TRIVIAL JUNK Blog

ダラダラコスプレイヤー”克晴”の、コスと映画とその他諸々。

デス・レース ★★★★☆

2008-12-15 01:09:39 | 映画
ついにマリオカートが実写に!
<公式サイト>

B級の帝王ロジャー・コーマンのカルト映画、「デス・レース2000年」のリメイク。監督は「バイオハザード」「エイリアンvsプレデター」等で知られるポール・”バカな方の”・アンダーソン。主演は「B級の似合うハゲ」として貫禄も出てきたジェイソン・ステイサム。

原作は装甲車で一般人を轢き殺してその人数を競い合う(老人・子供は高得点)というネジの飛んだ設定だったそうですが、さすがに現代でその設定は何かと差し障りがあったのか、このリメイク作では「刑務所内での命懸けのレース・ショー」に変更。
レースは全世界に生中継され、民営化された刑務所の利益確保に大貢献という塩梅です。

とにかくこの武装装甲車同士の頭の悪いカーレースが本作最大のアピールポイント。
武器に関しては最初から使えるわけではなく、コース中にある剣や盾のマークを踏むことで武器のロックが外れるマリオカート方式。いざ解禁されればマシンガンだのミサイルだの巨大まきびしだのを思う存分ブッ放し、食らえばアイキャンフライな感じでド派手にクラッシュ。もうホントに頭悪い。
というかゴテゴテと武器を載せたゴツい車が猛スピードでドツき合う、その絵面だけで心に小2が住む身としては既に満足です。
更に中盤からはタンクローリーを改造した巨大装甲車がお邪魔キャラとして登場、頭上から火炎放射をカマしたりタイヤからトゲトゲの槍が突き出したりと、バカの心を鷲掴みにするステキ仕様でオイラの小2魂も大沸騰です。
俺もあんな車でゾンビの群れに突撃したいぜ!(作品が違います)
全体的な演出も一貫して下品でよろしい。

ストーリーの方も、そんな素っ頓狂なレースを過不足なく盛り上げる手堅い仕上がり。
なんぼB級とは言っても、それなりの筋立てがないと感情移入出来ないですからね。その辺は充分しっかりしてるので問題なし!脇役陣もそれなりにキャラが立っててよろしい。
最後の方は若干肩透かし感がないこともないですが、予想を良い意味で裏切ってくれたので個人的には「アリ」。

まぁ全体的に「既存のB級映画のパッチワークじゃね?」という印象が拭えない感はありますが、こういう映画は小難しいことを考えずヒャホホーと楽しめれば俺的には勝ち。
最近微妙なホラーばっか見てたせいもあって(いや自分で選んでるんですけどね)、久々にスカッと出来ました。

あと最後に出てくる妙に丁寧な「マネしないで下さい」のテロップに腹筋崩壊。
出来るわけねーだろ!


※本文中の「バカ」「頭悪い」は全て賛辞です


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2008-12-20 09:51:44
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