ここから先は、イタリア・スペイン・フランス絵画の展示となる。
色遣いや構図や、何よりも題材が、いかにもイタリアという感じを与える。
神話や宗教がかった絵が多いように思うが、所々王侯貴族の肖像画も混ざっている。
そして、先ほどの北ゲルマンの展示室と違い、ここラテン系の展示室にあるソファの色は淡色である。
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これは、ギリシャかローマ神話に題材をとった作品と思われる。
上に乗っているのは、服装やその勇ましさから、戦いの女神アテナ(ミネルヴァ)だろうか。
わたしはギリシャ神話に一時期凝ったことがあるが、
その中でいちばん好きな神様がアテナなのである。
(追記)実はこの絵は堕天使をやっつける大天使ミカエルなんだそうだ。
自分の無知ぶりを改めて認識する
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この横に長い絵は、シェーンブルン宮殿を描いたものである。
ドイツ人か墺国人の画家の作品かと思っていたら、18世紀のイタリア絵画だった。
上の絵は、庭園側から見たシェーンブルン宮殿、
下の絵は、中庭(というか正面玄関)側から見たシェーンブルン宮殿である。
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この絵は、王室のご子息のどなたかを描いたものである。
まだ幼児とも言える年齢だというのに、このように長い時間ポーズをとるのは大変な苦労だと思うが、
それを表情に出さないのは育ちとしつけの良さである。
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これも、皇后か皇女さまのいずれかであろう、と思いながら良く見たら、
テレジア様の末娘マリア・アントニア(後のフランス王妃マリー・アントワネット)だった。
マリーは贅沢好きなどと描写されることが多いが、
実際は墺国時代に厳しくしつけられ、質素で礼儀正しかったという。
嫁入りした際の持ち物や衣類の質素さに、フランス王室が驚いたという話だ。
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シェーンブルン宮殿を描いた絵の右には、このような女性の肖像画がある。
これは、喪服姿のテレジア様である。
最愛の夫フランツを失った後は、自身が亡くなるまでずっと喪服で通したということだ。
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これは、ヤン・ブリューゲル(ペーテルの次男)の描いた『花』である。
彼は、このような花瓶に活けられた花の絵を何枚も残している。
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色遣いや構図や、何よりも題材が、いかにもイタリアという感じを与える。
神話や宗教がかった絵が多いように思うが、所々王侯貴族の肖像画も混ざっている。
そして、先ほどの北ゲルマンの展示室と違い、ここラテン系の展示室にあるソファの色は淡色である。
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これは、ギリシャかローマ神話に題材をとった作品と思われる。
上に乗っているのは、服装やその勇ましさから、戦いの女神アテナ(ミネルヴァ)だろうか。
わたしはギリシャ神話に一時期凝ったことがあるが、
その中でいちばん好きな神様がアテナなのである。
(追記)実はこの絵は堕天使をやっつける大天使ミカエルなんだそうだ。
自分の無知ぶりを改めて認識する
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この横に長い絵は、シェーンブルン宮殿を描いたものである。
ドイツ人か墺国人の画家の作品かと思っていたら、18世紀のイタリア絵画だった。
上の絵は、庭園側から見たシェーンブルン宮殿、
下の絵は、中庭(というか正面玄関)側から見たシェーンブルン宮殿である。
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この絵は、王室のご子息のどなたかを描いたものである。
まだ幼児とも言える年齢だというのに、このように長い時間ポーズをとるのは大変な苦労だと思うが、
それを表情に出さないのは育ちとしつけの良さである。
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これも、皇后か皇女さまのいずれかであろう、と思いながら良く見たら、
テレジア様の末娘マリア・アントニア(後のフランス王妃マリー・アントワネット)だった。
マリーは贅沢好きなどと描写されることが多いが、
実際は墺国時代に厳しくしつけられ、質素で礼儀正しかったという。
嫁入りした際の持ち物や衣類の質素さに、フランス王室が驚いたという話だ。
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シェーンブルン宮殿を描いた絵の右には、このような女性の肖像画がある。
これは、喪服姿のテレジア様である。
最愛の夫フランツを失った後は、自身が亡くなるまでずっと喪服で通したということだ。
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これは、ヤン・ブリューゲル(ペーテルの次男)の描いた『花』である。
彼は、このような花瓶に活けられた花の絵を何枚も残している。
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