さいたま市浦和区  小泉漢方堂鍼灸療院

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玄米食のススメ

2007-03-12 23:00:03 | 健康・病気

日頃、患者さんに玄米食をお勧めする機会があるのですが、実践するのに躊躇する方が結構多いようです。

それほど敷居が高いものではありませんので、少々ご紹介してみます。

玄米とは稲の一番外側の米の籾殻(もみがら)だけを除去したものです。
玄米からぬかを除き、胚芽を80%以上残したものを胚芽精米といいます。 精白米はぬかと胚芽を完全に取ったものです。味は美味しくなりますが栄養が格段に減ってしまいます。米の栄養価のほとんどは、外皮、ぬか、胚芽にあります。玄米は特にビタミンB1を精白米の4倍以上も含んでいます。食物繊維は5倍、カルシウムは2.5倍、ビタミンB2は2倍と言うことです。
米が白いで「粕(米+白)」と書くように、栄養価的に白米は玄米に比べると良い所を全て捨ててしまった粕(かす)のような物との事。

私は、ほぼ毎日三食玄米を食べて数年になります。

私の体に起きた変化といえば体重が一時減り、その後、増えなくなったことです。

食べ始めた当初は1~2ヶ月の間に5kgほど落ちました。

あとは元々便秘ではありませんでしたが、さらに通じが良くなったことでしょうか。

理想は、毎食後にお通じがあるのが良いそうですよ。

一般的に言われている玄米食の効果は、ビタミン類による代謝促進、皮膚強化、血行促進、ホルモン分泌の調整。フィチン酸による活性酸素抑制。食物繊維による有害物質排出作用、等が挙げられます。

そして具体的には、皮膚炎、口内炎、冷え性に効果があり、老化防止、大腸ガン予防、便秘解消、肥満防止、ガン予防、高脂血症予防、疲労回復、脚気予防などに役立つようです。

これほど良い事だらけの玄米食ですが、弱点は美味しく炊くのに少々コツがいること。

それとフィチン酸に鉄吸収抑制の作用もありますので完全な貧血の方は、摂取量と他の食材との兼ね合いを調整しなければならないことでしょうか。

そこで、炊き方と美味しく食べる方法に関する記事を掲載しているサイトをいくつかご紹介してみます。検索すると似たような情報がいくらでもでてきますよ。

http://www.kenko-joho.jp/seikatsu/genmai/

http://homepage2.nifty.com/ricepiaiguchi/genmaisyoku.htm

http://www.geocities.jp/fbqzus7932/ (粉砕してから炊くという変わった方法を紹介。私は未だ試していません。)

他にも、玄米食に関して何か面白い情報がありましたらお知らせいただけると嬉しいです。