孤高のハダカの王様 // 北米と欧州スキーツアー //

カナダ・バンクーバーと時々アジア
Vancouver CANADA
KAORU OFFICIAL BLOG

カオルとスペアーヘッドトラバース vol.28

2008-05-20 15:13:24 | スペアーヘッドトラバース 2006
バージンパウダー

1010am IagoMt.(イアゴマウンテン)を目指してIagoGlacier(イアゴグレイシア)を渡り始める。
若干の登りではあるが今までと比べると標高差300mはかわいく思える。


1100am IagoMt.(イアゴマウンテン)頂上付近に到着し、スキーモードに切り替える。
DiavoloGlacier(デイアボログレイシア)に向けて登ってきた標高差と同じ300mの標高差を一気に滑り降りる。


標高2500メートルの雪はまだまだサラッサラパウダーで最高だ。
空の色は紺碧で快晴、雪はまだ誰も滑っていないバージンパウダー、これだからバックカントリースキーはたまらない。
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カオルとスペアーヘッドトラバース vol.27

2008-05-19 03:49:19 | スペアーヘッドトラバース 2006
稜線を歩き始める

2250m IagoGlacier(イアゴグレイシア)へ抜けていく稜線を歩き始める。
バレーブランシュでのハーネス、ザイル付、ガイドが確保してくれて歩くあの下りがかわいく思える。
バレーブランシュもすげー経験だったけどね。

0939am 太陽のありがたみを味わえるようになってきた。
昨晩からの恐ろしく寒かった時間が遠く感じられる様になってきた。
太陽の恵みって素晴らしい。

かなりビビッたブーツパックハイクアップも終わりクライミングスキンを付けてのハイクアップとなる。
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カオルとスペアーヘッドトラバース vol.26

2008-05-18 10:38:04 | スペアーヘッドトラバース 2006
プラス3キロ

0800am出発予定だったけどなんだかんだで手間取って0819am 出発。

今日は氷河を渡り歩く最後の日、Fissile(フィッスル)まで一気に行きRussetLake(ラセットレイク)湖畔のHut(小屋)で泊まる予定だ。

出発なのだがスキーを履いていない。
クライミングスキンを付けて歩くわけでもない、バックパックにくっつけてブーツパックであるくのだ。
ガイド・エリック(仮名)の横を通り過ぎながらビーコンのチェックをしてもらう、大丈夫ちゃんと作動している。

歩き始めたと思ったら登りが始まる。
そして歩き始めたばかりだというのにみんな無口になる。
今日の青空の快晴、素晴らしい天気だ。

しかし2180mのテント設営地では風が半端なく強い、おまけにスキー、スノーボードまで担いでのハイクアップである。

いつもの荷物プラス3キロだ、スノーボードはもっと重いかな。
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カオルとスペアーヘッドトラバース vol.25

2008-05-17 15:14:31 | スペアーヘッドトラバース 2006
4月23日(日)快晴
12:30am、1:00am、1:30am、23:30am、5:30am、寒くて目が覚める。寒い。
足先が寒くて寒くてたまらない。
0700am 起床。

硬~いブーツを履くことから一日が始まる、すげー硬くて足が壊れるかと思うよ。

朝食はオートミール、オートミールってカナダでマズイものリストBest5に入る物だと思っていたから「げっオートミールかよ」って思っていたけど食べたら美味しかった。

でもどれくらい食べたらいいかわからずに小食になってしまった、食べたそばからもう小腹が空いている。

ネイチャーコール(大)を済ませパッキングを始める。
おいおいジニー(仮名)またかよ、今度はテントのポールが自分じゃしまえないってどういうことだ。
ホント自分の役割をこなせないなら来ちゃ駄目だぜ。
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カオルとスペアーヘッドトラバース vol.24

2008-05-16 16:41:30 | スペアーヘッドトラバース 2006
2日目が終わる

あまりに寒くて食事も早々に終えテントに引き返す

エリック(仮名)が「水筒を置いていってくれ、水を作って水筒に入れてあとでテントに運んでおくから。」
嬉しい、バッチGooだよエリック(仮名)。

でもね、おれは密かにこんなところでキャンプをすることになったのは君のせいだと思っている。
RipsawGlacier(リップソーグレイシア)であんなに遊ばなかったらイアゴへ出ていられたんじゃないのかい?

腰にホッカイロ、右足の裏にホッカイロ、服はあるだけ着て、スリーピングバックの中でも何層も空気の層を作り少しでも暖かく寝ようとする。

それにしても風が強い、強すぎる、テントに強く風が当たる。

1000pm 就寝。

いよいよ本格的になりだした2日目が終わる
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カオルとスペアーヘッドトラバース vol.23

2008-05-16 14:17:31 | スペアーヘッドトラバース 2006
0730pm 夕食ができた

前菜はシーフードの缶詰とクラッカー、スープを飲み、チリがメインデッシュ。

夕食途中に完全に陽が沈んだ、これからが恐ろしい
これからが本当の寒さだ

昨晩は夕食時にお茶を飲みすぎて夜中におしっこを我慢することになったので今晩はお茶は最小限にする。

食後のデザートにチョコレートビスケットが出てきた、チョコビスケットが大好きなおれはすぐにパクっとしてみるがどうも味がオカシイ
どうやらおれがバックパックのなかでぶちまけたガスがビスケットにびっちょりとついてしまったらしい。

