Winning Ticket for All Vol.2

レース展望と回顧、馬券術について

3/31金曜 追い切り情報メモ 大阪杯など

2023-03-31 | 調教

 今日で3月も終わりです。だいぶ日も伸びて暖かくなってきましたが、せっかく咲いた桜が散ってしまいそうで、桜花賞の頃まではもたない感じですね。これでは「葉桜賞」になってしまうなぁ。4月に桜の下で「桜花賞」をするのは阪神ではもう無理なのかも知れません。福島や函館なら何とか、だけれど。

 さて、今日は、その桜花賞の前週に当たる日曜GⅠ大阪杯と土曜GⅢダービー卿CTに出走する各馬の追い切り情報を集めて寸評をつけてみたいと思います。まずは、レース順で、明日のダービー卿CTから見てみます。

<4/1土 中山11R GⅢダービー卿CT 芝1600ハンデ戦>

・アナザーリリック 5牝56:久々を苦にしないし、春は走るタイプ。調教もまずまずで怖い一頭。

・インダストリア 4牡56:伸び脚よく好調。NHKマイル5着。中山のマイルも2勝していて不気味な存在。

・ウイングレイテスト 6牡57:前走(小倉大賞典)8着は重馬場のせい。調子落ちなく、良馬場ならやれる。

ジャスティンカフェ 5牡58:切れのある動き。鞍上ルメールで人気になりそうだが、相応に走りそう。

・スカーフェイス 7牡57:坂路でしまい24.9-12.1はまずまず。力は出せそうな仕上がり。

・ソロフレーズ 8牡53:未勝利馬と併せて手応えが劣勢。ここは推しづらい。

・ゾンニッヒ 5牡56:手前換えにスムーズさがなく印象はいまいち。得意の中山でどこまでやれるか。

・タイムトゥヘヴン 5牡58:去年11番人気で1着。攻め動くタイプで、ここももしやの期待はある。

・トーラスジェミニ 7牡58:去年12着。以降も二桁着順続きで、年齢的にも上昇は見込みづらい。

・ファルコニア 6牡58.5:坂路でしまい24.9-11.9はこの馬としてはまずまずだが、トップハンデだけに…。

・ベレヌス 6牡58:追い切りは悪くないが、このメンバーでこの斤量は、やや荷が重い印象。

・マテンロウオリオン 4牡58:前走で上昇の兆しが見えてきたが、出来としては、あともう一歩。

・ミスニューヨーク 6牝56:順調に乗り込まれ、12月のターコイズSを勝ったときと遜色のない出来。

・ミッキーブリランテ 7牡57.5:京成杯AH12番人気2着とたまに穴をあけるが、ここはどうか。

・ルプリュフォール 7騸57:調子はまずまず。1400主戦の馬だが、距離伸びて決め脚が炸裂するか。

・レッドモンレーヴ 4牡56:前走勝ったときと同程度の出来。成績上堅実だが、ここでどこまでやれるか。

 多くの方から「好調」と評価されたのはジャスティンカフェで、あとはそれぞれの好みによるかなあという感じです。個人的に、これに続くのは、ウイングレイテストインダストリアあたりかと見ています。

