破戒僧 黒蓮 人情釣り道楽

日々の出来事や 仏教説話 釣りの記事を書きなぐっております
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ゲッ!明日は行けなくなるかもぉ(^^;)

2023年09月01日 18時12分37秒 | 近況

先日、ワンコの手術が終わったばかりで未だに身体の調子が真面じゃ無いから家に居てくれってカァチャンが言った。
う~ん、まぁ仕方が無いかぁ 未だ以前みたいには食欲も戻ってないしなぁ(--;)動きも無いしぃ
一週間ほど延ばさなきゃならないかなぁ 残念だなぁ(T0T) とは言え実のところこの暑さに耐えれるかどうか自信も無いのである^^
まぁ台風の影響で少しばかり風が強くなるとは思うのだけどねぇ 風の向きによっては釣辛いしなぁ やっぱり諦めようっと

さて今日は、海難事故のことを少しだけ書いてみたい
30年ほど前の話だが現在の鹿児島県串木野市の港から渡船が出発しようと客が来るのを待っていた船長だったが
其の間に天気予報やら天気図を見ていて苦渋の決断をされた 「やっぱり今日は船を出すと危ないと思うから中止に」
そういう判断だった・・集まって来た客は潔く諦める人も居たけど中にはブーブーと文句を言う人も 渋々諦める人も居て
総勢27名が途方に暮れてどうしようか途中の何処か地磯にでも行って釣るかなぁ なんてささやき合ってる時だった
私達の乗る予定の船の名前は「海交3号」という近海許可船の鹿児の島渡船籍では一番大きな船だったのだが
そのすぐ近くでこれを見ていた他の渡船の船長が「これはイタダキだぁ」と思って、「俺の船なら出してもよかぞぉ」って
港でどうしようかと思案しているアングラー達に声を掛けたら殆どの人達が「じゃぁお願いしますという」事になり
船に乗り込んでいたのだが この船は定員が19人程度で全部の人は乗せて出港は出来ないんだけど
無理して20人以上乗せていた 中には「俺は行かない あの大きな有名な実績の有る船が中止したんだから
絶対に行かない方が良い」そう言って帰っていった者もいたし 小学生の息子を連れていた父親が船の上でどうしようかと
思案しているところに偶然他の船も中止になり彷徨っていた釣り人が現れて「あんた、行かないんだろ俺が行くから降りろよ」
そう言って乱暴にも父親と息子を退けたのでした。私はそれを見ていて「呆れた釣り人だなぁ」と思ったことを記憶している
しかし、後にこの人こそこの親子にとってまさしく「神様」になるのだった
賢明な数人の釣り人は助かったのだが・・この船、確か名前は「海王丸」じゃなかったかなぁ ごめんなさい ハッキリとは
思い出せなくて・・はじめに「海」がついていたことは覚えているんだけどねぇ(最近ボケたかな^^;)
さぁそして午後11時頃だったかなぁ 船は「甑島」(こしきじま)へ向けて出港した。風の音はヒューヒューと冷たく聞こえてた
私も独りでこんな港に突っ立っていても仕方無いから明日まで宿に泊まって明日何処かへ行けたら行ってみようと考えて
取り敢えず港の近くの和食の料理屋でイッパイ引っ掛けていた 2時間近く長居してしまったけどぉ・・
帰る時に港に停めてた車を点検しに港に戻った時に何やら港が非常に騒がしいのであった
なんだぁ 喧嘩でもおっぱじまってるのか? この寒いのに馬鹿はいるもんだなぁと思いながら眺めに行ったら
どうやら全く違うらしい 何処かの初老のオバサンが港の際で跪いて御声で泣き叫んでいたのだ
回りの地元の人に聞いてみると先程出港していった「海〇丸」の船長の奥さんだそうで・・
なんと出港してすぐに港からさほど離れていないところで大波を受けて転覆したんだと・・・
私は、「うわーっ!やっぱり俺は行かんでよかったばい 助かったバイ」そう思わず口に出して叫んでいた。
しかしまた、港の堤防を出てすぐに海の状況が分っただろうに引き返さなかったのだろかねぇ
やはり帰ろうとしていた釣り人達を引き留めて乗せたからには引き返せなかったんだろネェ(--;)
それにしても出港して間もなくとはあまりにもひでぇなぁと思った。
そして、「ハッ!」と思ったあの時の乱暴な釣り客は仏様の命を受け遣わされた善神の姿では無かったのかと
あのまま迷っていて船に乗ったままでいたら死んでいるところだったのを何かの縁で助けられたのでは無いかと・・

残された船長の奥さんは1人で後の処理も出来ずに居ると聞いていたのだけど・・・
あれからどうなったのだろう? 確か船は多額の保険を掛けていたのだが定員オーバーの分は出ないと聞いたけど
それにしても真夜中と言う事も有ったし全員が死亡ということになってしまったけど・・
死体は、殆ど見つからなかったんじゃないのかなぁ そんな話を聞いた記憶がります
死体が上がらないと保険金も支払われるまでに時間が掛かるよねぇ 色んな手続きとやらでぇ(--;)

私は此の時に自分に言い聞かせた。絶対に自分で判断することって・・船長の判断でもあまりにも危険だと感じたら
潔くキャンセルするって事を強く感じました 其の後三十年くらいの間に二度ほど自分だけ港から引き返したことがあります
何も起らなかったけどそれで良かったのだと今でも自信を持って言えますなぁ^^

と言うところで今夜はこの辺で失礼致します 明日は楽しい土曜日をお楽しみ下さいませ^0^
おやすみなさ~い^^/zz

我が家では今年は可成り暑いので買って来たお刺身も氷の上にサランラップをだら~んと被せて
其の上に刺身を並べて冷やしながら食べております やはり刺身は冷たい方が美味しいのよねぇ♪
皆様 お試しあれぇ^^