孤高のハダカの王様 // 北米と欧州スキーツアー //

カナダ・バンクーバーと時々アジア
Vancouver CANADA
KAORU OFFICIAL BLOG

カオルとスペアーヘッドトラバース vol.37

2008-05-28 09:39:13 | スペアーヘッドトラバース 2006
2007年カオル企画?

今日もたっぷり歩いたけれど歩いている時間は独りの時間になる。

仕事のこと、家族こと、将来のこと、昨日のこと、明日のこと、たくさんたくさん考える時間があった。
雪原でこういった考える時間を持てたこともまた良い事だった。

07年の『カオル企画』に「オートルートin Euro」を考えていたけれどこれだけ歩くんじゃかなり厳しいと思う。
07年は「ヨーロッパ屈指の豪雪地帯スイス・ベルビエ + フランス・シャモニーバレブランシュ大滑降」なんていいなって思ってるんだ。

ベルビエは皆と行ったけどおれ独りで滑った豪雪伝説の地ベルビエのポテンシャルは凄かった
そして今回一緒にシャモニーへ行けなかった面々にあのバレーブランシュをそして山岳ガイド「ジャン・リュック(仮名)」に会ってもらいたい。

そんな気持ちがふつふつと沸きあがってこんな企画を思いついてみた。
どうだろう?
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カオルとスペアーヘッドトラバース vol.36

2008-05-28 05:34:06 | スペアーヘッドトラバース 2006
0638pm Hut(小屋)標高1838mに到着

Hut(小屋)はやっぱり満員、テント設営準備に取り掛かる。

今日は天気も良く気温も低くないので絶好のツアースキー日和だ、それにキャンプ日和でもある。

大勢のキャンパーで賑わうhut(小屋)ではみんなが笑顔で旅の話をしている。

とてつもなく寒かった数日前のキャンプを楽しかった思い出話として話す。
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カオルとスペアーヘッドトラバース vol.35

2008-05-27 05:18:50 | スペアーヘッドトラバース 2006
お菓子ばっかじゃだめだよな

0507pm 荷物を置いてきた1800m地点に到着する。

すげー疲れた、どーしたんだ、水をくれ、水を。
チョコを食べて元気をだそう、チョコは何処だ。
この疲れようには自分も驚いた、水とチョコをむさぼって少し落ち着く。

そしたら横でショーン(仮名)がスープを作ってくれていた。
嬉しい、やっぱ一日歩くのにお菓子ばっかじゃだめだよなー、やっぱ菓子は菓子だ。
ガツガツとスープとクラッカーを食べ元気復活!

さあ、あとひと登りだね。
でも今日は間違いなく再テントでしょ、こんな時間にHut(小屋)に着いたって満員で中では寝れないよ。

0540pm よーく遊んだね、最後の登りスタート。



☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆

2009年  『カオルとスペアーヘッド』
13個の氷河を渡り歩き、滑る大浪漫
この感動をあなたと一緒に。

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カオルとスペアーヘッドトラバース vol.34

2008-05-26 16:26:13 | スペアーヘッドトラバース 2006
標高差1200メートル

0355pm OverlordGlacier(オーバーロードグレイシア)の終わる頃(標高1800付近)。
モレーンが大きく育つ場所でエリック(仮名)がひとつ提案する 。

エリック(仮名)>>今日はこのすぐ上の小屋で泊まるんがここから更に標高差で400mスキーで滑走することができる。
荷物はここに置いて滑って行き登ってくると言うのはどうだろう?

ショーン(仮名)>>ここでスープでも作って待ってようか?

ジニー(仮名)とデロ(仮名)はもはや戦意喪失で顔にも「ここで待っている」と書いてある。
マンチェスターからの元気者ピート(仮名)とマイケル(仮名)新婚さんのニック(仮名)そしてカオルは当然行くでしょう。

まだまだ滑り足りない

0418pm 滑り出しから面白かった。
自然のガリ(ハーフパイプ状)があったり、ポコポコと岩に雪がついていたり、そこを使ってジャンプをして皆で遊びながら滑った。
すげー面白いプレイグラウンドだって大騒ぎだった。

0430pm 登り返しのハイクアップが始まる。

標高1400mまで滑り降りてきた。
この地点からOverlord Mt.(オーバーロードマウンテン2625m)の頂上が遥かかなたに見える。

2625mから1400mまで標高差1200メートル以上のノートラックパウダーを滑り降りてきたのかあ、Overlord Mt.(オーバーロードマウンテン)を見ながら感慨にふける。

マンチェスターからの元気者ピート(仮名)とマイケル(仮名)もOverlord Mt.(オーバーロードマウンテン)を指差しながらの写真を撮っている。




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Running out ‐‐‐ 無理

2008-05-24 17:22:44 | 日本のNEWS
今回のサラ川ベスト10も、家庭や職場で肩身の狭い思いをする“お父さんたちの悲哀”を感じさせる力作が多数ノミネート。
KY(空気が読めない)な上司への不満や、愛妻からのつれないメール返信をはじめ、人気お笑い芸人のギャグを模倣した年金問題に対する風刺など、流行や世相を取り入れた作品が並んだ。


 
■サラ川ベスト10

1位 「空気読め!!」 それより部下の 気持ち読め!!