 続いて、翌日曜のGⅠ大阪杯です。

<4/2日 阪神11R GⅠ大阪杯 芝2000>

・ヴェルトライゼンデ:上々の動きを見せ、勝負気配の感じとれる出来。

・キラーアビリティ:折り合いを重視した追い切りで、上昇気配としては物足りない。

・ジェラルディーナ:気合い乗りもよく、昨秋の好調時の出来に近い。

ジャックドール:CWで一杯に追われラスト11.0は秀逸。休み明けでも結構やれそう。

スターズオンアース:秋華賞3着以来となるが、抜群の反応で好調時と遜色のない出来。

・ダノンザキッド:水曜のゲート審査はパスしたが、好調だった昨秋の勢いにあるかというと、疑問。

・ノースザワールド:まずまず好調。op昇級初戦がGⅠ舞台となって、どこまでやれるか。

ノースブリッジ:鋭い伸び脚を見せ、好調。この中に入っても、けっこうやれそう。

・ヒシイグアス:昨年5番人気4着。ここまで順調な調教を積み、昨年並みのパフォーマンスが可能と見る。

・ヒンドゥタイムズ:具合はいいが、GⅡ(京都大賞典)4着で頭打ち。このメンバーでどこまで。

・ポタジェ:昨年の覇者。以後の成績が芳しくなく、ここもあまり上昇度は感じられない。

・マテンロウレオ:大きな状態変化は感じられず、GⅠのここではどうか。

・マリアエレーナ:好タイムで上がって陣営から強気なコメントが出ている様子。半信半疑。

・モズベッロ:復調気配にはある。馬場が重くなれば狙えるが、良馬場のスピード勝負では割引き。

・ラーグルフ:攻め動くタイプで気配もよい。このメンバーに入っても楽しみの方が大きい。

・ワンダフルタウン:調子落ちの感じはないが、最近の成績から一変までは見込みづらい。

 ジャックドールスターズオンアースの好調ぶりが伝えられています。二頭に続くのが、ノースブリッジで、あとは、ジェラルディーナ、ヒシイグアス、ラーグルフ、そして、マリアエレーナあたりでしょうか。何とも目移りしてしまいますが、楽しみなメンバーがそろい、これは是非当てたいレースですね。

 明日は前売りオッズを見ながら、中山メインのダービー卿CTの予想をしてみます。本日もお読みいただきありがとうございました。今日も一日がんばりましょう。

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「枠人気」と「わたり」の実践的振り返り

2023-03-30 | 馬券作戦

 高松宮記念が行われた4日前の日曜日は、中京に限らず、中山、阪神ともに雨で、しかも10・11Rについては、それまで平穏だった阪神まで巻き込んで、三連複が万馬券になりました。前にも書きましたが、こういうシンクロ現象はたまにあるので、「始まり(前兆)」にはいつも注意しているつもりですが、だいたい過ぎてから気がつくことの方が多いですね。それはさておき、今日は馬券作戦の最新の実践例として、この日の中京のレースを振り返ってみたいと思います。自分の予想(失敗!)の反省にもなります。

 枠人気と馬人気(〇数字=単勝人気)に分けて、1Rからこの日の結果を並べてみると、11R高松宮記念を迎える前の10Rまでの経過は以下のようでした。Rの太字は三連複万馬券のレース、下線はウラ人気馬(同枠の人気のない方の馬)が出た枠人気です。

 〇 1R  1・5・2  ①・④・②

 〇 2R  1・3・  ①・③・⑨

 〇 3R  1・2・3  ①・②・③

 〇 4R  2・4・  ②・⑥・⑤

 〇 5R  2・5・  ③・・④  三連複11,840円  三連単68,640円

 〇 6R  3・・6  ②・・⑥  三連複16,220円  三連単46,650円

 〇 7R  ・1・3  ④・①・③

 〇 8R  1・6・3  ④・⑤・③

 〇 9R  2・・1  ②・⑦・①

 〇10R  2・・1  ④・・①  三連複10,590円  三連単88,220円

 ここまでの流れをふまえて、11Rの狙いをどう定めたかを書きますと、煩雑になるので、上に枠番の出目は載せていませんが、まず、この日の枠の強弱については、147枠が優勢とみました。そこで、1番人気枠だった7枠の馬を中心視することにして、15番ナムラクレア(単勝②番人気 以下〇数字で)を軸馬としました。これは朝の段階での予想と合致していたので、わりとスムーズに決まりました。

 次に、三連複万馬券を導く「わたり」の人気(青数字)を追いました。 と来ているので、次に来るのは、⑨・⑪・⑬・⑮番人気の奇数人気の馬と読みました。15:00頃のオッズでは、該当するのは、⑨ヴェントヴォーチェ(最終オッズは⑦)、⑪ファストフォース(同じく⑫)、⑬トゥラヴェスーラ、⑮ウォーターナビレラ(同⑭)の4頭でした。この中から3頭を選択したわけです(全部買えればよかったのですが、まあ、最後はいつもお財布と相談です)が、ナムラクレアと同枠でウラ人気のファストフォースはすんなり決まり、「わたり」が⑦⑦⑨と続く感じもありましたので、ヴェントヴォーチェも組み入れ、最後はトゥラヴェスーラとウォーターナビレラのどちらかの選択となりました。

