おはようございます。
くまもとよかとこ案内人の会のブログにアクセス頂きありがとうございます。
熊本城は地震によって甚大な被害を受けました。
城内に入ることができないので、実際に目にできる箇所は限られています。
ですから、今後行われる復旧復興作業も見えるものをあれば見えないものをあります。
自分の目で見ることができたものに関してはできるだけ、当ブログでも記録に残していきたいと思います。
2016.4.27撮影
地震により、熊本城の石垣が崩落し、石垣下にあるお城前駐車場(熊本大神宮横)に石が散乱。
崩壊したのがオレンジの丸印のところです。ここの石を青の丸印のところに移動します。
2016年6月7日の撤去作業。
崩落した石約500個、これにひとつひとつ番号を付け、写真を撮り、クレーンで吊し上げ、トラックで棒安坂横に運びます。
お城前駐車場から棒安坂横に運び込まれた石。
これは本当に時間がかかり根気のいる作業です。
撤去するだけで、これだけの手間暇がかかるので、新たに積み直しするのにはもっと時間がかかります。
2016年6月8日撮影。
前日よりも棒安坂横には石が増えていました。
番号もよくわかります。
2016年6月9日撮影。
午後3時過ぎにお城前駐車場に行ったら、大型の土嚢が並んでいました。
当然ですが小さな石にも番号がつけてます。すべての石が修復にはかかせません。
ひとつひとつが復興に向けての宝物です。
でも、こうやって石を見ると、大きさも形もバラバラで、まるで人間のようです。
ひとりひとり個性があるように、石にも個性があります。これらの石たちがお互いに支え合い石垣として熊本城を守ってきました。
ここに並んでいる石たちも時にはイライラしたこともあるかもしれない、時には逃げ出したいと思ったこともあるかもしれない。
でも、長年支え合いここまでやってきました。暫くはここでゆっくり休んでほしい。そして時期がきたらまた元の場所に戻って、熊本城を守ってほしいです。
簡易看板もあります。
今後は今まで見ることができなかった熊本城の非日常が見える機会も増えてきます。
そういう姿をできるだけ発信し、たくさんの人たちに今だからこそ見てほしいです。
熊本城は400年以上の歴史があります。そして今後もずっと続いていきます。
今の熊本城は歴史の1ページです。この歴史の1ページをひとりでも多くの人と共有したいと思います。
熊本市中央区本丸1−1
電話 096-356-2333
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