2位 「今帰る」 妻から返信 「まだいいよ」

3位 減っていく… ボーナス・年金 髪・愛情

4位 円満は 見ざる言わざる 逆らわず

5位 ゴミだし日(び) すてにいかねば すてられる

6位 「好きです」と アドレス間違え 母さんに

7位 国民の 年金、損なの 関係ねえ

8位 社長より 現場を良く知る アルバイト

9位 赤字だぞ あんたが辞めれば すぐ黒字

10位 「いつ買った?」 返事はいつも 「安かった」




---<引用終わり>---



今のおれにこれらを受け止める心の余裕はない!



My patience is running out.
(無理)
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カオルとスペアーヘッドトラバース vol.33

2008-05-24 17:20:52 | スペアーヘッドトラバース 2006
ボーダーのシュプール

女性唯一の参加者のジニー(仮名)が滑ることでも疲れだした、そりゃあそうだ滑るってことは歩くことより足に、膝に負担が掛かる。

フォトグラファーのデロ(仮名)もしんどそう
登りの体力はあるけれどスキーの技術は問題があったもんなぁ
ここへ来てバテ始める

マンチェスターからの元気者ピート(仮名)とマイケル(仮名)新婚さんのニック(仮名)そしておれはノートラックをむさぼっている。


ガイド・エリック(仮名)がNGを出すぎりぎりまで幅広く滑りノートラックしか滑らないようにする。

ガイド・エリック(仮名)のすぐ後に滑り出すと必ずブレーキを掛けた滑りをしなくてはならないし、エリック(仮名)がどっちにどれだけ滑っていくか常に気にしなくてはならない。
そんなことを気にして距離を開けて滑っていると後ろからもの凄いスピードとでかい回転弧でスノーボーダーズが降りてくる。


重い荷物を背負って滑っているのでいつもより負荷がかかりシュプールも深くなる
しかもボーダーのシュプールはでかい

この上を滑るとなるとこれがまた厄介なのである。
なのでできるだけボーダーからも逃げる
できればボーダーズが来る前に滑りきってしまいたい。


まだ滑っていいのか、まだ滑っていいのか、まだ滑っていいのか、と言うくらい滑り倒す
2000mを越えたところで雪質が変わってきた。
かなり水分を含んだ雪になってきた、春雪だ。




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カオルとスペアーヘッドトラバース vol.32

2008-05-23 15:35:46 | スペアーヘッドトラバース 2006
想像を絶する

0315pm ここからが今日のハイライト、というかこの旅のハイライトだ。

Overlord Mt.(オーバーロードマウンテン2625m)から滑り初め、OverlordGlacier(オーバーロードグレイシア)を一気に滑り降りる。
一気と言っても今までの標高差300メートル一気とは違う。

ここから標高1800メートル、標高差800メートルを一気に滑り降りるのだ。
もちろん雪質は最高、そしてバージンスノーのノートラック三昧だ。

一気に400m,500m 滑っては振り返る。
ヘリスキーなんて比じゃない!

このダイナミックなスケールはそう簡単に味わえるものじゃない。
ましてや自分で歩いて登ったものを滑っている俺たちの感動は想像を絶する



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カオルとスペアーヘッドトラバース vol.31

2008-05-23 04:08:18 | スペアーヘッドトラバース 2006
大量の水

0300pm ガイド・ショーン(仮名)の待つ荷物置き場まで滑り降りると約束どおりショーン(仮名)が大量の水を作って待っていてくれる。

おれは1リットルの水筒を持っていたと言うのもあるけれどあまり水は減っていない。あんまり水飲まないんだ
だけど他のみんなは水を飲みきっていて大変だったらしい


そういえば昨日の夕方もジニー(仮名)が水が欲しくて欲しく仕方がなかったらしくエリック(仮名)に水をせがんでいた、おれはまだ幾らかあったので分けてあげたらえらく喜んでくれた