 両馬はともに1枠で、枠人気を追うと、7番人気枠赤数字)が9・10Rと連続して来ているので、ここも7番人気枠に該当する1枠の両馬は来る可能性があります。トゥラヴェスーラは去年のこのレースで4着と確かに雨馬場に強いことは証明済みですが、すでに8歳。一方、4歳のウォーターナビレラは、桜花賞2着とはいえ、以降は4回続けて二桁着順です。26日のレース後のブログで書いたとおり、「素直」に選べば、オモテ人気のトゥラヴェスーラだったのかも知れませんが、何というのか「色気」が出て、ウラ人気のウォーターナビレラの「復活」の方に期待をかけてしまったわけです。

 結果、11Rの決着は、ご承知のとおり、1着ファストフォース、2着ナムラクレア、3着トゥラヴェスーラで、

 〇11R  ・1・  ⑫・②・  三連複81,180円  三連単668,280円

となりました。つかみかけていた馬券がスルリと抜けた感じですね。7枠にはトウシンマカオ⑤も入っていたので、勝ったファストフォースはウラウラの人気ということになります。それにしてもこの不良の雨馬場で、抜け出してからよく頑張り通したものだと思います。前走シルクロードS2着からのGⅠ本番1着ということで、「前走2着」という(私が勝手に呼んでいる)最近の「GⅠのトレンド」が今年も続くことになるかもと(フェブラリーSを勝ったレモンポップは前走1着でしたが)、少しだけ気に留めておこうと思いました。

 さて、週中を過ぎて土日の重賞に出走する馬たちの追い切り情報が続々と上がっていますので、明日は、これらを集約してみます。今日もお読みいただきありがとうございました。週末に向けて今日もがんばりましょう。

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イギリス競馬とブックメーカーの出現

2023-03-29 | 競馬文化

 昨日昔引っ越ししたときの荷物を整理していたら、20数年前のモノがいろいろと出てきて懐かしい想いがしました。葉書や写真を見ていると、これはいかんなと思いつつ、ついつい時間が過ぎてしまいます。昔読んで、内容はほとんど忘れていた本まで出てきて、改めてペラペラとめくってみると、(イギリス近代)競馬の始まり(ブックメーカーの出現)について書いてある箇所がおもしろかったので、今日はいつもと趣向を変えて、この部分を引用して、ブログに残しておきたいと思います。以下、引用です。

 ……自分の持ち馬を他馬と競わせる。そして、それに何がしかの財貨を賭ける。これは、おそらく人類が馬を家畜として飼い馴らし、かつそれに騎乗することを知って以来、営々として続けてきたことであろう。見えない結果に対する投企の意志、いわゆる射幸心は、人間のかなり本源に近い欲望のひとつと考えられる。それは肉眼では太陽を直視できないように、素手では空を飛べないように、人間が未来を知り得ないという時間の絶対的な拘束を受けているからである。

 それはともかく、射幸心とは「偶然の利益を狙う心情」なのだから、賭けの対象も、常に偶然の結果が出るように仕組まれていなければならないことになる。皆だれしも必然の結果を期待して投企するのだが、必然の結果など予め知り得はしないのだから、当然のことながら射幸心も絶えることがない、というわけだ。

 ……18世紀後半以降に起こった近代競馬成立の転換点のひとつは、少頭数によって複数回のレースで勝者を決めるヒート競争から多頭数による一回勝負へとレースの形態が大きく変化したことであった。この一事だけでも、偶然性の度合いが格段に増したことが判るだろう。ヒート競争は、おなじ出走馬によって競争を繰り返すわけで、何よりも耐久力が基本となり、ヒートを重ねるうちに偶然性の確率が低くなっていくからだ。それに対して、出走頭数の多さはもとより、一回の競走だけで決着する方式がいかに偶然性に満ちているか、容易に想像できよう。

 ヒート競走が盛んに行われている頃、賭けは一対一で交わされるのがふつうであった。素朴な形態のレースでは、馬主自身騎乗するのが一般であったから、賭けも騎手同士、つまり賭けと賞金の区別はなかったわけだ。見物衆もこれに賭けるのはもちろんだが、それでも基本は一対一であった。グランド・スタンドがまだ整備されていない時代のこと、多くの見物は各自の馬に乗って訪れ、レースが始まると、それと一緒に、しかも掛け声(賭け声)を怒鳴り合いながら走ったという。レースの当事者からすれば、さぞ喧(やかま)しかったに違いない。

 しかるうちに、棒、杭などを打ち立ててコースが確定するようになると、出走馬と併走するなどという賑やかなこともできなくなった。ちなみに、後年、一般的になる「ステークス競走」のstakeは、元はこうした杭の謂い(いい)で、この杭の上に賭け金(賞金)を置いたところから来ているという。……

