こだわりおやじの独り言

東洋医学とオステオパシーが通じる事柄は、貴方の健康への道しるべです
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首が回らず日常に支障が

2023年06月08日 | 診療日記

先日、首が回り難く近日中に職場復帰するにも不安があり、日常生活でも不便さを感じていて、マッサージに通ったが治らないので知人の紹介で来院がありました。

立位検査の結果中枢神経系の問題を抱えているようで、仰臥位で脊椎牽引検査では頸椎1番から牽引不能があるので、頸椎に後頭骨が乗っている後頭環椎関節の問題として関節可動を改善してから牽引をする。   すると頸椎2番から7番までの回旋の可動域に問題があり、なおかつ胸椎1番から3番までも回旋に問題を抱えているようでした。

まずは、脳の末梢神経の出口がある頭蓋底の神経反射を改善しから頸椎の回旋障害を取り除くと総ての頸椎の回旋は正常に動くようになりました。  次に左の脊柱起立筋が以上に膨隆しているので、問診をすると二人の子供が交互に「抱っこ」をせがんで来て主に左手で抱いているとの事でした。  脊柱の左右には仙骨から後頭骨上下項線や乳様突起まで伸びている脊柱起立筋(腸肋筋、最長筋、棘筋)が脊柱の伸展や回旋を作用を担っていて長期間の収縮では各筋肉の負担が大きくなってしまい各筋肉の作用自体を妨げている事がうかがえますので、筋の筋溝を広がる操作を行い、背中の張りと首の回旋は改善してその日の施術は終了。

三日後に背中の首の付け根の痛みと下に向く事が困難と訴えるので、胸椎の回旋障害を取り除いてから脊椎の新陳代謝を促すと痛みも首の屈曲も改善されたので、2回の施術で終了し、今後の改善策として左右交互に「抱っこ」をするように伝えました。