でも水を飲むと生き返るよね、元気がる。
やっぱ水が体の基本なんだと思う。



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カオルとスペアーヘッドトラバース vol.30

2008-05-22 14:18:25 | スペアーヘッドトラバース 2006
頂上アタック

正面にはウィスラーからでもはっきり見えるOverlordGlacier(オーバーロードグレイシア)とFissile(フィッスル2439m)がそびえ立っている
ここでガイド・エリック(仮名)が提案する。

エリック(仮名)>>このままOverlordGlacier(オーバーロードグレイシア)を渡ってHut(小屋)まで行けば2時間で行ける、だがまだ2pmだ。
そこで今目の前にあるOverlord Mt.(オーバーロードマウンテン)の山頂へ行って帰ってこようと思うけどどうだろう。

Overlord Mt.(オーバーロードマウンテン)に登る時は取り付きにバックパックを置いて行けるから身軽に登れる、15分も掛からないだろう。


ショーン(仮名)>>そうだ、おれが下で水を作っておくよ、みんな喉が渇いているだろう。

エリック(仮名)>>ショーン(仮名)が水を9リットル作ってくれるそうだ(笑)。


ピート(仮名)もマイケル(仮名)もニック(仮名)もデロ(仮名)もにっこり笑顔ですっかりその気になっている。
唯一口だけ達者なジニー(仮名)が難色を示している。

でもイヤだったらショーン(仮名)と一緒に水を作って待っていればいいだからこの際気にしない。


Overlord Mt.(オーバーロードマウンテン2625m)の頂上アタックが決まった。
俄然やる気と元気が出てきた、先ずは目の前の BenvolioGlacier(ベンボリオグレイシア)をクライムスキンを付けたまま一気に下る。

そして重た~いバックパックを背中から下ろし、Overlord Mt.(オーバーロードマウンテン)へ登って行く。
疲れた様子だったジニー(仮名)も一緒に登ることになった、そうだよ皆で行こう。0215pm

0223pm ほんの10分程度だった、あっという間にOverlord Mt.(オーバーロードマウンテン2625m)の頂上に着いた。すごい景色だ


この360度の絶景を見るために今日も一日頑張ってきたんだ、遠くにいつも滑っているウィスラー&ブラッコムも見える。
すごい景色だ。

皆で代わる代わる頂上に立ち、写真を撮る。
みんな最高の笑顔だ、エリック(仮名)も満足気である。


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カオルとスペアーヘッドトラバース vol.29

2008-05-21 10:16:19 | スペアーヘッドトラバース 2006
肉体的にも精神的にも

1135am クライミングスキンを装着しながら軽くランチをとる。

みんなベーグルやサンドイッチといった軽食をしっかり持ってきている、おれはと言えば、、、チョコバーと米バーとピーナツだけ。
とりあえずはなんとかなるが腹持ちしないし、食べた気がしない
あ~これは本当に失敗だった。


1200pm DiavoloGlacier(デイアボログレイシア)をMt.Bevolio(マウントベボリオ2613m)へ向けて上り始める。

1210pm ガイド・エリック(仮名)が「ここから先は右斜面がとても急で、気温も急上昇して雪崩の危険性が高くなるから間隔を15メートル開けて登ってくるように」と注意をする。

暑い、それにしても暑い。
直射日光にさらされ2500mと高所にいるせいで太陽がますます近くに感じる。
普段はフリースを着たままハイクアップをするのだが、ガイド・ショーン(仮名)に「フリースも脱いだほうがいい」と言われ素直に脱いで良かった。
内心ちょっとどうしようか迷ってもいたのだけれどね。


1255pm 最も危険なところを抜けたのでShortBreak(小休止)。
Mt.Fizsimmons(マウントフィッツシモンズ2603m)の北斜面が見える。

荒々しくとてつもなく急なこの斜面も滑ることができるのか、、ピート(仮名)とマイケル(仮名)がMt.Fizsimmons(マウントフィッツシモンズ)北斜面(北壁)を見て大騒ぎをしている。
写真とビデオを撮り編集して友達に見せるのだと張り切っている。


0200pm Mt.Bevolio(マウントベボリオ2613m)頂上付近に到着。
今登ってきたDiavoloGlacier(デイアボログレイシア)を振り返る、よく登ってきたな。
この頃になると2時間のハイクアップは普通になってきた、簡単に「2時間のハイクアップね、OK」と思えるのだ。

これを日に3本やるわけだけど初日のBody Bag Bowl(ボディーバックボウル)がきつくてどうしようもなかった時はどうなるかと思ったけれどやっぱ慣れだね


肉体的にも精神的にも慣れてすっかり普通になっちゃった。


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