 見物衆の賭けの場はどこになったかというと、「蛇の道は蛇」の諺どおり、自ずと集まる処はできるもので、その目印として杭が立てられるようになる。これがBetting Postと呼ばれる杭棒である。賭けをしようとする人々は、この杭の周りに集まってきて、自分の賭け率(オッズ)を大声で呼び掛け、それに応じる相手を探すのである。……

 こうした「ベッティング・ポスト」に集まって賭けが交わされる場合、参加者の数が増えてくれば、そのオッズによっていくつかのグループが分かれることが出来する。オッズによって纏まりができることを「マーケットが成立する」というが、それをはっきりさせるために柵で囲いを作るようになっていく。そうしてできた囲いをringといい、これが今日、各競馬場で設定されている観覧席の区画「リング」の始まりになった(それぞれのコースで趣向を凝らした名称をつけているが、いずれもリングを付している)。どこでも一般席はSilver Ringと呼んでいるが、これも銀貨で賭けを楽しむ中低所得者層の入る区画という意味から来ている。……

 18世紀も後半になり、競馬場の整備が進むにしたがい確固としたグランド・スタンドが建設されるようになると、……競馬の賭けは出走馬のオーナー、関係者、コースのメンバーといった範囲をはるかに越え、不特定多数の人々のあいだで行われるようになってくる。……いまでは電子取引に仕事場を追われてしまったが、東京の兜町や大阪の北浜にある証券取引所には「場立ち」と称する人びとがかつていた。株の売り買いや銘柄、数量などを腕や手・指の独特な動きで遠方の相手に伝えるのが彼らの仕事だった。それとまったく同じ役割を受け持っていたのがテイクタク・マン tic-tac manである。出走馬の情報は、その馬主や調教師が握っていることはいうまでもないわけで、この人々のあいだで交わされる賭け、とりわけそのオッズはもっとも信頼性の高いものだ。これをいち早く摑んで、外にいる仲間に伝えるのが男たちの役目であった。その奇妙な仕草は、長いあいだイギリスの競馬場の風物詩ともなっていたが、ここ数年で、携帯電話などの通信機器の急速な普及で、すっかり見られなくなった。

 はなしをもういちど18世紀に戻そう。レース形態の転換期まで盛んだったヒート競走は、二頭による一騎討ちという印象があるが、これは誤りで、勝者を決めるまで何回かヒートを繰り返すというのがその真意である(一騎討ちの競走はマッチ・レースである)。ということは、三頭以上の出走馬によるヒート競走もあったわけだが、そういう場合でも、賭けは一頭について、一対一の相対で行うのが通例であった。つまり、ある一頭かその他大勢かというわけだ。当時はこれをone and the field といっていた。頭数が増えても、マッチ・レース時代の感覚で賭けをしていたということだろう。だが、考えてみれば、これは今日の「単勝」と同じ謂で、ある一頭の勝者に賭けるという意味では、これこそが競馬の賭けの真実なのかもしれない。

 ところが、18世紀後半になり、……出走頭数の増加が不可避になってくると、賭け金の点で折り合いのつく相手を見つけるのが難しくなってきた。出走馬の実力が伯仲する、つまり偶然性の度合いが高くなれば、尚更であった。……不特定多数の観衆が挙(こぞ)って賭けに興ずるようになったこと(もあって)、……比較的小さな集団なら、そのなかで相対の賭け相手に金額を提示したり、あるいは引き受けたりすることも可能だろうが、集団が大きくなれば、大勢のなかから相手を得るのは簡単ではない。

 されど、どんな時代でも知恵者というものがいるもので、こうした時代の趨勢を機敏に察知し、才覚を発揮する人びとが現れる。Bookmekerの登場である。

 ブックメーカーの創意は、考えてみればコロンブスの卵のようなことだが、当時は大胆な発想だったに違いない。つまり、出走するすべての馬に、それぞれ別のオッズをつけたのである。それまで、これだと思う馬一頭に賭け額を提示し、これを引き受ける人間と個人的に賭けを行っていたのが、すべての馬それぞれに払い戻しの倍率をつけて、それに賭けようとする人間に示したのである。

