2・3週間に一度程度に健康維持で鍼治療にいらっしゃる方が「今日は首が痛く、左腕も上げられなくなった」と訴えました。
その方は腰が90度くらい曲がり、側湾症と診断されている方で、いつもは側臥位で鍼治療をしていますが、頸椎を検査するには背臥位になって頂かなければならず、クッションを多用してゆっくりと仰向けになることが出来ました。
頸椎の検査を行うと、1番から7番まで総てが左回旋制限があり、また胸椎の1番と2番が癒着したように膨隆していています。 これが原因で左腕の神経障害が起こっていると考えられます。
頸椎の1番から7番までをゆっくりと回旋制限を解除した後に、座位になって頂き胸椎の回旋制限の解除を行うと左右へと首が回る様になり、腕も上がる様になりました。
高齢者で側湾症の方でも症状が出ている場合には脊椎回旋施術を行えば制限解除処置ができ、症状の緩和がされる事の実証ができました。
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