昨日は、鍼灸まつりへの参加と師匠の御墓参りを目的に福岡へ行っていました。
この「鍼灸まつり」という催しは、私の師匠であります馬場白光先生が昭和19年に三体の木像を偶然手に入れたことにより始まりました。
当時、師匠が久留米市在住の仏師さんであります方を治療していた時に三皇様といわれている中国の神様のお話をされたところ
「その神様の木像なら、うちにあります。」と、驚きの返答を受けて
そして三体の木像を譲り受けたとのことです。
三皇様とは
易の神様であります大昊伏義大聖王様
農業と商い、漢方薬の神様であります炎帝神農大聖王様
文武制度と鍼灸の神様であります黄帝軒轅大聖王様
のことでして、主に、この三つの神を東洋医学の神としてお祭りするのが鍼灸まつりなのです。
ある日の晩、師匠が三体の三皇様の像をお祭りする夢を見たことから思い立ち
実際にお祭りを始めた時から三十三年が経ち
現在、福岡市東区の筥崎八幡宮にて毎年開催されて全国より参拝者が集まるようになっております。
今回は三皇様を写真に撮影してまいりました。
写真左:右手に亀の甲羅を持っていますのが易の学問をはじめた伏義様
写真中央:野山を駆け巡り草根木皮を噛んで薬を発見したという神農様