昨年、交通事故で他界した無二の親友の命日でした。
とても一年前とは思えない「あの日」
私の携帯には今でも消去できない伝言メッセージがあります。
彼の従兄弟が病院からかけてきた彼の危篤を知らせるメッセージです。
あの日以来、再生することが出来なかった伝言も今日は再生してみようかという気になりました。
この伝言を聞いてから
車を飛ばして病院に向かったこと
出血が止まらなくても必ず回復すると心の底から信じていたこと
彼の心拍が止まる瞬間
冷静に運転できなかった帰路
帰宅した時にラジオから流れてきた山崎まさよしの曲
一人線香を焚いた眠れなかった晩
「しっかり仕事しろ!」彼の声が聞こえてきそうで気合で治療した翌日
彼の最後の仕事を味わう為に一人で行った京橋のカストール
彼と燃やした「情熱」を棺と共に燃やした告別式・・・
走馬灯のように思い出す、この一年
生と死に対しても様々な意見を聞きました。
その中に生まれ変わりはあると思う私には受け入れられた、このような話がありました。
「若くして死んでいった者は、残された人々に対して悲しみを与える為にこの世に生を受けてきた。」
そして、この使命を背負って生まれてきたものは生まれ変わりの回数がかなり多く霊格が非常に高いとの事
非常に霊格の高い魂は通常のように輪廻転生の1サイクルに80年もの時間を必要としないそうです。
そして早死にすることで、残された者にその悲しみを乗り越えさせるという試練を与え、残された者の霊格を高める布石を打つと言う。
彼もまさにそうだったのであろうと思います。
既にこうなることを知っていたかのように一日一日を大切に生き、何を急いでいるのかと思うほど時間を惜しみ、他人の何倍ものスケジュールをこなしていました。
思い当たる節がいくつも見当たるのである。
彼の使命を胸に、私も死ぬまで生きようと思います。
黙祷