かへる 東の国探訪記

何かと話題のぐんうま県在住の『かへる』の某国中心の旅行記&趣味のフィギュアスケートの話題など

2016年夏の旅(その8)

2016-08-21 21:13:05 | 日記
最高地点まで来たら、あとは下るだけである
窓から外を見ると、山の稜線のほかに国中平野の街並みや海も見える。
車を停めて眺めればいい景色なのだろうが、
急カーブの連続で、しかも勾配がきつい坂道を下っている最中なので、車窓風景を楽しむ余裕などなかった。
あとで妹に聞いたら
「下りの方が怖かった」そうだ
わたしの乗る後部座席からはカーナビの画面が見えるのだが、
水色の背景にヘアピンカーブの連続である
はっきり言っていろは坂よりも怖い

ドンデン高原では酪農をやっていると以前書いた。
頂上付近の草原に牛がいるだろうかと思ったが、姿は見えなかった。
しかし、山を下る途中で牛と遭遇する

↑この牛は肉牛である。
そして、この牛様のいる場所は、道路の上である。
前を走る車が急にスピードを落としたので、何ごとかと思ったら、上記写真のとおりである。
ここの牛様たちは、車が来ても驚きもせず、悠々と歩いている。

10時40分過ぎ、ようやくカーブが緩くなり、人家が見え始めてほっとする。
そして、11時になる少し前に両津の町に入る。
前日通ったときと同様、路上駐車が多いのだが、なぜか安心する。
先ほどまで通った道は、わたしたちと同じ方向に向かう車を他に2台見ただけで、
対向車線には1台も車が通らなかった。

レンタカー屋は、フェリーのターミナル内にある。
ここで妹とは別れる
帰りは国中平野を通っていくそうである(そりゃそうだ)。

2016年夏の旅(その7)

2016-08-19 21:16:32 | 日記
入崎海水浴場から海沿いの道を南下すると、間もなく左に分かれる道がある。
そこがドンデン山(ドンデン高原)に向かう道である。

佐渡島は、もともとは2つの島だったのが、つながって1つの島になったものである。
つながった部分は国中平野といい、相川から両津に向かうにはここを通るのが普通である。
2つの島の名残が大佐渡山脈と小佐渡山脈という2つの山地になっている。
ドンデン山は、大佐渡山脈にある3つの山の総称だそうだ。
標高は900メートルほどで、酪農が行われている(とガイドブックに書いてある)

左に曲がると、車は山裾をゆるやかなカーブを描いて登っていく。
それほど急坂には思えないほど、ゆるやかな道である。
車窓から見る風景は、両親の実家のあるあたり(ぐんうま県の山奥)を思い起こさせる。
「あっ・・・蛇!」
妹が叫んだので見ると、道の真ん中に蛇がいる
轢かないように慎重に避けて先へと進む。

ここまでは、妹もわたしも風景を楽しむ余裕があった。
わたしたちは佐渡の山をなめていたのである。

すぐに、道はカーブの連続となる
しかも、道幅が車一台分しかなく、坂もきつくなってくる
何度目かのカーブで、道ばたにある標識を見たら、
『104』という数字が見えた。
もしやと思い、次の標識を注意してみると
次は『103』だった。
そう、この数字は両津方面から数えたカーブの数なのである
(あと100もカーブが続くのか…

妹は、あまりにも真剣な顔をしてハンドルと格闘しているので、あとカーブが100はあることは伝えられなかった。
ナビを見ると、建物など人工的建造物のない中に、ぐねぐねと曲がりくねった道だけが表示されている。
後部座席はかなり揺れる。
まるで、ジェットコースターに乗っている気分である。
車窓から見えるのは山肌、ときどき青空で、とても怖い

10分あまり後、芝生の美しい地点へと出る。
ドンデン高原である。
展望台のような施設には、何人か人がいる。
おそらくハイキング中の観光客だろうと思われる。



2016年夏の旅(その6)

2016-08-17 22:20:56 | 日記
7月31日、佐渡は朝から快晴
痛いくらいの日差しである。
朝食(和食中心のバイキング)を、普段以上に食べるのも、我が家の旅行中の通常運転である

この日は、わたし以外の5人が海水浴に行くことになっている
わたしは肌がデリケート()で、海水浴など日焼けを伴う活動はできない。
そこで、わたしはレンタカーで島内の観光をすることにする
わたしたちが乗ってきたのは妹のワゴン車だが、この車はわたしが運転するには大きすぎる。
そもそもわたしはゴールド免許を持っている割には運転が下手くそで、
妹も母も自分の車をわたしには運転させてくれない
(わたしも自分が普段運転している車よりも小さな車じゃないと乗れない)