 こうしてみると、ブックメーカーに「賭け屋」という日本語を当てているが、じつはこれも正確ではなく、厳密には「賭け屋の引受屋」が正しいのである(その証拠といえる話がある。街のベッティング・ショップへ行って、「今度のクリスマスに雨が降るという予想に五倍のオッズをつけ、10ポンド賭けたいが」と窓口で申し込むと、認められれば、これを引き受けてくれるのである)。

 ブックメーカーは賭けを大衆のものにしたともいえよう。(以下略)

                      (山本雅男『競馬の文化誌』、松柏社、2005年、163-169頁)

 明日は、3/26(日)高松宮記念の日の中京のレースを馬券戦術から振り返ってみます。今日もお読みいただきありがとうございました。今日も一日がんばりましょう。

 

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土曜重賞の展望 ダービー卿CT

2023-03-28 | 予想

 週末はまた天気が良くないという話もありますが、土曜の中山ではGⅢのハンデ戦・ダービー卿チャレンジトロフィーが組まれています。マイラーのGⅠ路線としては、ややマイナーな部類ですが、2015年には、ここを勝ったモーリスが安田記念を制しましたし、GⅠの舞台でも好走する馬が意外に出るレースです。書いていて思い出しましたが、かつてはこのレースはマイルではなく、芝の1200で、確かオギティファニーという馬が勝っていたはずでは……と、調べてみると、確かにそうで、先行してそのまま押し切ってしまう強い牝馬だったなあと、今思い出しました。役に立たないことばかりおぼえていて、肝心なことは忘れてしまう年寄りです(笑)。

ダービー卿チャレンジ【2023年4月1日中山11R】出馬表、予想 | 競馬ラボ (keibalab.jp)

ダービー卿チャレンジトロフィーの過去10年データ、好走馬一覧(2023年4月1日中山11R) | 競馬ラボ (keibalab.jp)

 ここ10年で1番人気が三連に絡んだことが3回、三連複の配当が平均26,479円というレースですから、穴党にとってこれは楽しみなレースです。実際、出走メンバーを眺めても、主軸がどの馬になるのか、よくわかりません。定量でやっても混戦と思えるメンバーに、さらにハンデをつけるのですから。ここはまずハンデに着目してみようと思います。過去10年の3着以内に入った馬、延べ30頭のハンデ別成績(頻度)を並べると、以下のとおりです。

 ・58㌔   1頭

 ・57.5㌔  2頭

 ・57㌔   3頭

 ・56㌔   7頭

 ・55㌔  12頭 

 ・54㌔   3頭

 ・53㌔   2頭

 55㌔と56㌔の馬が6割を占めるとなると、ここは戦績を度外視しても、このあたりのハンデの馬たちからまず狙い馬を探してみるべきと思います。該当馬は7頭います。

 〇55㌔ ゴールデンシロップ、サブライムアンセム

 〇56㌔ アナザーリリック、インダストリア、ゾンニッヒ、ミスニューヨーク、レッドモンレーヴ

 同じく過去10年の3着以内馬の前走も調べてみると、東風S組が7頭、東京新聞杯組が5頭と、この2レースが突出して多い印象です。今年のメンバーでは、該当馬は6頭います。

