して!」の“2着”ですから、今回もこの「勝負強さ(笑)」が生きるような感じがします。相手からは、比較的上位人気になったモレイラ騎乗のエクセトラだけを外したいと思います(先週みたいに外すと来そうですが!)。

 さて、もうひとつ、今日は新潟7Rの1勝クラスのレースに「直千」競馬が組まれていますので、最後にこれも少し。新潟は天候がよくないので、馬場が荒れて、予想が難しそうです。このレースは先週22日の「直千」稍重のレースに出走した馬が、多数連闘で臨んできて、人気にもなっています。今のところそのレースで上がり脚がよかった8枠のキュベリンが①番人気になっていますが、私的には、7枠のビレッジスター⑤か、同じ8枠のフロスティクォーツ⑥あたりをねらっています。とくに、フロスティクォーツは前走で前を塞がれて完全に脚を余していましたので、人気を下げた今回は今村さんに乗り替わって一変するかも知れません。まあ、しかし、馬場も悪いでしょうし、何といっても1勝クラスですんで、1枠のアポロルタ⑨、4枠のローズブルーム⑦ほか、無気味な馬が多いのは確かです。枠の動きを見ながら慎重に軸馬を決めたいと思っています。

 ということで、本日もお読みいただきありがとうございました。みなさんの好配当・高配当を祈ります。一日今日もがんばりましょう。

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10/27(金) 土日重賞 追い切り情報 まとめ

2023-10-27 | 調教

 イクイノックスの「一強」か、それとも、ドウデュースとの「二強対決」か――秋の天皇賞が迫ってきました。若干天気模様に心配な点がありますが、何とか秋晴れの下、良馬場で競馬が行われてほしいところです。

 さて、今週の重賞は、日曜のこの天皇賞・秋と土曜のスワンS、アルテミスSの計3つです。今日は朝から急用ができてしまって時間がないので、いつものような全頭評価はせず、「結論部分」だけの掲載とします。あくまでWebに上がっている情報を見た私的な印象ですが、5つが満点ということで。

 日曜 東京11R 天皇賞・秋 GⅠ 追い切り情報 まとめ 

 ★★★★★ 5.0   ジャックドール    イクイノックス    

 ☆★★★★ 4.5   ダノンベルーガ    ドウデュース     

  ★★★★ 4.0   ガイアフォース

  ☆★★★ 3.5   プログノーシス    アドマイヤハダル

 ジャックドールがここを目標に絶好の仕上がりです。「過去イチ」という調教師のコメントも心強い感じですので、状態だけならこの馬が一推しです。「二強」は文句のない出来で特に心配なところはありません。個人的に穴候補でねらっているガイアフォースとアドマイヤハダルも、それなりに好調が伝えられているので、人気上位にどこまで迫れるか楽しみです。

 つづいて、土曜の二重賞です。まずは、京都のスワンSです。

 土曜 京都11R スワンS GⅡ 追い切り情報 まとめ 

 ★★★★★ 5.0   ルガル    

 ☆★★★★ 4.5   グレナディアガーズ  ウイングレイテスト  ララクリスティーヌ

  ★★★★ 4.0   インダストリア    ルージュスティリア

  ☆★★★ 3.5   トウシンマカオ    タマモブラックタイ

 追い切り情報を上げている方々が共通して評価していたのが3歳のルガルです。実績面ではこのメンバーに入ってまだどうかという感じはしますが、勢いであっさり突破するかも知れませんので、この馬を筆頭評価とします。あとはこの距離得意のグレナディアガーズやララクリスティーヌ、好調が続くウイングレイテストあたりの出来も良好と見てよさそうです。実力馬の中では、トウシンマカオは距離が伸びてどうかという印象です。あと、ウインマーベルは調教を走らなくなってきているので、ここでは名前を挙げませんが、京王杯SCの2着がありますので、今回人気薄なら注意が必要だと思います。

 最後に2歳牝馬戦のアルテミスSです。

 土曜 東京11R アルテミスS 2歳GⅢ 追い切り情報 まとめ 

  ★★★★ 4.0   チェルヴィニア    スティールブルー   ミエノブラボー

  ☆★★★ 3.5   ショウナンマヌエラ     

   ★★★ 3.0   ライトバック     サフィラ

 ノッキングポイントの妹チェルヴィニアが、夏の疲れがとれてようやく上向きになってきた模様で、これが一番手。つづくのが、宗像厩舎の2頭です。新潟2歳S2着のショウナンマヌエラも調子落ちはなく、重賞レースを2着している実績からも、けっこうやれそうです。まだオッズがわかりませんが、上位人気の馬たちがそれなりの競馬をしてくれそうな感じです。はたしてどうなるでしょうか。

 今日は車で遠出して、昼には戻ってこなければならないので、ちょっとドタバタしますが、年寄りの自動車事故に、世間の目が厳しいご時世です。万一事故を起こして、登校中の子どもを巻き込んだりしたら、極悪非道の大犯罪人になってしまいます。無事に帰って来られるよう念願しています。本日もお読みいただきありがとうございました。日曜の天皇賞、楽しみですね。よい週末をお迎えください。

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10/26(木) 今週の「直千」 ルミエールAD

2023-10-26 | 予想

 JRAは東京・京都の二場開催に、先々週から新潟が加わって、今週も三場開催になっています。新潟といえば、名物の芝直線1,000m、略して「直千」レースが毎週組まれていて、その迫力だけでなく、馬券もおいしくなることが多いので、個人的に楽しみにしています。今日は日曜11Rに組まれたルミエールオータムダッシュ(opL)を取り上げて検討してみようと思います。ふつうの「直千」レースでも波乱になることが多いのに、このレース、何とハンデ戦ですんで、ますます難解度がupしています。予想屋さんたちの腕の見せどころですね。