ホテルのフロントで島内の海水浴場を記した地図をもらう。
前日行った達者海水浴場よりも北にある入崎海水浴場に向かうことにする。
9時半ごろ、車に乗り込んで出発。
相川の町に出て、そこから海岸線を北上していく。
途中、『密漁禁止』という立て看板をいくつも見かける。
そういった看板があるあたりは、砂浜ではなく岩場だったりテトラポッドがあったりする。
釣りにはいいかもしれないが、泳ぐには不向きな場所に見える。

30分弱走って、目的地に到着。
ここから妹が両津港まで送ってくれることになっている。
(両津港にはレンタカー屋がある)
先ほど通った道を戻り、相川から島の真ん中の平野部を通っていくルートが一般的だろうが、
ちょっと遠回りな気がする。
ホテルでもらった地図や、前日買ったガイドブックを見ると、
ドンデン山を越えていくルートの方が近そうである。
レンタカーを借りる時間は午前11時からとなっているので、
なるべく早く着くルートを行くことにする。

姉妹揃ってこの判断を後悔する羽目になるとは、この時点では気づく余地もなかった

2016年夏の旅(その5)

2016-08-11 22:15:39 | 日記
さて、夕食である
会場は、大宴会場の隣の小宴会場くらいの部屋である。
畳敷きだが、テーブルと椅子がセットしてある。

テーブルの上を見たとき、頭の中に
「がちょーん」
という声が響く
そこには、ズワイガニが丸ごと一杯鎮座していたのだ
一人一杯という豪華な食事であるが、わたしは海老や蟹にアレルギーがある。
海老は火が通っているものは食べられるが、
蟹はボイルしてあっても生でも食べられない。
もともと甲殻類は大好きだったのだが、
3年前の年末に、ボイル蟹を食べたら、口の中や喉が少しかゆくなり、唇が腫れた。
その後、刺身に入っている甘海老を食べたら、同じ症状が出た。
たぶん体質が変わって、以前大丈夫だったものに反応するようになったのだろうが、
そもそも海老や蟹が好きだったので、食べられないのは悲しい
ちなみに、蟹全般が駄目というわけではなく、
カニかまぼこやカニクリームコロッケは大丈夫である

蟹や甘海老を母にあげたら、ハマチなどの刺身をもらった。
母や妹は、マグロの赤身とイカと鮑以外の刺身が苦手なのである。
おかずは刺身の他、焼き魚、魚の煮付け、魚の天ぷらなどなど魚づくしである
やはり海が近いところの魚料理は美味い
ご飯は、鯛の釜飯である。
最初はそのまま食べて、次に出し汁を注いでお茶漬けにして食べる。

実は、7月半ばから糖質制限ダイエットをしている
明らかに食べ過ぎている自覚があるため、
昼食のご飯はおにぎり1個にして、夕食には炭水化物をいっさい摂らないという食事にしている。
(今も進行中である)
そのため、この旅行中も夕食のご飯は食べないつもりでいたのだが、
釜で炊いている様子が美味しそうで、
気がついたらお茶碗にご飯をよそっていたのである

結局、出された食事はほとんど完食してしまった
旅行から帰ってからダイエットを再開すればいいや
と考えることにする。

2016年夏の旅(その4)

2016-08-07 22:11:47 | 日記
畳の上に転がって涼んでいるうちに眠くなってくる。
そう言えば、この日は朝2時半に起きたのだった。
新潟港までの間、少しうとうとしただけで、
フェリーの中では睡眠をとっていなかった

5時半ごろ、家族がホテルに到着する。
部屋は、わたしを含む女性用と甥や知人(2名)の男性用の二部屋とった。
夕食は7時の予定なので、まだ時間の余裕がある。
そこで、大浴場に行くことにした。

脱衣所は結構混んでいる。
とりあえず着替え場所を確保し、大風呂に入るとこちらは空いている。
たぶん、6時に夕食を摂る人や、日帰り風呂に入った人などで脱衣所がいっぱいだったのだろうと推測する。

露天風呂は、海の見える方向にある
そろそろ日没の時間になるはずと思って海の方向を見るが、
女湯からは見えにくい。
(男湯の方が、日没が見える位置にあるようだ)

部屋に戻ると、ちょうど日が沈む時間になるところだった。
窓から海を眺めると、水平線あたりに雲がかかっていて太陽が隠れてしまった
悔しいので、日没であろう頃の海を撮る