これじゃあ食べられません
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カオルとスペアーヘッドトラバース vol.22

2008-05-14 22:47:10 | スペアーヘッドトラバース 2006
風が強すぎる

昨晩の経験を生かしテント作りに励む、しかしここでもジニー(仮名)の「口だけ」が始まる。

おれにテントに風があたらないようにうに雪壁を作るように指示する
ニック(仮名)にテント作りを指示する
自分も雪壁作り、テント作りに参加するが相変わらずよく動く口だ
少しは手と足を動かせよ。
昨日と同様に立ち位置がまったく変わらない。

こっちも25kgを背負って一日中歩いて疲れているし、風が強くとてつもなく寒いのでジニー(仮名)の素行がとても気になりイライラする


しまった、バックパックの中でガスボンベからガスが漏れていた
テントとスリーピングバックがガス臭くなってしまった、これで寝るのか?これで寝れるのか?


0700pm ようやく雪壁を作り終えテントも出来上がりゆっくり休める準備ができる。

あっちではエリック(仮名)とショーン(仮名)が夕食の準備をしてくれている。テントに入り夕食を待つ間に今日一日を振り返る。
疲れた、まだあと2日もあるのか、おれは大丈夫なのか?不安が頭をよぎる。

それにしても風が強すぎる、寒い。
今晩は眠れるのだろうか、、、
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カオルとスペアーヘッドトラバース vol.21

2008-05-14 15:22:03 | スペアーヘッドトラバース 2006
ウィスラー山頂と同じ標高

このハイクダウンで稜線を越え、NadenGlacier(ナデングレイシア)に出ることができる。

NadenGlacier(ナデングレイシア)を横断し、MacbethGlacier(マクベスグレイシア)に出る。
時計はすでに0515pmをまわっている。
そろそろメンバーの疲れも色も濃くなってくる。

MacbethGlacier(マクベスグレイシア)に出たところで風も強くなり、一様に今晩のキャンプ地がどこになるのか心配している様子だ。

MacbethGlacier(マクベスグレイシア)を滑走しIagoGlacier(イアゴグレイシア)へ抜けようとするが、その後のキャンプ地が見つからない為ガイドのエリック(仮名)とショーン(仮名)がミーティングを始める。


エリック(仮名)>>イアゴマウンテンの方へ抜けるには時間が掛かりすぎる
ショーン(仮名)>>そうだな、イアゴへは行かないほうがいいだろう。
エリック(仮名)>>MacbethGlacier(マクベスグレイシア)はどうかな?
ショーン(仮名)>>以前あそこで(マクベスグレイシアを指差しながら)ビバークしたことあるぞ、でもツアーじゃないけど。
エリック(仮名)>>あそこが一番いい、明日イアゴへ向かうことにしよう。


協議の結果MacbethGlacier(マクベスグレイシア)でキャンプすることになった。でも山頂付近でキャンプをする訳にもいかないので200mメートル程標高を下げたところでキャンプすることにする。

口達者なジニー(仮名)もかなりお疲れの様子、まっさらなノートラック斜面を気持ちよく滑れるということで喜んでいるマイケル(仮名)ピート(仮名)karlとは対照的に今すぐここで休みたいと言いたげな表情をしている。
あとちょっとだよ、頑張ろうジニー(仮名)。

0600pm 最後のひと滑走でキャンプ地に滑り込む、それにしても風が強い、強すぎる。
ふと高度計を見ると『2180m』となっている、よく見慣れた数字だ、ウィスラーの山頂と同じ高さだ。


MacbethGlacier(マクベスグレイシア)での今日のキャンプ地はウィスラー山頂と同じ標高だ。
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カオルとスペアーヘッドトラバース vol.20

2008-05-12 15:01:10 | スペアーヘッドトラバース 2006
ハイクダウン

0430pm 登りが始まる。

夕方の0430pmということもありそろそろ今日のキャンプ地に近づいている雰囲気がある。
夕食は何かなぁ~」なんてのんきに考えていたらおっ恐ろしいハイクダウンが現れた。

スキーをバックパックにくくり付け急な下りを降りる。
これがすげーこえーの、こないだ行ったフランス・シャモニーでバレーブランシュを滑る前にハーネスとザイルで山岳ガイドと一緒にリッジを歩くところがあるんだけど、あの時手すりのロープはあるし、いざとなれば山岳ガイドがザイルで助けてくれることができたんだけど、今回のハイクダウンはちと違う。

マジ真剣勝負である。
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カオルとスペアーヘッドトラバース vol.19

2008-05-11 03:49:26 | スペアーヘッドトラバース 2006
フレッシュスノーランディング


RipsawGlacier(リップソーグレイシア)を標高差200メートルを一気に激走する。


かな~り長いフレッシュスノーのランディングに一同大喜び。
あの稜線をビビリながら登って良かった。


さあこのRipsawGlacier(リップソーグレイシア)でもう一本というところでおれのクライミングスキンが壊れてしまう。
壊れたと言っても留め金の部分なので変えの部品さえあれば何事もない。


0400pm 重たい荷物を置いてRipsawGlacier(リップソーグレイシア)の滑走を楽しむ。
荷物がないと上り返しも楽勝、あっという間に300m登り返す。


春は日が長いのでたっぷり楽しめる。

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