 〇東風S    ソロフレーズ53、ゾンニッヒ56

 〇東京新聞杯  インダストリア56、ジャスティンカフェ58、ファルコニア58.5、マテンロウオリオン58

 両方に名前が出てくるのが、ゾンニッヒインダストリアですので、狙いを立てるとしたら、まずこの2頭かと思います。

 最後に、「恒例」!の宮田式バイオリズムも載せておきます。なお、除外が出るので、以下の何頭かは出走できなくなる見込です。

・アナザーリリック    4・1・0・5  X

インダストリア     3・1・0・4  〇

・ウイングレイテスト   3・6・5・13  X

・ゴールデンシロップ   4・1・0・4  ◎

・サブライムアンセム   2・3・0・6  ◎

・ジャスティンカフェ   4・4・1・4  X

・スカーフェイス     5・3・1・18  X

・ソロフレーズ      7・3・1・25  X

ゾンニッヒ       4・3・1・7  ◎

・タイムトゥヘヴン    2・2・2・15  △   

・トーラスジェミニ    8・0・1・30  ◎

・ピースオブエイト    3・0・0・5  〇

・ファルコニア      6・4・5・6  〇

・フラーズダルム     4・2・2・11  ◎

・ベレヌス        5・2・3・14  〇

・マテンロウオリオン   2・3・0・5  X

・ミスニューヨーク    6・1・4・12  ◎

・ミッキーブリランテ   5・5・4・26  X

・ルプリュホール     5・1・4・11  ◎

・レッドモンレーヴ    4・2・0・1  〇

 個人的には、56㌔組のミスニューヨークレッドモンレーヴにも惹かれるものがあります。バイオリズムもよさそうなので、追い切り情報を楽しみに待ちたいと思います。

 今日もお読みいただきありがとうございました。週末に向けて今日もがんばっていきましょう。

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週明けの展望 GⅠ大阪杯 追記あり

2023-03-27 | 予想

 まだ高松宮記念の余韻が残りますが、次の日曜には無理繰りのGⅠ大阪杯が控えています。GⅠに昇格して今年で7回目ですが、GⅡ産経大阪杯の時代から、GⅠ馬が出てきても、何となく上位人気同士で収まらず、意外に中位人気の馬ががんばるレースでしたが、その傾向(伝統)はGⅠになってからも続いていて、去年は個人的に中心視していたポタジェ(8番人気)が1着に来てくれて(単勝1.5倍のエフフォーリアがよもやの惨敗=9着)、まだ記憶に新しい感じがします。今年もまた的中するとうれしいのですが、好メンバーがそろって、高松宮記念同様、混戦になりそうです。

大阪杯【2023年4月2日阪神11R】出馬表、予想 | 競馬ラボ (keibalab.jp)

大阪杯の過去10年データ、好走馬一覧(2023年4月2日阪神11R) | 競馬ラボ (keibalab.jp)

 GⅠ馬が5頭出走予定です。中でも、有馬記念3着のジェラルディーナと昨年の3歳牝馬二冠スターズオンアースの二頭は強力ですし、GⅡ馬でも、ヒシイグアスやジャックドールなどはGⅠレースで好走していて、いつGⅠタイトルをとってもおかしくない実力馬です。まず、この4頭は人気を集めそうです。しかし、狙うならば、その次のクラスの人気馬だと思うので、プログノーシスラーグルフあたりがおもしろそうです。去年のポタジェもそうですが、サンデー系、父ディープインパクトの血統が毎年のように連に絡んでいるデータからは、プログノーシスが有力な一頭として浮上しますし、キラーアビリティも要警戒です(op初戦のノースザワールドまではどうでしょうか。そもそも出走できるのか?)。プログノーシスについては、最近のGⅠのトレンドとして、前走の金鯱賞が1着でなく、2着だったらベストだったのですが……。

 念のため、今回の各馬の(宮田式)バイオリズムも確認しておきます。

・アラタ        5・1・3・10  ◎

・ヴェルトライゼンデ  4・4・2・3  △

・キラーアビリティ   3・1・0・5  ◎

・ジェラルディーナ   6・2・3・6  ◎

・ジャックドール    7・2・0・4  〇

・スターズオンアース  3・3・2・0  〇

・ダノンザキッド    3・2・4・5  〇

・ノースザワールド   4・9・2・8  ◎

・ノースブリッジ    6・1・0・5  X

・ヒシイグアス     7・5・0・4  X

・ヒンドゥタイムズ   6・3・3・7  〇

・プログノーシス    5・1・1・1  〇 

・ポタジェ       6・4・2・8  △

・マテンロウレオ    3・2・0・5  X

・マリアエレーナ    5・4・3・6  X

・モズベッロ      4・4・1・15  △

・ラーグルフ      5・1・1・4  ◎

・ワンダフルタウン   3・1・1・6  ◎

 モーリス産駒の有力馬たちに好バイオリズムの馬が目立ちますが、ディープインパクト産駒が席捲してきたこのレースで主役に躍り出るのか、それとも、やはりディープの血にはかなわないのか、週中の追い切り情報を待ちたいと思います。

 ちなみに、高松宮記念の事後検証をすると、

・トウラヴェスーラ   4・5・0・17  △ 

・ナムラクレア     4・2・3・2  ◎ 

・ファストフォース   6・5・1・16  X

 ですので、まあ過度の信頼は禁物ですが、この程度くらいはと思って、参考にしていただければ幸いです。

 さて、どの馬が抜け出すか楽しみです。今日もお読みいただきありがとうございました。今週もまたがんばりましょう。

<追記>プログノーシスは5日前に回避を決めていたようです。アンテナが低くてすいません。JRAの出走登録馬と競馬ラボには残っていたので迂闊なことを書いてしまいました。

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