土曜の阪神には牝馬クラシックの重要トライアル、チューリップ賞が組まれています。去年はナミュールがこのレースを勝って、桜花賞では1番人気に支持されました。しかし、同馬が本番でよもやの10着となったように、ここ4年は、このレースを勝っても、桜花賞では人気になって敗れるパターンが続いています。今年はどうなるでしょうか。
チューリップ賞【2023年3月4日阪神11R】出馬表、予想 | 競馬ラボ (keibalab.jp)
チューリップ賞(桜花賞トライアル)の過去10年データ、好走馬一覧(2023年3月4日阪神11R) | 競馬ラボ (keibalab.jp)
過去のデータに従えば、戦歴としては12月の阪神JF組、血統としてはサンデー系、中でも父ディープ産駒が好走してきています。ここは、まず、鋭い決め脚をもつ、父ダノンバラード(ディープ産駒)のキタウィングが最上位でしょう。阪神JFは14着でしたが、新潟2歳SとフェアリーSの重賞を2勝しています。これに続くのが、阪神JF6着で札幌2歳Sを勝ったドゥーラ(ドゥラメンテ産駒)と、レベルの高いつわぶき賞を勝ち抜いたルミノメテオール(エピファネイア産駒)でしょう。構図としては、以上の三頭が実力上位で、あとは混戦と見ています。一応、血統を加味して2勝馬から名前を挙げれば、つわぶき賞でルミノMに敗れている2頭ですが、前走紅梅S勝ちのダルエスサラーム(ダイワメジャー産駒)とこぶし賞を勝ったモズメイメイ(リアルインパクト産駒)、あとは、エリカ賞を勝ってきさらぎ賞5着のレミージュ(キズナ産駒)などがいますが、去年、このレースで新馬を勝ったばかりのピンハイが13番人気で2着したように、新馬・未勝利勝ちの馬の中にも上位に食い込んでくる馬がいるかもしれません。ペリファーニアの潜在能力も魅力ですが、未勝利勝ちのアンリーロードは、新馬戦で敗れた相手がシンザン記念を勝ったライトクオンタムですから、これは注意が必要です。あと、もう一頭、つわぶき賞で4着だったアリスヴェリテは、過去を振り返れば、秋の野路菊Sで牡馬のファントムシーフやトップナイフらと一緒に走って2着、アルテミスSではラヴェル、リバティアイランドにクビ差で3着でした。近2走は1番人気に支持されながら連続して4着に敗れ、頭打ちの感じもしますが、これで人気を下げるようなら、かえって狙い目かもしれません。穴ならこの馬だと思います。
ということで、桜花賞トライアルの注目レースは、3頭のどれかと下位人気の組み合わせととらえた上で馬券を獲れるよう、最終追い切りを待ちたいと思います。
土曜のレースは、本心を言うと、阪神よりも中山のオーシャンSの方を狙っています。59㌔を背負わされても、ナランフレグは何とかしてしまうのか。明日は、高松宮記念の重要トライアルでもあるこちらのレースを検討してみたいと思います。今日もお読みいただきありがとうございました。週末に向けて今日も頑張りましょう。