TRIVIAL JUNK Blog

ダラダラコスプレイヤー”克晴”の、コスと映画とその他諸々。

腐女子デカ

2008-01-25 00:31:39 | 漫画・アニメ・特撮
先日興味本位で録画したドラマがあまりにアレな内容だったので、皆様にもこの地獄をお裾分けしたいと思います。

その名は




腐女子デカ


タイトル画面からして既にミケランジェロに失礼極まりない脱力構成。
オタク・アキバ系はもうネタにし尽くしたのか、ついに腐女子がネタ元に。
さすが日経新聞に堂々と「乙女ロード」の記事が載る時代です。


さてお話の方ですが、まぁ刑事モノなので当然事件が起こります。


この出オチな連中が着替えてるところに


殺人キターーーーーー


うっとうしいBLシーンもキターーー

以上が番組開始1分の光景。
この時点ですでにどんだけキツい番組かお分かり頂けますでしょうか。


で、場面は変わって警察署
ここでは「腐女子」が何なのかを知らない視聴者向けに




大変代表的な素材で説明がなされます。
いわく
「腐女子とは、男同士の恋愛模様をあれこれ妄想して楽しむ女性達のことをさす」
…民放で咎犬の画像を流すことといい、とりあえずスタッフがなんか本気であることは伝わります。


ちなみに刑事の面々はこちら
…デカレッド(中央)何してんのぉぉぉ!!?

そして主人公たる腐女子デカは

こちら
どことなくしょこたんに似てる(この画像だとあんま似てないな)

さて、ここで先ほどの部室の事件が連絡されてきて、刑事たちは出動
腐女子デカは雑用的な立場なのか、署で待機

…のはずが




なんか凄いところへ移動
こんな運搬の仕方ホントにするんですか

で、何でこんなトコへ来たかというと



事件のシチュエーションがBL的に萌えるので、この貴腐人(役名)妄想を深めにきたのです
仕事しろよテメェ


ちなみに事件の舞台である部活の主要キャラは


キーパーの林、


フォワードの大野、


ディフェンダーの石田

ということで今回のサブタイトルは


タマはトモダチ
ディモールト最低。


で、上のように熱心な聞き込み調査が行われている間、


こちらは相変わらず妄想中。
攻めと受けを勝手に設定して盛り上がります。

ここで攻め・受けが良く分からない新人クン(右)のために、貴腐人が


カップと受け皿を例にして解説。

が、その解説がさっぱり分からない内容だった為、的を射ない発言をする新人クン。
貴腐人の逆鱗に触れ、店長のセバスチャンからクビを言い渡されます。心から同情します。

セバスチャンいわく、


「腐女子は、この世の万物全てを男性に変換し、どっちが攻めでどっちが受けかということだけで、24時間365日妄想をエンジョイ出来る素晴らしいおかたたちなのです!」
一分の隙もない完璧な説明。元素記号萌えとかいうジャンルもこれで納得。

というわけでお別れを口にする新人クンでしたが





そのやりとりがBL的に萌えた為お咎めなしの結末に。
しっかりリバまで入ったのが決め手だったようです。心底どうでもいいです。




さて、そんな間にも現場ではデカレッドが奮闘中
バンの正義感の強さが演出されたり学校裏サイトみたいな時事ネタを絡ませたり色々やってますが、かったるいので省きます。

一方執事カフェでは



妄想を根拠に犯人探し中
「三角関係(全員♂)のもつれ」というセンで延々意見をぶつけ合わせます。
テレビ史に残る不謹慎シーンです。

しかしここで腐女子デカがあることに気付きます。
「ボーイズラブの鉄則!『男同士は決して裏切らない!』
…ここで例えに出された南極のタロとジロが不憫過ぎます。

ともあれ、この鉄則を根拠に、腐女子デカが辿り着いた真犯人。
それは、サッカー部に唯一入り込める「男の園に舞い降りた悪魔」


マネージャー。
この構成をちょっと巧いと思っちゃった自分が悔しい。

で、そのマネージャーはというと

何も知らないデカレッドが聞き込み中。
ホント真面目に働いてるのデカレッドだけだな。

ともあれ聞き込み開始
いい感じに刑事ドラマっぽくなってきました



と思ったらいきなり本性キターーーーーーーー!
早いよ!なんぼなんでも早すぎるよ!


そこへ腐女子デカが窓から乱入!
もちろんガラスをブチ割る理由は微塵もない!


そして「あなたが犯人よ!」と驚愕の真実を突きつける!
が、マジで「女だから」以外の根拠を用意してなかった為、誰も信じることなく逆にピンチに。
もう少し頭使ってください。


で、なんのかんのやってる内に関係者全員集合
その時


部員がナイフを見つけて捕獲!
ホント警察なんもしないな!

ともあれ、うっかり凶器が見つかっちゃったジャーマネはあっさり自白。
「色々試してみたいお年頃だから、つい殺っちゃったんだ」(意訳)


さすがに納得のいかない年増刑事
「ほかにあるでしょ?恨みとか復讐とか、遺産問題とか、実は兄弟だったとか…!」
「キャハハハ!ドラマの見すぎ!」
お前が言うな。

まぁとにかくお縄になるジャーマネちゃん
ここで刑事モノお約束の、主人公による説教タイム

「殺したければ私を殺せば良かったじゃない!ただし妄想の中で!
妄想の中だったら何だってしてもいいの!妄想は神様が人間に与えてくれた宝物よ!

…一応いいこと言ってるっぽい演出が入りますが、全く心に響きません。
ジャーマネも思わず


呆。
そりゃそうだ。

そんなこんなで事件解決。
このあと、腐女子デカとデカレッドが実は付き合ってるんだけど、腐女子デカの部屋がアレ過ぎていつも家に入れてくれない…という一部業界のかたがたには耳の痛いシーンが挟まりエンド。
ある意味、後味の悪い終わり方です。

ちなみに次回は


腐女子の定番・新撰組!
やべぇ、スタッフは本気だ…!


いやはや、なんともトンデモないドラマが始まってしまいました。
最初は逆電車男だろ、ぐらいにしか思ってませんでしたが、腐女子をネタにするという点ではある意味頑張ってると言えます。
気になった人は是非視聴して、俺と同じ地獄を味わって下さい。
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