ルミエールオータムD【2023年10月29日新潟11R】出馬表、予想 | 競馬ラボ (keibalab.jp)

ルミエールオータムダッシュの過去10年データ、好走馬一覧(2023年10月29日新潟11R) | 競馬ラボ (keibalab.jp)

 外枠優勢のレースですから、最終判断は枠順が発表されてからとなりますが、今日は各馬の力関係を下調べして、中心馬に目星をつけておこうと思います。まずは時計からです。

1)時計比較

 このレース名で始まって今年で8回目。ここ2年はハンデ戦ですが、別定戦だった回もあり、同じ条件で過去のデータには当たれません。しかも、新潟はこの時期あまり天候が芳しくないことが多く、夏競馬のような良馬場のレースが見込めませんが、一応過去7年のデータから勝ち時計を見ると、全体時計の平均が55秒61、上がり脚の平均が33.07です。とすると、全体時計で55秒前半か54秒台、上がり時計で33秒を切るくらいの脚力がないと勝てないと見ていいのではないかと思います。軽ハンデ馬や直千初出走の馬たちがいきなり未知の豪脚を披露する可能性もありますが、だいたいこのあたりを基準タイムにして、各馬の近走(1年以内)の持ち時計を比べてみるのがいいと思います。全体時計の早い順に並べて、55.5秒以下は除外すると、以下のとおりです(〇数字は人気順です)。

牡3 52 トレンディスター  23/08/06 2勝・驀進特別 良 54 ①1着 54秒3 32.6

牡3 51 セイウンダマシイ  23/08/20 1勝・閃光特別 良 56 ⑤1着 54秒4 32.0

牝4 49 フラッシュアーク  23/08/20 1勝・閃光特別 良 56 ④5着 54秒7 31.8

牝5 53 マイヨアポア    23/08/12 3勝・稲妻S  良 54 ⑦1着 54秒7 32.1

牝5 51 アジアノジュンシン 23/10/14 2勝・飛翼特別 良 56 ⑩1着 54秒9 32.4

牝5 49 ディアナグラン   23/08/12 3勝・稲妻S  良 51 ⑤2着 54秒9 33.0

牝6 55 トキメキ      23/07/30 GⅢ・アイビス 良 55 ⑥2着 55秒1 32.8

牡6 56 ロードベイリーフ  23/05/21 GⅢ・アイビス 良 57 ⑫3着 55秒1 32.2

牝6 54 サトノファビュラス 23/07/30 GⅢ・アイビス 良 55 ⑪4着 55秒3 33.0 

牝6 54 レジェーロ     23/05/21 GⅢ・アイビス 良 55 ⑤5着 55秒3 33.3

牝6 49 チェリーブリーズ  23/08/12 3勝・稲妻S  良 51 ⑬4着 55秒4 33.2

 

 ハンデ差も考慮すると、セイウンダマシイが一番手ということになるでしょうか。これにフラッシュアーク、トレンディスター、マイヨアポア、アジアノジュンシンらが続くと見るのが妥当な評価かと思います。

 

2)血統

 中山のスプリンターズSにも同様の傾向がありましたが、父ミスプロ系と、ハンデ戦のここ2年は母系のノーザンダンサー系がやや目に付きます。一応、今回の出走馬で該当するのは、

〇父ミスプロ系

 カイザーメランジェ、サトノファビュラス、シンシティ、トキメキ、トレンディスター、フラッシュアーク、マイヨアポア、マウンテンムスメ、ワックスフラワー

〇母ノーザンダンサー系

 ジュニパーベリー、トキメキ、ファイアダンサー、フロムダスク、レジェーロ

あたりです。

 

3)性齢・斤量・ステップ(前走)

 同条件のデータが少ないので、どこまで参考になるのかわかりませんが、ハンデ戦で行われた過去3回分のデータから、しいて傾向を探れば、

〇性齢4・5歳中心 牝馬は5/9で高連対

〇斤量53㌔

〇ステップ稲妻S組が三連対

となります。最後に宮田式バイオリズムも見ておきます。

 

4)宮田式バイオリズム

 アジアノジュンシン     3・2・2・10

 サトノファビュラス     4・3・0・16

 シンシティ         4・1・3・11

 トレンディスター      3・2・0・2

 ワックスフラワー      3・2・0・6

 

 3歳の2頭がハンデが軽くて強そうな印象はありますが、データ的には時計的に次位に当たるフラッシュアークやマイヨアポアから入った方が馬券的妙味がありそうです。フラッシュアークの末脚はメンバー中随一だと思いますが、ここではマイヨアポアの方を上位と見ています。前走は3枠のスタートでしたが、馬を外埒に寄せてから、先行した馬たちの脚色が一杯になったところをするすると抜け出た脚力とセンスを評価しています。7・8枠の好枠を引き当てれば、よりスムーズな競馬ができると思うので、楽しみです。▲は、アジアノジュンシンでしょうか。あと、「直千」未出走の組から、どんな馬が飛び出すかもポイントです。適当な材料がないので、今回は検討できませんでしたが、「直千」競馬はダート馬が穴を開ける傾向もありますから、3歳のアンビバレントあたりがどうかなと思います(登録数が多くて、出走できるかどうかわかりませんが…)。

 ということで、今日も朝から好天で、寒暖差が大きいためか、近所の銀杏もいい感じで色づいてきました。このまま穏やかに秋が深まってくれるとよいのですが……。本日もお読みいただきありがとうございました。土曜まであと二日、今日も一日がんばりましょう。

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